2012年3月27日火曜日

春先なので四角いやつを回す

ベルリンに春が来た。
先週はとても良く晴れ、気温も上がり、
コートなしで外を歩ける日もちらほら。
まあ自分はと言うと、
誰もコートを着ていない日に一人だけ真冬の格好だったり、
よしっ、とコートを家に置き去りにした日に限ってちょっと寒かったり、
と相変わらず要領を得ていない事をしていたような気もするが
ここは気にしない方向で。
 
何か新しい事でもしようか、
とすぐ思いつくのは新しい言語の学習なのだが、
一番色々な面から見て習得すべきフランス語は
日本に教科書を置いてきてしまっていて、
それが非常に分かりやすかっただけに
こっちでわざわざテキストを買い直す理由が見当たらない。
本屋を覗く限り、ドイツ語のフランス語教材は自分には
イマイチ合いそうなのが見つからないというのもある。
 
脳を鍛える目的ならパズルめいたもの、
ドイツ人はクロスワードをよくやる。最近は数独も。
これらは本や雑誌がごまんとある。
わざわざそういうのを買わなくても新聞を買えば
大体そこにそういうコーナーがある。
ポスト投函される無料新聞みたいなのや広告の隅とかにも
載っていたりするのでわざわざ買わなくても
そういうのに触れる機会は割と多いのだが、
クロスワードは結局ドイツ語の勉強だし、
数独くらいではもはや脳が鍛えられているのかも微妙。
脳トレ的な本やゲームも結構あるけれど、
ゲーム機はもっていないし、
大体そもそもそういうのは得意分野なので
やはり物足りなさが生じることは想像に難くない。
実は僕は脳トレだったら私立中・高の入試問題あたりを
漁れば結構いいのがいっぱいあるんじゃないか、と思う。
そしてこれらもやはり得意分野過ぎて自分にはイマイチだ。
 
そんな中、1ユーロショップを歩いていたら
見かけたのがルービックキューブ。
前に1度手を出して放置したままだったのを思い出したので
リベンジの意を胸に買ってみることにした。
 
そして勉強の合間や手が暇な時にグルグル回すこと数日、
ついに分かった…解き方が、ではない。
解き方は考えても出て来そうにはないという事が。
いやもちろんある所までは考えて到達可能だし、
どういう状態に持っていけばそこから完成形に
持っていけるのかと逆算することも可能。
これは「できる」という能力の意味での可能性。
この二つの間に、これはちょっと考えただけでは解けそうもないなあ、
偶然、それも非常に低い確率でその二つを結びつける段階があって、
これは「ありうる」という蓋然性の意味での可能性。
その二つの可能性の境界がどこにあるのか、が分かった。
少なくとも自分の能力に照らし合わせて。
 
これから数回、ルービックキューブの話をしようと思う。
現実的にどこまで考えていくことが可能で、
どこからは解法をどこかのサイトや動画で探す方が
労力と天秤にかけて効率がいいのか。
そんな話を。

完成形。
 
出来る限りバラしたところ。

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