2012年11月12日月曜日

10月29日(帰国前々日)後編

やっと自分用のネット回線も手に入れた。
これからは割と自由にこのブログも更新できるだろう。
あと数回だが。
 
前回、副査の教授に挨拶を終えたところだった。
そこから急いで自宅まで戻り、この日3度目のリサイクル場へ。
解体したベッドの残りを運びに、である。
 
この3度目の運搬により、
僕は当面木製のベッドはもういいや、と思うようになった。
その顛末は下記のようなものだ。
 
まずベッドを構成する内の長い側面の木、2本。長い、重い。
これはビニールテープでグルグル巻いてまとめた。
これが脇に抱えるには細く、手で掴むには重い。
肩に乗せるにもやや長い。
場所場所でこの3通りの運び方をしたが、どうも安定しない。
 
これと同時にマットレスの下に敷いていた枕木も運んでいた。
こちらは両サイドから買い物袋をかぶせて、
中央で取っ手を下は結んで、上は持つ形にして、
スポーツバッグみたいな状態にした。
 
この二つを疲れたら持ち手を変えつつ、リサイクル場まで運んだ。
これまで色々運んできたので無駄に自信だけは付いていたせいか、
予想していたより時間がかかって、
着いたのはリサイクル場が閉まる少し前だった。
途中取っ手は切れたりして、運ぶのに支障をきたしたせいもあった。
おかげで片方の手は限界だったので、
リサイクル場までの最後の1ブロックのところで、
一つの荷物は一時的にそこに置かせてもらって、
そこから一個ずつ運ぶことにしたのだった。
一つ目を運び終え、走ってそこまで戻って、
もう一つの荷物を持って再びリサイクル場へ。
…と、お?閉まってねーか?
閉まっていた。
 
僕は自分の腕時計を5分以上進めている。
本当は5分進めたいが正確な時間は分からない。
だから5分「以上」進めている。
時計は5時4分を指していた。
だが正確ではない以上、自分の時計が間違っている可能性もある。
しかし体力的にも気力的にも、
ここからまた持ち帰るなんてことは思いたくもなかった。
大体なんでこんなに時間キッチリなんだ。
自分は時計が正しい事を信じることにし、
木は門の横に置いて帰ることにしたのだった。
 
こうして家まで戻った後、
今度は様々なものの処分を開始した。
引き取ってくれる約束をしたアラビア人の元へそれらを運ぶ。
ゴミではなく一応使えるものばかりだが、
ゴミのようなものでもあって、正直悪い気もしたのだが、
2、3度運んだお礼に色々な食糧を貰ってしまった。
クスクスのサラダ2パック、ジュース2本、オレンジ1個。
(さらに1度運ぶ毎にシナモンティーを出してくれていた。計小3、大1杯。)
その上お菓子までくれると言ったがそれは固辞した。
今日はもう夜、帰っても寝るだけ。
今日明日で食べ切れるかという量のクスクスサラダだ。
おまけに家にも何やかんやあるわけで。
 
その荷物運びの往復のついでに郵便局に寄って小さい段ボールを買う。
これは明日モデムを入れてプロバイダーに返送するためだ。
 
今日はマットレスの上で寝る。
床の上で寝るのは久しぶりだったが、
寝心地はそんなに変わらなかった。
高さの違いが気になるかと思ったが、
自分は布団に入ると意外に割とずっと目を閉じているようだ。
わざわざ目を開けて高さの違いを実感した。
 
と、こんな風に長い一日だった。
そして、ゆっくりしたいなんて書いた翌、帰国前日、
この日もまた忙しい一日になるのだった。
 
続く。

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