かれこれもう4回目くらいなためか、
向こうもこっちの顔および用件を知っていて、
条件の最終確認だけでスタート。
条件というのは綴じこみ方
(リング、クリアファイル、本っぽいもの厚手、薄手)、
表紙を透明にするか、透明にするなら透明度を選択。
そして裏表紙の紙の色。
そんなとこかな。
あともちろん冊数。
まず向こうが1冊サンプルを作ってくれる。
それの中身の確認から。
これのために自宅から印刷した原稿を持ってきた。
それと比較。
朝早かったせいか、確認している自分の周りで
掃除を始める向こうの人。
まあ、いいけど。こういうところはいかにもドイツ人だよね。
確認すべき点はそれほど多くはない。
使った特殊記号・文字・フォントがきちんと出力されているか、
これは記号を大体網羅した一覧表を巻末に付けてあったので
確認は非常に楽だった。
本文の確認はズレがなければOKなので、
2ページおきくらいに適当(ランダムという意味で)に
確認するのが効率よいというものだろう。
20分くらいで確認作業終了。
自分が印刷していったものより、
紙質もインクの質もさすがにはるかに上で、
本当の本みたいにきれいな出来栄え。
そこから印刷と製本の本番スタート。
とはいっても自分ですることは全く無い。
かかる金額(約170ユーロだった)と所要時間(1時間)
だけ聞いて図書館へ時間を潰しに行く。
一時間後受け取りに行く。
ECカードで支払い‥と、
普段のATMのパネルと違っていたせいか
暗証番号を間違える。
というか、ど忘れして焦る。
さらにもう一回間違え、ますます焦る。
3度間違えるとカードが使えなくなると言われ、
現金を取ってくると言って一度外へ出る。
現金を取ってくるにしても同じカードを使わねばならないので、
条件は変わらないはずなのだけれど、
最寄のATMまでちょっと距離があるので、
それまでに思い出そう、と考えた。
考えた‥けど、やっぱ思い出せず焦る焦る(笑。
結局いつものATMのパネルを見て、
操作を頭の中で反復したときやっと思い出した。
体で覚えているだけの記憶って恐いね。
ともあれ思い出すは思い出したので、
コピーショップに戻って、事情を話す。
「第二ラウンド開始だな」とか冗談を言われつつ、
向こうの人がいい人たちでこっちとしては内心ホッとする。
暗証番号が通っただけで半ば拍手という
大騒ぎを演出することになった。
向こうの人が15冊をまとめてダンボールに入れてくれた。
ダンボール箱は持っていった買い物袋には入りきらなかったが、
そんなこともあろうかとビニールテープも用意していた。
買い物袋を開いて端をビニールテープで止め軽く防水。
幸いそんなに雨は降っていなかった。
ただ結構重かった。
そして時間は10時15分。
コピーショップの隣の建物の中にある
試験担当局へと向かった。
続く。
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