2010年7月3日土曜日

私的ドイツ代表の楽しみ方 part5: FW

現在のドイツ代表の1トップはクローゼ。
カカウがかなり違ったタイプである以外、
ゴメスもキースリングもセンターフォワード型と
言っていいプレーヤーである。
 
レーブはクローゼに対する信頼が厚いので
スタメン当確として、
クローゼの特徴というと、これが中々難しい。
02年日韓の時は全ゴールがヘディングだったので、
高いというイメージが先行しているかもしれないが、
ゴメスやキースリングの方が上背はある。
足元の技術やスピードもあるし、
それなりにドリブルも出来たりするのだが、
特徴というほどでもないような気がする。
テクニックならキースリングの方がありそうで、
FWとしての全体的な能力、特にパワーに関しては
ゴメスの方が上だろう。
ただ、ゴメスもキースリングも代表ではイマイチフィットしていない。
キースリングに関してはそもそも出場機会が少ないのもある。
フィットしない→使われない→フィットしない、の流れに
なっているように思う。
他方クローゼは使われる→フィットする→使われる、
の流れであろう。
どの力も平均的、というと正確ではないな、
バランスよく持っていて、安定しているので
クローゼを起用といったところかな。
 
クローゼがレッドカード貰って出場停止になっていた時、
代わりにスタメンだったのがカカウ。
彼は上の3人とは違ったいわゆる「飛び込み型」フォワード。
速くて、ドリブルも出来て、動いて稼ぐタイプで、
それゆえの守備的貢献も+αで付いてくる。
ただ1トップ・センターフォワードを務めるには
いささか心もとない気がするので、
出るとしたら、MFを一枚削って
彼を入れて2トップにするとか、
そういう場面でかな、と。
 
こんな風に局面局面に合わせて試合運び出来る様、
色々なタイプのFWを揃えたといった人選。
これも自分はレーブらしいところだと思う。

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