論文の色々な基本的体裁は火曜日以前に既に固まっていた。
特に本文は結果から言えばもうずっと前に完成していた。
チェックに力を入れていたのは脚注。
かなり思い切ったことを書いたつもりだとはいえ、
やはり学術論文は学術論文。
文献の参照指示等は疎かにできない。
日本語の論文だと、参照・引用文献の指示に
出版社とか版数とか何やらいっぱい書くことになると思うが、
ドイツ語の論文だと著者名、書名、出版地、出版年、
基本はこれだけで事足りる。
とはいえ、それでも参照や引用する度一々挙げていたら
面倒で仕方ないので、略記する。
著者名(名字だけ)+出版年だけ脚注では書いておいて、
巻末に対応リストを載せる。
さて、脚注に書かれた年と巻末リストの年が違っているものが
存在する、というのを発見してしまって、さあ大変。
いや、直すのは別に大変でも何でもない。
大体の場合は自分が使った版の年数を
併記してある初版の出版年と取り違えていた、
とかそれだけの話。
片方の年数の下二桁を訂正すればいいだけ。
何が大変かというと、他にもそういう
食い違いがないか洗い出す作業の方。
全部手動でやらなくてはならないし。
そうこうしている内に、名前は触れているのに
引用・参照文献はおろか、参考文献にも
文献を挙げていない固有名が出てきた。
一応論文の条件には「用いた文献・資料は
全て明記すること」が義務付けられている。
だがどの範囲まで挙げればいいか、
この辺の判断は難しい。
こうしたことを火曜日、ビザの更新に行って来てから、
夕方のゼミが始まる前までの時間にやって
(途中睡眠もとって)、
ゼミ後に図書館(フンボルト大)へ確認に。
帰ってきてからそれを反映させる。
フンボルト大の図書館で貸出中で
確認が出来なかったものもあったため、
自由大に行かねばならなくなった。
1.寝てから夕方か夜大学に行く
2.寝る前に大学に行ってそれから寝る
の選択肢があったわけだが、
ここで2を選択していたことが効を奏することになる。
1を選択していた場合、帰ってくるのが夜。
朝も早いが夜も早いドイツ人たちの中、
夜に印刷機をガーガーピーピーやらかすのは
退去勧告の署名集めを始めろと言っているのと同義。
すると翌朝印刷することになるが、
それだとコピーショップでの印刷製本&提出に
間に合わなくなっていたことだろうから。
そして水曜に続く。
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