2011年6月29日水曜日

おお、また

先週か先々週かその前に、人のお宅におじゃました話をしたが、
その人が自分の論文を読んでくれた。
本人は自分とは方向性が違うと言っていた
(これは特に問題ではない。色々な方向性があるから
面白いわけで、同じ方向での論文だったら、
むしろその分価値がなくなるだろう)が、
別の人にも紹介してくれたようで、
昨日その人とちょっと話をして、今日論文を送った。
この春から同じゼミに来ていた人で、
講義でもたまに顔を合わせてはいたので、
完全にではないものの、今まで話したことはなかったので、
ほぼ初対面。だというのに自分の口頭試問に来る、
「絶対」参加させてもらうとの表明を受け取った。
この強い意志はどこから来るのだろうと思いつつも、
また一人、知人の輪が広がり、
僕は一層ドイツ語の勉強をする必要に迫られるのだった。

ペペロンチーノ色々その4

ベルリンにおけるペペロンチーノ事情の最後はこれ。
ツナ缶のバリエーションの一つ。
中身はペペロンチーノ用に味付けされたツナだけで、
完成したところはスパゲッティにツナがかかっただけなので割愛。

これが中々安売りをしてくれなくて、
別のバリエーションが安売りしていてもこれだけ対象外だったり、
そんなことをしているうちに一時的にどこのスーパーからも消えたり、
といったわけで、やっとのことで手に入れることが出来、
他の3つのペペロンチーノには半年くらい待ってもらって、
ペペロンチーノに関する記事を書いた次第だった。

2011年6月28日火曜日

ベリリン

先週、あ、ひょっとしたらもう先々週、とかその辺に、
ベルリンのベリーシーズンが来ていた。
一番はイチゴ、実から菓子類、ケーキに至るまで
イチゴばかりがズラリと並んでいた。
自分はブルーベリーで。安くなっていたから(自分比半額)。
また食べかけ(笑。
いや、ブログ更新がなかったのはネタもなかったからなわけで、
思い出した時に撮った写真なもので。

2011年6月25日土曜日

最近あったこと

自分が付いている教授の教授就任演説に行って来た。
これは今なお説明が難しいところなのだが、教授は教授だったのだ。
「正式に」教授になったのか、というと、それもやはり違って、
前から正式と言えば正式な教授であったことに違いない。
いわゆる「助教授」(最近は「准教授」って日本では言うらしいね)
という身分がない、あるいはほぼ例外的なドイツ独特、というか、
自分の教授独特な立場にあったと言えるかと。
一番ピッタリ来る表現としては、
就任演説をまだ行っていなかった教授、みたいな。
もう明らかにそれより名誉ありそうな仕事的立場に就いているし。

ともあれ、おめでたい話であることには違いない。
一時間くらいの演説を聞いて、
その後簡単なパーティーみたいなものに参加。
ベルリンで知った顔の人はほぼ全てそこで会ったかな。
自分はワイン飲んで酔っ払って退散。

ある日スーパーに行こうとしたら、
某歯科保険会社が業績トップになったとかって
ことを記念して、駅前でリンゴを配っていた。
こういう時に限ってはそういうのが貰えちゃうんだよなあ。
その場で食べるには大きく、
ポケットには入らないし、
ただスーパーに行くだけだと思っていたからバッグもない。
結局一度家まで帰る羽目に。

その他、来週から参加するゼミが一つ増え、
そのため平行して読まねばならない本も一つ増え、
忙しくてまたこのブログを放置していたが、
今日はアマゾンからの荷物が、
午前中から待っているというのに
未だ届かないのでちょっと余裕の更新。
っていうか早く来てくれないと出かけられん。

そばという名の焼きそば

新しくこんなのがあった。
新作お披露目的な安売りをしていた時に買ったもの。

そば?と思ったのに普通の焼きそばだった。
この手の例えばインスタントラーメンと比べて2倍くらい値がする。
カップ焼きそば型のもあったが、
そっちはもっと高いのでこっちで。
一袋60~70セント。

2011年6月17日金曜日

色々一週間

先週から丸一週間このブログを放置してしまっていた。
先週末は今度は自宅の方に人が来るというので、
大掃除をしていたのだ。実に三日かけて。

その後読みの波が来て、
それに乗っかる形で週末終始は本読みに専念していた。

火水曜はいつものようにゼミと講義。
水木曜は図書館へ。
すると同じゼミに参加している人にばったり出会って、
ちょっと挨拶。

そうこうしているのと平行して
論文審査委員会の人からメールを受け取る。
その一連のやり取りの中で、
口頭試問の日程は自分が主導で決めるものだと判明した。
どの道、論文が審査を通った後で無いと
決めても無駄になるので、
規定通り通った後ということになる。
前にも言ったかもしれないが、
自分は4月半ばに論文を出したにもかかわらず、
学部からの手紙の日付には3月末日とあって、
そこから3ヶ月以内に評価を出す規則なので、
そろそろ審査結果が来るのかもしれない。
これら規則はあくまで「原則」なので、
教授が忙しいから延ばそうと思えば
きっとかなり自由に先延ばしされそうな気はするが。

2011年6月10日金曜日

えび

前にエビが高いって話をしていたけれど、
安かったときの写真。
もうこれ何時の写真だっけ
というくらい前のやつなんだけれど、
なかなか触れる機会がなかったもので。

2011年6月9日木曜日

ペペロンチーノ色々その3

ペニーマルクトというスーパー専売の調味料。

野菜と鶏肉の残りを一緒に炒めて↑のようにしたり、

別にオリーブオイルでやらなくても、
↑のようにただ振りかけてもよさそうだ、
ということに最近気づいたので、
シンプルにこうしてもよい。
これだと日本で売っているやつに結構近いのが出来上がる。

2011年6月8日水曜日

あたまがあったまってきた

明日か明後日からちょっと涼しくなるという話だが、
ここのところのベルリンは結構な暑さだ。
元々梅雨がないため、夏は割と一気に来るものだが、
今年は特に。
連日27度とか天気予報には出ている。
でも実際には30度くらいいっているのではと、
そんな暑さが続いている。
夕立も来ている。
まったくもって夏である。
そして、どうもベルリンの周りが現在ドイツ国内で
最も暑い地域なのである。
冬は最も寒かったりしたじゃないか。
やれやれ。

先週末はこちらで知り合いになった方のお宅へ
御呼ばれされたので行ってきた。
ドイツ人だと思っていたがイギリス人の方だった。
他にも何人か英語圏出身の知人がいるが、
彼らは皆かなりドイツ語的なドイツ語を話す。
言わなければドイツ人だと思うくらい。
自分のようにいつまで経っても日本語なまりのドイツ語を
話す人間からすれば羨ましいことこの上ない。

彼は、自分は40代だと思っていたが、
実際には次の誕生日で60歳になるとのこと。
世界各地を転々としながら、
研究や翻訳を続けてきたらしい。
日本語もペラペラである。
その壮大な人生の話と哲学観をがっつり聞いてきた。
普段はごく普通のおじさんに見えていた人だったが、
その話はとんでもないものだった。
哲学やっている人だからなのか、
だから特になのか、
ベルリンにいるとたまにこういう人に出くわすことがある。
普段何のオーラも発していないのだが、
実のところはとんでもない、みたいな人が。
カレーソーセージの屋台で朝っぱらからビールを飲んでいる
どう見ても浮浪者のような人が、なぜか古典ギリシャ語を
マスターしているとか、そういうこともあった。
姿を見たことはないが、
たまに朝方自宅前を自転車で通りすぎていく男性は
オペラ歌手として成功できる喉の持ち主だと思う。

みんな、すごく個性的だ。

2011年6月7日火曜日

ペペロンチーノ色々その2

これはスライスして乾燥したニンニク、
唐辛子とスパイス各種が入ったもの。
オリーブオイルで炒める必要があるが、
材料を刻む手間が省ける。
記載されている作り方通り作ってしまうと
だいぶニンニク分が多くなってしまうので、
自分で適宜調整するが、
そうすると結構何食分かにはなる。
出来上がりは普通に材料から作ったものと
見た目には大差ないので写真省略。

2011年6月5日日曜日

ペペロンチーノ色々その1


気が付けば、ドイツでもペペロンチーノが
市民権を得てきた。

まずはこんなタイプ。
麺はマカロニ。
その他は普通のペペロンチーノ。
お湯の中に袋の中身を入れて沸騰させるだけ。
ただパッケージ裏の説明書き通り作ると
水気たっぷりか、蒸発させるのに時間がかかって
麺が柔らかくなりすぎるので、一度失敗がデフォルトか。
出来上がりの写真は、部屋の証明のせいで
黄色味がかかりすぎ。本当はもう少し美味しそう。

2011年6月4日土曜日

一昨日は昇天祭

祝日だった。
食料はあったので特に買いだめの必要はなかった。

今週はあちこちのスーパーで飲み物が
安売りしていたので、色々買い込んでいる内に
↑のような状態になって、現在もその状態が継続中。

2011年6月3日金曜日

4本目は8GBだ

前に買った4GBのUSBスティック、
それが図書館でコピーしてきたPDFファイルで
一杯になってしまったので、
新しいのを買ってきた。
また何時不調を起こすやもしれないVistaのSPパック等、
バックアップファイルも入れておくつもりで、
今度は8GB、10ユーロのやつを買ってきた。

これを買うとき、ドイツに来て初めて返品交換を経験した。

レジで6ユーロと言われたのだが、そのとき、
1.打ち間違え→得。
2.レジに持っていたのは4GBの方だった→交換。
の選択肢が頭に出て、1の可能性に賭けた。
2でも交換してもらえばいいだけなのだから、
試してみる価値あり、そう思うでしょ?

商品とレシートを受け取って確認してみると、
ああ、やはり、そう上手くはいかない。4GBだった。
それなので早速、間違えてしまった旨をレジの人に伝える。
すると、サービスカウンターへ行ってくれ、と言われる。

例えばレジのバーコードスキャナーを通った後で
財布にお金が無かったことに気づいたとか、
そういう場合、レジでその商品が通らなかったことに
しているわけじゃん?だから今回の場合だって、
自分が商品を渡して、向こうがそこでお金を
返してくれれば、それで手っ取り早く事が済むってもの。
なのに、そういう融通がホント、ドイツでは通らない。
レジに一度入ったお金を取り出せないとか、
そういう事ではなく、単に仕事が違うとか、
そういう話なわけ。

とはいえ、そういう仕組みも体質も、
もう何となく分かっているんだよね。
特に駄々をこねたりはせず、
分かりましたと言って、サービスセンターへ。

サービスセンターでは向こうの人が
すぐに事情を飲み込んで、
パッと書類を書いてくれた。
どうも同じようなケースが結構あるみたいだ。
というのも、自分だってちゃんと8GBのワゴンから
USBスティックを取って来た。
ただそこに4GBのが混ざっていて、
自分はそれを持ってきてしまったという事情。
商品はちゃんと元の位置に戻せ。
パッケージでなるべく汚れてなさそうなのを
選ぶ方に熱中しすぎて、
よもや4GBが紛れているとは思いもしなかったから、
確認不足と言えば確認不足でもあるとはいえ。
そして4GBと8GB、スティック自体もパッケージ自体も
色、デザインともに同じっても紛らわしい。

そうしてどの商品をどの商品と交換するのか書かれた
書類を持って、再び売り場へ戻る。
適当な店員を捕まえて事情を話す。
ここでまた向こうの人が書類作り。
今度はパッとは出てこない書類。
というのも、名前から住所、生年月日まで
色々なことを聞かれたから。
結局この後もう一度レジで差額を払うのだけど、
すなわち交換と言えど、もう一度レジを
通らねばならないわけで、
一体何にそういう情報が必要なのか、
それは今なお分からない。
別に配送とか頼んでないっすよ、
みたいなことも言ってみたが、
理由は聞き出せなかった。
それまでこっちで商品交換をしたことがなかったので
他がどうなっているのか知らないが、
こういう風にやはりちょっと面倒な仕組みに
なっているものなのだろうか。

そして向こうの人が作成してくれた書類、
これには何を何と交換したかと
それに伴って発生する差額が書かれている、
それを持って再びレジへ。
レジで差額を払い、
それを払ったという証明として、
店側と自分が受け取る受領書計2枚にサイン。
こうしてやっと4GBが8GBになったのだった。

2011年6月2日木曜日

ハロミ

本日紹介はハロミ。
ギリシャのチーズ。
綴りのまま読んでハルミって言ったけれど、
ドイツ語のuとoは結構似ているためか、
特に指摘も受けずに買えてしまった。
↑は例によって3分の1くらい食べかけ。
似たような写真ばかりだが、
同じところで買っているので仕方ない。
 
 

これまた写真用に解体。
相当分かりづらいかと思うが、
真ん中の黄色いやつがハロミ。
結構硬くて弾力がある。
焼くこともある、というか、焼くものだと思っていて、
今日は焼きチーズだあ、という気合で頼んだのだが、
特に熱くもない普通の状態のだった。
右下に焦げのようなものが見えるかもしれないが、
これは単なるチリソース。
ちなみに値段はこれまた2.5ユーロ。

ゲティンベータビギントゥメイキッベータ

論文提出以降というもの、
何やらやたらと知り合いが増えるようになった。

最近なんて外歩いていて
人に挨拶されるようになってやんの。
近所にそんな知り合いはいないんだけれどね。
えーと多分アパートの同じ階か
ただの同じアパートかに住んでいるおばさん、
あるいはこれまた推定になるけれど、
近所のよく行くピザ屋の店員の人、とか。
いずれも相手の素性が分かる状況外だと
どこかで会ってはいるはずだが、
どこで会った人だったかって感じなんだけれど。

それはごく日常の話。しかも知り合い未満。
知り合いが増えているのは大学の方。
今日もまた一人、知り合いが増えた。
厳密にはずっと前に一度だけ会っていて、
こっちは名前を覚えていた人だったわけだけれど、
向こうにとっては初対面もいいところだったろう。
それだというのに、自身で開かれている(ごく内輪の)
勉強会への参加のお誘いまでしてもらってしまった。
今メール打ったところ。
しかし、前々から実は気づいていたことだが、
今日はっきり確信した。
向こうと一対一で話しているうちはまだいいのだが、
グループ(今日は4人、ドイツ人3と自分)で
話が始まると途端にドイツ語が分からなくなる、
ということが。何だろう、これは。
自分に対して話しかけられている内は
それなりに緊張感を持っているのだが、
自分が会話の輪から抜けられると分かるや
安心するとか、脳が回路を切るとか、
そういうことなのだろうか。
おっと口頭試問は5対1だ(笑。

ともあれ、どうも最近の自分は表情に和らぎが
出たのでは、と密かに思っている。
っていうか、前はどんな恐い顔してたんだよ、と。
いくら外国人に積極的に話しかけるなんてことは
しないベルリン人たちだとはいえ、
自分の場合は極端な例だったのかもしれないと
このところ思い直しつつあるのだ。
哲学だけでなく、研究者一般にそうだと思うけれど、
やっぱり自分の中のアイディア保護というか
何というかのために口数少なく、表情も硬くなりがち
になるんだろうなあorなっていたんだろうなあ、と。