2012年3月22日木曜日

週に2回は

図書館に行く理由は基本的に文献をPDF化すること。
なのでその機械が置いてあるフンボルト大の
大学図書館ばかり毎日通っているわけだが、
たまには自分の大学の図書館にも行く。
主にそっちには置いていなかった本を借りにいくため。
いつも同じ図書館とは限らないが、
自由大のどこそこの学部図書館に
大体週の内2日くらいは行く。
昨日も教授陣にメールを打ってから
フンボルト大大学図書館→自由大言語学科図書館
と梯子。言語学と言ってもこれは名称だけで、
哲学科やその他色々な学部の複合。
 
返す本、借りる本、コピーする本、
デジタル化されているのでダウンロードして
自分のメアドに送信する本、と用事があった。
 
貸し借りは普通。
デジタル化されている書籍について。
主に割と最近出版された書籍を中心に
結構デジタル化されているもので、
これはそのままPDFでダウンロードできる。
コピーする手間が省けるというもの。
原理上自宅からでもダウンロード可能なはずだが、
アカウントにログインしてもIPアドレスで弾かれてしまう。
プロクシの設定までしてアクセスするのはちょっとメンドイ。
なので用事で大学に行くことがあったら
その時にそこのパソコンでダウンロードして
自分のメアドへ送るということをしている。
自由大の図書館に置かれたパソコンは古い。
というか、新しくなった記憶もない。
そして処理速度がとにかく遅い。
アクロバットリーダーが立ち上がってこない、
ブラウザの表示が遅い等々。
それゆえ一度に全てを済ますのは少々難儀。
というわけでまだ何度か行かねばならないようだ。
 
借り出しが出来ない雑誌等の論文はその場でコピー。
これはフンボルト大でのコピー時に使う学食用カードでも
そうなのだが、自由大のコピーカードもまた、
最後のデポジットが使えない。認識されないという不思議。
例えばコピー1枚5セントだとする。
カードにはまだ15セント残っている、
コピーしたいのが3部だとする。
丁度コピーできる、と思ってやっていると、
最後の5セントが認識されないのであと一枚なのに、となる。
昨日もそのパターンで通算2度か3度目。
あと一枚だけ、一枚だけなんだ、何とか‥ならない。
 
自由大のコピーカードのデポジットに課金するための機械は
小銭を受け付けてくれないので最低でも5ユーロから。
ここで100枚もコピーするかよ、といつも思うが、
100枚くらいは簡単に行ってしまうものだ。
でも手元に5ユーロ札がいつでもあるとは限らない。
そんなときは自由大の大学図書館。
ここならカウンターで自分の払った分だけデポジットできる。
ちょっと駅から遠いのが難だけど、
ここもそれなりによく行くのでそのついでで。
 
駅から遠い、と言えば、
自分の学部の図書館が含まれる
上記の言語学科図書館も駅から多少遠い。
最短コースは現在↑の様に工事中。
「現在」とか言ったが実はもうだいぶ長いこと工事している。
昨日そろそろ終わるんじゃないか、と思って窓から見てみたら
終わるどころか一層ぶっ壊れていた。
‥いやいや、現在自然科学図書館の建設中だそうで。
数学とか物理とか科学、生物‥学科の統合図書館になるのかな。
教育学、心理学の図書館も移動がどうこうと
そこの図書館に案内が書かれていたところから、
これらも含むのかもしれない。
 
昨日見た段階では
ブルドーザーとショベルカーが砂の奪い合いをし、
その横で真っ白な宇宙服みたいな格好をした人が一人で、
直径が大の男一人分くらいありそうなパイプを
引きちぎっては投げ、引きちぎっては投げていた。
 
ここ数年各所で(再)開発が進むベルリン、
色々建設現場を見ていていつも思うことだが、
ある日突如として建物の建設らしいことが始まるまでの
地均しというか、そういう段階は本当にシュールだ。
それそこに埋めるだけじゃないの?みたいな作業を
延々何ヶ月もかけて行っていたり、
そもそも外からだと何にも意味ない様に
見えることをやっていたりする。
ブルドーザーがただグルグル回っているだけだったり、とか。
広大な敷地の回りにぐるり金網フェンスで
立ち入り禁止にしているが、
一匹の鳥が飛んできて砂山をつついて餌を探している。
もう何だかそんな美学なんだろう、と思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿