2011年1月17日月曜日

月曜14時、何を見せてくれるか

この週末から、具体的には金曜から、
ブンデスリーガの後半戦が始まった。
 
金曜の後半開幕戦は
ドルトムントとレヴァークーゼンの試合。
香川のチーム。
でも香川は今アジアカップへ出張中。
 
さて、その香川は
ブンデスリーガ前半戦における
かなり話題を集めた事項の一つだった。
日本でどれだけ取り上げられたか知らないけれど、
多分日本に伝わっている以上に
こっちドイツでは騒がれていたし、いると思う。
ドルトムントが首位独走ということもあって、
テレビ欄や新聞に写真がよく出てくるが、
そこに香川が出ている。
場合によってはブンデスリーガの
顔みたいにさえなっている。
昨日のハイライト番組でもドルトムントの試合と
同じくらいの時間をかけて
アジアカップでの今の香川の様子が
追いかけられていた。
一人の選手、
それもブンデスから外に出ている選手、
ドイツ代表でもなんでもない選手に
これだけ時間が割かれ、
いわば特集が組まれるのだから相当なもの。 
 
その番組の中でこの間のシリア戦の
ハイライトも流れていたが、
アジアカップが大してドイツの注目を集めないのに
そのハイライトが流れるというのも、
香川なくしては考えられなかったところだろう。
ちなみにその放送局はARDといって、
ドイツ版のNHK的ポジションの局。 
 
さて、そこの局とは変わって、
Eurosport(ドイツでは「オイロシュポルト」と読む)局が
今回のアジアカップの放映権を持っていて、
いかにも空き時間の埋めに適宜短縮したバージョン
(45~60分の長編ハイライトみたいなやつ)、
あるいは稀に録画を流してくれている。
ここは第1、第2と一応2つチャンネルを持っており、
第2の方では生中継してくれたり、
大抵の試合の録画が見られるようだが、
第2は地上波では入らない。
そしてサテライトを使って第2が入る環境を
持っている人は多分そのチャンネルは見ない。
他の何か別な番組に時間を使うだろうから。
ちなみにアフリカ杯は第1の方で全試合生中継が
組まれることを考えれば、アジア杯の欧州における
扱われ方も何となく分かってもらえるだろう。
 
そんな中、やっと第1の方でアジア杯の生中継が
組まれ、それが明日月曜の14時、しかも日本戦である。
これは、何というか、ちょっとした
賭けみたいな気持ちにさせられる。
というのも06年以来というもの、
サッカー日本代表の評価は大会、年代問わず、
試合の様子が流れるたびにもれなく落ちてきた。
それを一番最初に持ってきたか、という感じである。
この前のW杯のアジア最終予選のとき
とうとう見切り付けられたかと思ったものだが、
これも多少なりと香川効果なのか、
まだ放送に値すると思ってくれている。
Eurosportという局名から容易に想像できると思うが、
ドイツだけでなく、ヨーロッパ主要各国で
同じプログラムが組まれている。
平日の真昼間なのでどれだけの人が見るか分からないが、
ともあれそろそろ、見ているのは何も
日本だけではないってことを心の片隅に置いた
プレーというか試合内容というか、
を見せてもらいたいものだ、と期待しておこう。
 

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