スペインはフランスを難なく破った。
フランスは正直もう少し何とか出来ただろうに、という内容。
いや、そうでもないのかなあ、
というのも攻撃を牽引していたのがベンゼマとリベリー。
レアルとバイエルンの選手。
つまりは行った先のクラブで成長しなかった人たち。
リベリーはともかくベンゼマのレアル行きは
本当に残念な思いをしたからなあ。
そのツケがこんな形で出てくるとは。
もう一枚二枚、攻撃にいい選手がいれば
全然違ったチームになったのだろうけれど、
手も足も出なかったのか出さなかったのか、みたいな終わり方。
せめて延長まで引き込んでくれると
ドイツ視点からすれば良かったのだろうが、それも叶わず。
スペインは準決勝でポルトガルと対戦。
ここは難なく勝って来るだろう。
今度は相手にロナウドしかいないようなチームだし。
延長もなさそう。
スペインの方はメンバーを落として来さえするかもしれない。
ドイツの準決勝の相手はイタリアに決まった。
がまずはその前に準々決勝の話。
イタリアとイングランド、思えばあったようでなかった対戦カード。
10年ぶりとか言っていたかな。
延長も合わせて120分のスコアレスドロー。
でも見所は多々あった。
バロテッリにもっと決定力があったら試合は早々に決着がついていたはず。
今時あんなにシュートをふかす選手も居ないわな。
判断というより次の行動への切り替えが鈍く、視野も狭い。
イングランドはだいぶ助けられていた。
ボールの支配率はイタリアが64パーセント、
シュート数イタリア35に対しイングランドわずか9、
こんな数字も表しているようにイタリア優勢の試合だったので、
イタリアの勝ち抜けは順当。
最後の方に一方的になったのを除けば
ここまでの両チーム様子から容易に予想できた展開。
イングランドは何でジェラードをあの低めの位置に入れるかな。
ランパードが居ないのが痛かったのか、
でもジェラードは前でこそ恐い選手だと思うんだけどなあ。
対してイタリアのボランチ、ピルロは
こういう大きな大会に限って言えば過去最高の出来なんでは、と。
パスもシュートもキープも今大会はかなり光るプレーが多い。
バロテッリに分けてあげたくなるほど周りが良く見えている。
ワンボランチでも2人分くらいは働いている。
準決勝、しかし、ドイツの勝ちは決まったかな、と思う。
ドイツの方が2日も日程的な余裕がある上、
イタリアは延長戦をこなす羽目になってしまった。
この差はどうしても出てくるだろう。
ただイタリアはカッサーノとデ・ロッシを引き上げさせていた。
最後までピッチに残ったのは割と恐くないバロテッリ。
この辺は結果的に好判断だったのかもしれない。
そしてドイツ側からすれば一番嫌なのはディ・ナターレだろうが、
この日は出番なし。
バロテッリの代わりに入ってくるとかなり厄介なことになるかもしれない。
でもバロテッリはPKの第一キッカーを任されるほど信頼されているようなので
そんなこともなさそうだ、と考えれば、
ドイツとしては先制点さえ取れれば楽な展開も望めるかな。
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