2010年1月24日日曜日

年に一度のアプレーズンク

今日はアプレーズンクの日だった。
「アプレーズンク」とは「読み取り」。
何を読み取るのかと言うと目盛り。
何の目盛りかと言うと水道・温水・ヒーターの。
 
家賃にはあらかじめいくらかの水料金が含まれている。
で、それを実際の使用量と比べて、
少なく使っていたらお金が戻ってくるし、
多く使っていたら追加で振り込むという仕組み。
日本だと月ごとか、水道は2ヶ月おきだったかで
通知が来ると思うが、
ドイツではそれを年に一度で挙行する。
 
ヒーターの目盛りはもちろん、
水道・温水の目盛りを示すメーターも
室内にあるので、
業者の人が室内に入って読み取る形となる。
そのため、
1.準備。
具体的には掃除である。
別に汚くしていたからといって
大家さんに連絡が行くとかそういうことはない
(はずだ)が、それはそれで恥ずかしいので。
大体この日の前が大掃除の日となる。
が、これはあくまで自分の話。
日ごろからきちんと掃除をするドイツ人は
特に慌てることもなくこの日を迎えるって話だ。
今日の朝からあちこちで掃除機がかけられている
音が聞こえていたが、気のせいだろう。
 
自分は室内でスリッパで過ごしているのだが、
やってくるドイツ人はもちろん土足である。
例年、それ用に室内に新聞を敷き詰めるという
対策をしていたものだった。
(そして去年とかは、新聞を敷き詰めちゃえば
汚れとか見えなくね?→掃除しなくて良くね?
‥となり掃除さえサボった)
今年は掃除はしたが新聞はもう敷き詰めなかった。
新聞は手元に十分あったが、
なんだろう、自分の家の床をもはや
そこまで信用しなくなったというか。
もうここは半分土足区域みたいな
感覚になっていたので。
 
2.待機
今回は朝の10時から12時の間に来るとのことだった。
あらかじめ日時の通知がポストに来る。
一階の掲示板みたいなところにも張り出される。
で、大体2時間くらいで
アパート全ての部屋を回るのも例年通り。
だが、上述の通り、室内に入ってもらうので、
その時間、部屋に居なくてはならない。
例外的に人との接触を避けて過ごしている隣人は
その時間の直前に家を出ていたが‥。
ともあれ。
その時間の間に確かに来る。
今まで早かったこともなければ遅かったこともない。
が、時間内の何時に来るかはやはり不確定なので、
待っている間は何となくソワソワしてしまう。
 
アプレーズンク自体はサクサクと終わる。
そして向こうの人から伝票をもらい、
サインをして、終了。
 
こうして、後は、来月か再来月あたりに
大家さんから「アプレヒヌング=控除」という
通知が来て、まあ、そこには
色々な細かい計算がずらり並べられているものだが、
重要なのは自分がお金をもらう方なのか
払うほうなのか、である。
自分はこれまでもらう方だったので、
向こうが振り込んでくれるだけ、
つまり自分は何もしなくて良かったが、
多分今回は払う方だろう。
今年は寒かったから。
まあ、そもそももらう方ってのは
かなり稀なケースだと聞く。
普通の生活をしていればむしろ払う側に
なるような設定になっているものらしいので。
 
あ、ちなみに今日の気温は
-12℃まで下がっていましたとさ。
自分が確認した昼ごろは-11℃だった。
今日は太陽が出て、
日差しもだいぶ眩しかったのだが、
気温とは大して関係ないらしい。

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