2011年1月30日日曜日

その他の事ども

今年の冬は寒かった。
が、その一方で良く日も出ていた。
いつもならこんなに日が出ることはない上、
曇りにしたって雲りではなく、
まさに「曇天模様」の名にふさわしい空が
何ヶ月も続くのがドイツの冬。
今年はそれとは違って、
曇っていても空はなお明るかった。
こんな風に感じていたのは自分だけかと思っていたら、
この前天気予報の人が同じことを言っていたので、
今年はやはりよく晴れた冬だったらしい。
季節鬱がどうとかって話もちっとも聞かなかったし。
 
木曜に歯医者に行ってきたら、
明日明後日の月、火にまた来るよう言われた。
10ヶ月前同様、以前(5~6年前)治療した所の
再治療だそうで。
 
金曜に新聞を買ったら、
またSバーンが払い戻すとかって話を見た。
(まだきちんと読んだわけではない。)
前に自宅周辺のUバーンが工事、と
ここで書いていた頃、
ベルリン市全体ではSバーンの運行不順に
市民が怒りの声を上げていた。
それで交通に支障を来たした責任で
去年同様、一月分の料金が返ってくる。
自分も該当するだろうから、
近く大学から小切手が送られてくるんじゃないかな。
 
今日は店舗営業可の日曜なので、
13時から18時まで開いているスーパーがそこかしこ。
行ってこよう。

気の早い人々

今週から(?自分が気づいたのが、で)
各スーパーでもう復活祭用の商品を並べていた。
 
今年の復活祭は4月の24、25。
気が早いよ。まだ三ヶ月も先だよ。
それだけあるなら、ということで、
何かちょくちょく買ったら上げることにしよう。
復活祭関連商品のキーワードは
確かこれも前に書いたと思うけど、「卵」と「うさぎ」。
 
卵はこの時期、それ用に色塗りされたものが
出回っているが、ダイオキシン騒動があったので
今回は(今回も)お菓子の方で↑。
大きさが分かるように定規を隣に置いてみた。 
値段はものによってマチマチだけど、
↑のやつは1つ60~70セント。
グラム単位で比較すると丁度板チョコと同等の値段。
種類は色々あって、
マルチパン入りのもの、アーモンドクリーム入りのもの、
x-ベリー系、y-リキュール系のクリームが入ったもの、
等々。
1個で砂糖が60から70gも入っている
(成人男性が1日に必要とする量は90g)ので
ちょっと気を付けつつ食べる。

2011年1月29日土曜日

ああ、今度それ

普段結構、今度のタイトル名候補が思いつくのに、
わざわざ書き留めたりしないので忘れ、
いざパソコンに向かうと何も浮かんでこず、
じゃあ、また後にしようとか
言っている内に更新期間が開きがちになる、
と、そんなこんなで一週間のまとめ。
 
火曜、サッカーのアジアカップ、
中継が組まれていて、それを見た。
当初はオーストラリアの方の試合の予定だったのだが、
直前に変わったのかもしれない。
テレビ番組雑誌の方で、
日韓戦の方の時間に中継枠が取ってあるのを
見たので、放送してくれたらいいな、
くらいの気持ちでチャンネルを合わせていたら、
ビンゴ、と。そんな感じ。
 
試合も「非常に面白い試合」として
見ることのできる内容で、良かった。
ちょっとした当たりに不平を言わなくなるまで
10年かかったんだっけ?
じゃあ手を使うくらいなら足を削ることとか、
ボールでなく相手の選手に対し体を張ることとかは
今後10年の課題になるのかな、と。
実は今回はこの試合を最後に、
今日明日の3決や決勝の中継は放送予定なしなので、
結果を心待ちにしておこう。
 
でもって、香川怪我か。
こっちでもニュースになった。
自分が見たのは夕方の普通の
半ニュース・半情報番組みたいなプログラムで。
今日続報で知ったら(ヤフードイツ)、今期絶望か‥。
これは残念。
でもまあ、香川本人にとっては、
仮に今シーズン残りの試合に出れなかったとしても、
評価に影響はないと思う。
彼の前半の活躍は監督やチームに
それくらいの信頼を与えたと思う。
ファンやメディアさえ、名前を忘れることはないだろう。
契約更改がいつか知らんが、
年俸のアップは今のところ間違いないはず。
むしろ痛手を食ったのはチームかな。
ドルトムントは今ぶっちぎりで首位を走っているとはいえ、
強いチームは大体尻上がりに仕上げてくる。
このまま独走状態でゴール、というならいいが、
今後優勝争いをする展開になってくると、
優勝への貢献度という点で
どうしても印象やや薄になるからなあ。
優勝前提で話しているけど、
言っちゃ悪いが、ドルトムントが来年も同じような
強さを発揮できる可能性は、それほど高くない、かと、
ブンデスリーガの全チームに関し、
一般的に言えることとして。
 
もう一つ、ブンデス一般について言えることとして、
後半戦というのは各チームの分析班の仕事の成果が
如実に出てくるor実践される舞台。
前半戦で旋風を起こしたチームや、
それまで無名でありながら大活躍した選手に対し、
何というか、ブンデスの洗礼が浴びせられるのがそこ。
それを乗り越えて本当の評価も決まる。
日本人選手の場合だと、それを越えることができて、
やっと欧州サッカーの選手になる、といったところか。
なので、今回のアジアカップが始まる前までは、
自分ははっきり言ってこっちに集中しとけと思っていた。
ザッケローニが自分が想像していたより
ずっといいサッカーをしてくれたおかけで、
今はまあ仕方ないな、と思うようになったけれど。
 
おまけ。
ブンデス2部でヘルタ・ベルリンが
今週再び首位に返り咲いた。
まだだいぶ日程があったり、
2部は今季上位が結構混戦だったりで、
相当早いが、でも、このままなら
おそらく、本当におそらく、
来季1部に復帰できそう、‥な気がする。
ここまでの感じからして。
 
あ、なんかサッカーの話しかしてねーや、
とか思いつつ、それ以外は近く。
まあそれ以外の話も別に何もないけれど。

2011年1月23日日曜日

あれか?掃除週間とかいうやつか?

最近のベルリンは
最低気温マイナス5度にいかないくらい、
最高気温5度にいかないくらい、
大体は0度を基準にプラスマイナス2~3度を行き来する、
要は普段の状態になっている。
昨日ちょっと雪が降ったけれど、
本当に薄っすらとだけで、
交通や往来に特に支障を来たす事はない程度。
すぐに溶けて、日陰に少々残った程度。
 
先週前半はかなり気合を入れて掃除をしたせいか、
そうなると、今度は掃除をしなかった部分が気になり出し、
ちょくちょくとだけど、何やかんやで
結局昨日土曜まで掃除を続けていた。
日々ゴミ袋×xをコンテナへ運んでいた。
写真に撮ると写ってはいけないものまで
収まってしまうので、今回は絵を描いた。
 
その1。
このベットと壁の間に5年分くらいの埃が。
ベットの下にシーズン外の服や
当面使わないタオル系、シーツ系、
要は布で出来たものを、
袋の中に入れて突っ込んであるということもあって、
中々ベットを動かす気が起きなかったし、
空気がそこを動くこともないので、
そこから埃が舞うこともない、
とか考えて、手を付けて来なかった部分。
キッチンペーパーを雑巾代わりにして埃を取ったら、
キッチンペーパーの体積より多くの埃が取れた。
そんなことを3回くらいやったかな。
 
その2。
さすがにもうだいぶ長いこといるということで、
本棚に入りきらないくらいの本がある。
取り出すのに不便な時もたまにあるとはいえ、
本棚の中を2重に(奥と手前と)使っているが、
それでもやはりスペースは足りない。
本棚以外の色々な所に本が積み上がっている。
ぶっちゃけて言えば積み上げられそうな所が
あり次第、そこに。
震度1でも大崩壊を起こすレベルだが、
震度1レベルの地震さえ起きないので大丈夫。
でも見た目的にもちょっとどうにかしよう、
とは前々から思っていたところ。
その内でもっとも危険だったのが、
例えば↑のダンボール箱。
中は様々な紙類が行き着く先となっている。
丸で囲った四隅の頑丈さを利用して、
この上に本を重ねていた。
こうした積み上げの難点はというと、
容易に察しがつくと思うが、
下の方の本を取り出すのに、
上の本を一々どこかへどけねばならないこと。
今回色々片付けてスペースを作り、
やっとそれなりのところに移した。
 
部屋が色々とすっきりした、
‥ような、よく見ればそうでもないような、
ともあれ前より随分良くなったはずである。
でもまだ人を家に呼べないレベルかな(笑。

2011年1月21日金曜日

嵐の後のような掃除後

昨日水曜に、前に言っていたヒーターの
目盛り読みの業者の人が来た。
原則的には下の階から順に回っていき、
自分のところは7番目にくるはずになっている。
一軒辺り5分くらいで終わるので、
自分の所には開始30分くらいでくるはずである。
もうとにかく「はず」である。
 
やはりドイツ人は(それともベルリン人だけ?)、
こういう「待ち時間」のストレスを極端に嫌う。
それで自分の所になるべく早く来てもらうよう、
階下で待ち伏せして、
まず自分の部屋に来させる、
ということをする人がいる。
それでも例年1人くらいなので、
それくらいだったら、やむにやまれぬ事情を
抱えていることも考えられるのだが、
今年は、業者の人が自分が分かる範囲で
2回も自分の上の階から降りてきていたので、
これはもう‥わがままだろう。
自分の所に業者の人が来たのは
開始から1時間を過ぎた頃だった。
 
読み取りの円滑な進行には通路の確保が不可欠、
ということで、事前に部屋の荷物を
↓のように部屋の角に寄せていた、の図。

2011年1月18日火曜日

それはそれで中々

というわけで中継されたアジアカップ、見た。
いや、想像していたよりずっと良かった。
前を向いてプレーしよう、
前にボールを繋ごうという姿勢が出ていた。
試合が早くに決まってしまって途中ダレたけれど、
それは今回のような試合展開ではよくあること。
ここはサッカーブログではないので
詳しくは書かないけれど、
日本にもサウジにも関係ない人が見ても、
それなりに楽しめる内容だったんでは、と思う。
これをW杯でもやっていれば‥(苦笑。
 
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明日くらいまでかな、U9が(部分的に)ストップしていて、
まあ、自由大の方に行く予定はないので
大して困ることはない、と思っていたら、
こんなタイミングで家の電球が切れてしまい、
自分はそれをU9を使って自宅から2駅先のところで
買っているため、支障が出た。
こういうときは止まっている区間に
代替バスが出るのだが、
地下鉄とバスではどうやったって輸送量に差が出る。
ベルリンでは混雑したバスでは
スリに気をつけなければならないし、
電球は割れ物なのでバスの急停止急発進にも
気をつけなければならない。
これはこれで中々大変だった。
 
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最近ちょいちょいと色々なところで得をする。
ちょと前から自宅最寄のスーパーに
新しいレジ打ちの人が入ったのだが、
その人は掛け算が(多分あまり)出来ない。
1.14ユーロを1ユーロと2セント×7枚で払ったら、
10セント返ってきた。うーん?
もう何度か他の人相手でも
そんなことしているのを見ている。
 
別のスーパーでの話。
ベーコンが半額になっていた。
半額だったので二つ買おうとレジに持っていった。
二つ重ねて置いた。
二つ一組扱いでレジを通った。
半額がさらに半額になった。
 
さらにさらに別のスーパーにて。
その週、豚肉が3割引だった。
3割引のシールが貼られてあって、
レジでさらに3割引きになった。
約半額。

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明日はヒーター及び水道・温水の
業者立ち入り使用量チェックの日。
というわけで日曜から大掃除開始。
普段から掃除している人がさらに掃除するから
大掃除っていうのなら、自分の場合は掃除か。
最後に掃除機をかけたのはいつのことやら。
去年の春先にかけたって書いたっけ?
書いていないなら1年ぶりの可能性も出てくるなあ。
滅多にしないので、掃除をしたら
ここのブログに書いたはずである。
ともあれ、掃除機を使う前に、
まず掃除機を掃除しなければならないという。
あ、これは前に書いた記憶がある。
 
一応書いておくと、バス、トイレ、台所といった
目に付くところはさずがにそれなりに掃除はしている。
ただ部屋の床とかはもう床なのか地面なのか
感覚が曖昧なものになっているので、
イマイチ掃除する気が起きないというか何というか。
これも前に書いたような気がするけど。
 

2011年1月17日月曜日

月曜14時、何を見せてくれるか

この週末から、具体的には金曜から、
ブンデスリーガの後半戦が始まった。
 
金曜の後半開幕戦は
ドルトムントとレヴァークーゼンの試合。
香川のチーム。
でも香川は今アジアカップへ出張中。
 
さて、その香川は
ブンデスリーガ前半戦における
かなり話題を集めた事項の一つだった。
日本でどれだけ取り上げられたか知らないけれど、
多分日本に伝わっている以上に
こっちドイツでは騒がれていたし、いると思う。
ドルトムントが首位独走ということもあって、
テレビ欄や新聞に写真がよく出てくるが、
そこに香川が出ている。
場合によってはブンデスリーガの
顔みたいにさえなっている。
昨日のハイライト番組でもドルトムントの試合と
同じくらいの時間をかけて
アジアカップでの今の香川の様子が
追いかけられていた。
一人の選手、
それもブンデスから外に出ている選手、
ドイツ代表でもなんでもない選手に
これだけ時間が割かれ、
いわば特集が組まれるのだから相当なもの。 
 
その番組の中でこの間のシリア戦の
ハイライトも流れていたが、
アジアカップが大してドイツの注目を集めないのに
そのハイライトが流れるというのも、
香川なくしては考えられなかったところだろう。
ちなみにその放送局はARDといって、
ドイツ版のNHK的ポジションの局。 
 
さて、そこの局とは変わって、
Eurosport(ドイツでは「オイロシュポルト」と読む)局が
今回のアジアカップの放映権を持っていて、
いかにも空き時間の埋めに適宜短縮したバージョン
(45~60分の長編ハイライトみたいなやつ)、
あるいは稀に録画を流してくれている。
ここは第1、第2と一応2つチャンネルを持っており、
第2の方では生中継してくれたり、
大抵の試合の録画が見られるようだが、
第2は地上波では入らない。
そしてサテライトを使って第2が入る環境を
持っている人は多分そのチャンネルは見ない。
他の何か別な番組に時間を使うだろうから。
ちなみにアフリカ杯は第1の方で全試合生中継が
組まれることを考えれば、アジア杯の欧州における
扱われ方も何となく分かってもらえるだろう。
 
そんな中、やっと第1の方でアジア杯の生中継が
組まれ、それが明日月曜の14時、しかも日本戦である。
これは、何というか、ちょっとした
賭けみたいな気持ちにさせられる。
というのも06年以来というもの、
サッカー日本代表の評価は大会、年代問わず、
試合の様子が流れるたびにもれなく落ちてきた。
それを一番最初に持ってきたか、という感じである。
この前のW杯のアジア最終予選のとき
とうとう見切り付けられたかと思ったものだが、
これも多少なりと香川効果なのか、
まだ放送に値すると思ってくれている。
Eurosportという局名から容易に想像できると思うが、
ドイツだけでなく、ヨーロッパ主要各国で
同じプログラムが組まれている。
平日の真昼間なのでどれだけの人が見るか分からないが、
ともあれそろそろ、見ているのは何も
日本だけではないってことを心の片隅に置いた
プレーというか試合内容というか、
を見せてもらいたいものだ、と期待しておこう。
 

2011年1月15日土曜日

続・報

というわけで、学籍登録延長へ向け動き出した自分。
とはいえこれ自体は半年に一度の恒例行事なので、
何ら大した事も変わった事もないのだが。
 
今学期の学籍登録延長期限は2月18日。
この日までに事務手数料の振込みと、
延長許可の手紙を事務局に提出しなければならない。
そして延長許可を貰うためには、
別の試験担当事務局へ
主査教授の所見を提出しなければならない。
 
教授からの一筆は12月に既に書いてもらっていた。
それを試験担当局へ出すのを1月待ったのは、
その間に5人目の論文審査委員が
決まりそうだったから。
で、それが決まったので、早速試験担当局へ。
教授の所見の他に、延長を申請する旨
(現状及び延長とその期間の理由)を
きちんとした書式で書いて提出しなければならない。
そのため、状況に少しでも前進があった方が
‥まあ、あまり関係なさそうだけど。
今後はというと、2週間くらいで
学部長から延長許可の手紙が来て、
それを学部の事務局へ出し、
事務手数料(+ゼメスターチケット料)を払うだけ。
 
ともあれ、試験局へ行った、その話。
ここは開いている時間にかなり制限があって、
週に3日、それぞれ2時間しか開いていない
(休暇期間中はさらに週2日にまで減る)。
そんなわけで、学期末になればなるほど混雑し、
待ち時間が飛躍的に延びる。
さすがに今の時期ではまだそれほど、
というか、全く混んでいなかった。
業務開始15分前で1番乗りだったくらい。
 
さて、これまで通り普通に書類を出したら、
向こうの人が急に色々なことをまくし立て始めた。
論文の形式的なことに関しての注意事項。
タイトルにあれとこれとそれを‥云々。
早口で最初何を言っているのか全然分からなかったが、
分かってしまえば、既に知っていることだったので、
適当に相槌を打っていたら、
最後に「経歴」と言ってきた。
 
これはドイツで進学や就職するときに当たり前の
ことなのだが、いわゆる「学歴」ではなく「経歴」
(「Lebenslauf=レーベンスラウフ」と言って、
Lebenはここでは差し詰め「人生」なので、
「人生暦」というべき(?))、そんなものを提出する。
これはどこでいつ生まれたか、から始まる。
書く内容について特に決まりはない。
アピールが必要なら、したいことを書けばいい。
ドイツでは個々の学科毎(だけ)でなく、
学業成績全体での評価というものが出るようで
(この辺のシステムはよくは知らないけれど)、
その成績が良かった人はそれを書いていたりする。
普通は学歴、職歴、
海外居住経験があればそういったこと、
等々を書く。
それを論文の最後に加えることが
義務付けられていることを知った。
 
これまで見てきた提出された博士論文では、
そうした「経歴」を載せているものもあれば
載せていないものもあったので、
必要ないだろ、くらいにしか思っていなかったが、
どうも載せていなかったものは
他大学に提出したものがどういう経過を辿ってか、
自分の大学の図書館に紛れ込んだものだったようで、
自由大では義務なのだそうだ。
 
というわけで、慌てて論文を印刷に出さなくて
命拾いした、という話。
まあ、こういった形式的な部分は
意外と何とかなったりするような気もするが、
変なところで差し戻し受けたりしないようにするには
気をつけなければならない。
 
さて、だが、‥と。
そうなると、何か他にそういう「形式的条件」めいた
ものがありはしないか不安になってくるというもの。
というわけで、博士課程規約をもう一度読むべく、
規約を試験局の人から貰うのであった。

雪解け

今週は結構気温が上がってくれて、
10度とか予報で出ていた日も。
もちろんプラス。
そのおかげもあって雪もだいぶ溶け、
道には撒かれた砂の残りが。
自分が住んでいるところの近辺はかなり対応が早く、
早速清掃局員の人たちがスコップで取り除けていた。
今年は雪が多かったし、砂の量も多かった。
普段は普通の石タイルの歩道が
↑のように砂利道模様を呈する様になったくらい。
歩道と車道の間に砂場が出来ていたくらい。
全部過去形で話しているが、まだ1月。
このまま春になってくれればいいのに、と。

2011年1月14日金曜日

戦争の弾跡

さっきの記事の工事中簡易トンネルを抜けた先、
ペルガモンの側面柱廊。
 
真ん中の部分の色が違うことが分かってもらえるだろうか。
ここだけ新しいわけである。
 
こうした古い方の柱をよく見てみれば、
そこここに無数の穴があって、
それらは第二次大戦中の市街戦で
砲弾を浴びた跡。
ペルガモン宮殿の正面の方の壁(柱)に
だって、よく見ればそうした跡がまだ残っている。
 
修復が必要な箇所は修復され、
早急に修復が必要でない箇所でも、
こうした柱の傷から劣化が進めば
いつかは修復されることになるだろう。
そして弾痕までを復元するなんてことは
もちろんあろうはずもなく、
修復された箇所からこうした痕跡は消えていく。
だからある時点で記録を残しておくことは
歴史的にそれなりの意味がある。

ペルガモン博物館、修復結構完了

入り口の所の修復が済んで
今は(っていってももう結構経つような気もするが)
ご覧の通り。
 
現在はその脇を工事中。
 
工事中には付き物のトンネル。
前に夜通った時にネズミが横切った。
その時はマイナス7度。
雪も積もっていた時で、
エサなんてないだろになあ、と思ったものだった。
 
一応こんな写真も。
ここに来たら誰しも撮るであろう写真なので、
建物に関しては特筆することはないのだが、
ここだけ緑で別世界。
高い木の方、これがベルリンの冬である。
下の低い木の方、本物の木なのかさえ
怪しくなるほど真冬に緑っぷりを発揮しており、
何となく違和感があった。
 
そしてフンボルト大神学科4階からの写真。
冬バージョン。
一枚上の写真をどこで撮っていたかが分かるように。
左の柱廊が角になっているところからだった、と。

2011年1月13日木曜日

ドイツ歴史博物館


ウンター・デン・リンデンから少々ペルガモン宮殿側へ
入ったところにあるドイツ歴史博物館。
このトランスパレントな螺旋階段が特徴。
 
脇の道から中も見えるのでちょっと覗いてみたら、
建物の中に入っても中々興味深いものが見れそうな感じ。
ただ、建物だけ見せて下さい
ってわけにはいかないだろう、勿論。
「歴史」という割に建物は現代的だが、
展示はやはり歴史的なものばかりで、
自分にはあまり興味をそそられない分野。
展示そっちのけで建物ばっか見てるってのも
どうなんだって話しだし。
 
と、何か久しぶりな気がする建物の写真。

2011年1月11日火曜日

焼きそばもあるって話

麺が短い以外は普通の焼きそば、
新作の普通ではない味の方。
 
結構味付けが濃いとか、
この種類はスーパーによって底値の限界値が
ほぼ決まっていて、最安値を付けるスーパーが
最近チラシをポストに投函してくれなくなったため、
安売りのタイミングも逃すようになり、とか、
そういった理由で、最近食べなくなった。
そんなこんなしている内に、
何やら色々なバリエーションをいつの間にか
増やしていた。その中から2つほど。
 
ちなみにテリヤキはドイツでもテリヤキ。
テリヤキバーガーはテリヤキバーガーだし、
テリヤキソースもテリヤキソース。
まあ、ソースはドイツ語では「ゾーセ」、
だから「テリヤキゾーセ」になるんだけどね。
醤油ほど家庭に普及してはいないだろうが、
知名度としては普通に誰でも知っていそう、
そんなとこ。 

久しぶりの自由大の様子


多分自由大の方に行ったのは2ヶ月ぶりくらいだったので、
久しぶりの様子をチラチラと見てきた。
 
50セントで飲めるコーヒーがカフェから消えていて、
ちょっと量は増えたが80セントに変わっていた。
この日は土曜だったのでミニピザを食べた。
 
そのまま図書館へ行く途中、
前から気になっていた↑のボックスもいじってみた。
タッチパネルを使った、ごくごく単純な「ゲーム」
が出来て、クリアしたらバッジが出てきた。
が、要らないのでおいて帰った。
 
学内野外ステージ。半円形。
 

2011年1月10日月曜日

自分以外の近況

寝る前にもう少し時間が出来たので、
自分の話以外で、
今週(先週)ベルリン(あるいはドイツ)に
起こったことから掻い摘んで。
話題も溜め込み過ぎると
鮮度も何もあったものでもなくなるけれど。
 
まず、先週月曜、休み明けに銀行に行くと、
ATMがストップしていた。
ドイツではまだ現金の果たす役割が大きい、
そうでなくとも普段から月曜は銀行が混みやすい、
さらに月初めや年初めもあって(?)、
銀行に長蛇の列。
自分は預金引き出しと電気料金の
振込みをしに行っていて、
振込みはそれ専用の機械があるのだが、
そっちもストップしていた。
仕方がないので他の支店に行くことに。
‥が、他のところ、そこでは振込み用の
機械は幸いにして稼動していたが、
預金引き下ろしはそこでも出来なかった。
多分全システムがダウンしていたのだろう。
財布の中の小銭が珍しいことに10ユーロも
残っていて、取り敢えずそれで助かった。
 
先週はやっと雪が溶ける温度まで気温が上がった。
が、積もった雪が一度に全部なくなるというほど
上がったわけではなく、一度溶けた/溶けかかった雪が
夜にまた凍る→路面凍結、
という有りがちなパターンへ事態は移行した。
救急車の出動回数が普段の2倍だったそうだ。
 
雪が溶ければ川の水量も増える、
ということで、ドイツ各地で洪水の恐れが云々。
お隣、ブランデンブルク州とか、特に。
これはベルリンには関係なかった、はず。
自分が知る限り。
 
雪のせいで道路の修復にも支障をきたし、
通りの2つに1つに今や穴が出来ている、
とかなんとかずっとニュースでやっている。
へえ、と思い、見てみたが、
近所にはそんな穴どこにも開いていなかった。
 
‥と思っていたら、土曜、大学近辺の道で
↑のようにボコボコが酷いところがあった。
でも確か、ここの道は割と年中
こういう状態のような記憶が。
 
あと、先週は、
養鶏所に広がったダイオキシン汚染の話とかが
盛り上がりを見せていたかな。
あまり良くは知らないけれど。
知ったところでどうできるってもんでもないので。
 

時系列で追う、先週のまとめ

これはもう何度か言って来ていることだけれど、
ドイツでは元日が祝日である以外、
特に「正月」(三箇日とか)はない。
今年は2日が日曜日だったので、
一日だけ休みが多かったが、
月曜からはもう通常通り。
会社も学校もスタート。
とはいえ、学生は結構この最初の週を
まだ休んでいたりするわけだけれど、
それはクリスマス前の最後の週を休んでいる
のと同じようなもの。
 
さて、自分は、といえば、
月曜から早速論文審査委員探しを再開。
朝メールを送って、夕に返事を貰う。
12月休暇に入る前から合わせて3人目。
見事断られた。
 
火曜、前日同様の行動。
ただしこの日はゼミが入っているため、
返事の確認は翌日。
ゼミが始まる前の時間に教授に経過報告。
教授が紹介してくれた人は最初の一人だけで、
残りの3人はその人が紹介してくれた人々だったため、
自分が誰とコンタクトを取っているのか、
教授の方では把握できていなかったため、
後でリストにして送ってくれ、と言われた。
 
水曜。4人目の人からの返事を確認。
またしても断られる。
この時点で自分に当たれる脈が全滅。
皆、それぞれに理由はあれど、
半数は来学期自由大にいない、という。
ドイツの大学では日本に比べて人材の移動が
激しかったりするわけだけれど、
こんな形で実感。
というわけで、リストも完成できるようになったわけで、
当たった人と断られた理由、
早速それらを教授に送って、午後は講義へ。
講義前に教授から、
別の人に連絡を取ったので今返事を待っている
ところだ、との話を聞く。
おお、さすがに対応が早い、と思ったが、
思い返せば、正直これをもうずっと繰り返している。
事態が一度自分の手を離れた後で、
話が戻ってくるのはいつになるやら、
これはまた長くなりそうだな、とすぐ気づいた。
 
木曜。というわけで、
新しい本をプリントアウト。
木、金、と音沙汰なく、
自分の方でも出来ることはなくなったので、
読むだけ読んで過ごす。
 
土曜、教授からの返事を受け取る。
最後の審査委員の引き受け手が見つかったとの旨。
明日月曜に確認と軽く挨拶(?)のメールを
自分から出すまではまだ「決まった」と
言うには早いかもしれないけれど、決まった。
教授からのメールには、
これで論文をもう提出できる/していい、
ともあったので、いいのだろう。
このメールを確認したのが朝(方)、
まだ早い内だったので、
その日の内に論文の印刷及び製本について
大学の横にあるコピーショップに聞きに行ける、
と思った矢先が前回の記事の温水ストップに
つながっている、という話だったわけ。
 
で、ここからがその後の話。
コピーショップ行って来た。
論文の印刷と製本に関しての細かい話は
実際にする時(した後)にするとして、
大雑把に言うと、
WordファイルをPDFに変換、
それをコピーショップにEメール。
店に行って、内容の確認(記号等特殊文字が
きちんと表示されているか、とか)をしつつ印刷、
それを綴じてもらって、所要は1時間程度だそう。
まあ、どっちかっていうと、
そういう説明を聞いている自分のドイツ語能力の
方が不安だったわけだが(笑。
いや、向こうの言っていることは分かるんだけど、
この日はスピーキングにボロが出まくった。
 
その後、ついでに図書館に寄って、
他の人の博士論文、大学に提出された方のを
ちょいちょいっと見て回る。
もう大体分かった積もりではいても、
実際いざとなると、色々気になるもので。
論文本体だけならサラッと終わるけど、
その前後、例えば、
タイトルのページに書かねばならない情報、
タイトルの前及び最後のページの後に
白紙のページを一枚ずつ入れなければならない事、
目次はページ数に含まれるのか否か
(=どのページからページ数を振り始めれば良いか)、
等々、平たく言って、形式的な部分が。
そういうのって製本し終わった後では
どうにもならないわけで。
 
まあ、この辺りの話を明後日のゼミの前かそこらで
教授とすることになるかと。
そして、具体的にいつ提出するか、も。
多分今すぐに提出しても休み明けの受理になって、
春休みを心安らかに過ごせる(羽根を伸ばすとも言う)
くらいしかメリットはない、という話だったはずで、
それだったら、その時間を
いま一度原稿の最終チェックに当てた方が有益なはずで、
おそらく教授もそう言うだろう。
内容的に加えたり変更したりする箇所はもう無いと
自分で決め付けているが、
目次のページ数を間違っていたり、
何か、そういう、言ってみれば割とどうでもいい所、
には妙に変な漏れがありそうで恐い。
全部印刷が終わった後になって、
後で追加する積もりで忘れていた文献のリストが
出てきたり‥とかは考えただけでも有りがちだ。
取り敢えず来週(もう今週)は
学籍登録の延長手続きを進めたり、
色々やらねばならないことがあるので、
ちょっと考える時間はある。
 

2011年1月8日土曜日

色々あったが、今はこれだけ

今朝方より、温水がストップしていて、
家の暖房が入らない状態が続いていた。
 
ここ数日は雪が溶けるくらいまで
外の気温が上がっていたので、
取り敢えず最悪というほどではないが、
真冬に暖房無しという事態には変わりない‥。
 
温水が出ないとシャワーも浴びることが出来ないので、
今日はちょっと行こうと思っていた所があったのだが、
来週になるかな‥とパソコンを点けたら、
復旧し出しやがりました。
今週は色々やったし、色々あったりもした。
だから色々書くことはあるのだが、
そんなわけで、今から風呂に入って、
ちょっと出かけてくる。
帰ってきてパソコンを点ける用事と
ここの記事を更新する時間があったら、
続きを話そう。

2011年1月3日月曜日

ベルリンの正月はいつものように

前々から何度か書いてきたことだが、
ベルリンにおける正月はクリスマスなので、
元日に祝日だという以外の特徴はほぼない。
大晦日と元日は雪が融解するまで
気温が上がってくれた。
今日外に出てみたら、
道は爆竹・花火の残骸でとんでもないことに。
例年のことでもあるが、
今年は特に量が凄かった。
そして今年の爆竹・花火は、
これまでのものよりも音の激しさが
だいぶ増していたように思う。
新年をまたぐ23時から2時までは
窓側の方の耳を指で塞ぎながら室内にて読書。
これも例年通り。
一年の計は元旦にあるとかって話だからだ。
読んでいたのは現代芸術と哲学の関係を
扱った論評だったので、
今回はカレー作りについて。
ドイツでもカレーは作れるって話。
 
ま、こんなものを用意。
左はカレーペースト。
ご飯にかけるソースみたいなやつで、
他にあんかけっぽいものとか、
色々な種類が出ているシリーズものの一つ。
ほぼどこのスーパーでも手に入る。
値段は一瓶で1.2から2ユーロ。
安売り期間でない普段だと1.5ユーロが相場かな。
 
右は米。
今回はこの様に鍋の熱湯に入れて、
ぐつぐつと12分のやつ。
米そのものは様々なものが手に入る。
種類(今回の日本米に近いもの、
タイ米みたいな長いやつ、
五穀米みたいな、なんか入っているやつ、等々)、
味付け、等々。
電子レンジで出来るものもあれば、
今回のものの様に鍋で調理するものもある。
鍋でやる場合、時間も8分で出来るものから、
25分とか書かれたものまで。
今回の↑のやつは12分もの。
500gで90セント。
中は125g×4袋になっており、
一袋で一合よりちょっと少ないくらいの
ものが出来上がる。
一応それが「2人前」らしい。
 
炊きたてはこんな感じ。
一合のお米は340gになるらしいので、
これは300g弱くらいかな。
茶碗だと2杯分くらいだったと思う。
茶碗持っていないから大体の感じでだけど。
 
普段だったら時間と電気代節約のため
半炊き状態で鍋から取り出して、
カレーの方に入れて一緒に煮てしまうのだが、
今回は写真を撮ろうと思ったので、
きちんと12分鍋にかけた。
 
そっちで米を炊いている内に、
別の方で鶏肉を炒め、
そこにカレーペーストをかけ、煮込む。
このカレーペーストには既に色々野菜が入っているが、
余っていた野菜を自分の方でも投げ込んで、
完成。
それっぽいのが出来たでしょう?
まあ、ぽいっていうか、
そのまんまカレーだけどね。
↑は今回作った分の内、
ご飯2分の1、カレー3分の1。
ちょっとご飯を多めに盛り付けてしまっており、
バランスよくやったら皿3枚分。
計5ユーロ弱ってとこ。