2011年3月26日土曜日

今週のドイツの様子

週前半は相変わらず「フクシマ」と「ツナミ」が
ニュースのトップと大半だったけれど、
新たに出てくる情報も少なくなったせいか、
あるいはリビアの状態が加熱したせいか、
そっちと半々くらいになったかな。
 
情報を全く開示する気のない東電は
各所で叩かれまくっていて、
某ニュース局でアナウンサーが東電の
情報政策について尋ねると、専門家が
「あれは『政策』と呼べたレベルの代物ではない」
とバッサリ。
同じ局だったかもう1つの別のニュース局で、
東京在住の特派員に話を聞いていて、
その人が、「自分はもう東電の言っていることは
ほとんど信用に値しないと思っている」
とこちらもバッサリ。
ヤフードイツのニュースでは
「すべては秘密にする」が東電のモットー
との記事も出て、「よく見られているニュース」の
ランキングでトップを獲得。
某地方TV局(と言っても平らな国土のドイツでは
全国で視聴可能、地方性の高いプログラムを
組む、ほどの意)では、ARD(日本のNHKに相当)
の特派員が、フクシマ50と言われているが、
東電は以前からホームレスや未成年を
原発に送り込んでいて、今回の対処にもだ、
彼らは日本では「使い捨て労働者(意としているのが
日雇いのことなのか派遣のことなのかアルバイトなのか
不明だけど)」と呼ばれている、等々と
話したのだとか。これはさすがに嘘くさいが、
どういう企業イメージとして受け取られているか
を反映してはいるのだろう。
 
グリーンピースは今回の事故を
レベル7に分類すべきと言っている。
 
ドイツ国内でも日本発の放射性ヨウ素が検知された。
今の所、幸いにして、健康には全く影響ない
レベルとの話だが。
 
いくつかの国で、日本からの食品に高濃度の
放射性が検知されたとのニュースももちろんあった。
ドイツ(というかEU)はもちろん、各国で検査を強化。
当然食品だけではなく入ってくるすべての物品に対し。
 
そんなこんなで、
もう日本だけの問題ではなくなっているわけ。
説明責任くらいは最低限果たしてもらわないと、
日本以外ではどこも、誰も納得しない、と。

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