続き。
2.だからアレはアレ。
さて、クリスマスが正月だと考えれば、
色々な記号の対応関係が見えてくる。
あるいはそうした対応関係ゆえに、
クリスマスが正月だと思われる。
ツリーほぼ=門松。
違いは家の中に飾るか、外に飾るか、か。
ツリーはどっかにあるものを見て楽しむものではなく、
自分の家で飾るもの。
だから街角に大きなツリーが出来ようが、
あれは本質的なものではない。
で、寒い&雪のドイツで、
自宅のツリーを外に出すなんてことをするはずもなく、
こればっかりは人の家に入らないと見れない。
御節ほぼ=クリスマス料理。
クリスマス料理でシンボルとなるのはケーキではなく、
七面鳥、あるいは鶏。
こんなほぼ一匹丸々みたいなものが
肉屋に行っておいそれと手に入るというのは
さすがに無理。
これは完全予約制。
クリスマスの大体1月前くらいになると、
スーパーの広告の最後のページは、
この予約フォームに変化する。
となると、プレゼントほぼ=お年玉、かな。
この時期ツォーとかターミナル駅では
プレゼントの包みを引きながら、
右往左往するどこかから来た御老人たちの
姿をよく見るようになる。
孫のところへ行くのだろう。
まあ、もちろん恋人同士や友人間でも
プレゼントの交換をするのはありだが、
ドイツのクリスマスはやはり家族の日なのだと思う。
日本の正月もやはりどちらかというと
家族の日であるのと同じ意味で。
一応、日本のクリスマス的な、
恋人のための日のドイツ版は大晦日。
これはそのときに改めて。
あ、22時、一層、厳粛な雰囲気になってきた。
一方ではたしかにお祝いでもあり、
でも他方、やはりそれは宗教行事でもある、
そんなわけで、前に触れた、
どうしてイルミネーションがドギツサ一辺倒に
なっていないか、ということの説明にもなっている
んじゃないかな、と。
日本のどこぞとか、あの某遊園地のように
やってしまうとそれは神聖さの乱れになってしまう。
神聖さってのは空気だから。
と、これで大体書くことは書いたかな。
まあ、このブログを書いている人を
個人的に知っている人は、多くもうすでに
自分から聞いた話の重複だったと思うけど。
一応。
で、何か思い出したらいつか追記。
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