もしかするとこれが今大会のベストマッチになりうる、
そんな素晴らしい一試合だった。
まずイタリアがスペイン相手に3バックってのが驚いた。
実はこれだけだとボランチを下げて実質何バックだよ、
ってことになることもないわけではないけれど、
イタリアはスペインにガッツリ正面から当たっていった。
今(昨?)シーズン、バルサとミランで似たようなことがあったが、
お互い一歩も譲らないという闘志剥き出しの熱い戦いだった。
中盤のボールの奪い合いでさえ歓声が上がるくらい。
FWに代えてFWを投入、凄くはっきりした意思表示。
勝ちに来ているなあ。
そして代わって入ったディ・ナターレがゴールしたときは
本当にもう熱い展開だったが、
その直後に取り返すファブレガスもさらに素晴らしいゲーム展開をもたらした。
その後トーレスがかなり残念だったことを除けば、
非常に中身の濃い1対1。
僕がドイツ代表に求めているのもこういう戦い方。
06年、クリンスマンがやったような後半ガンガンFWを投入していって、
ポジションとかフォーメーションとか形はそっちのけで
強引にでも流れを引っ張ってこようというサッカーを
僕は馬鹿扱いしたものだけど、
レーヴはもう少し馬鹿、って言っては語弊があり過ぎるけれど、
破れかぶれというか、野心的でいいのでは、と思うのだ。
特に今の方がその時に比べて格段に駒は揃っているので。
それともあれか?対スペイン用の隠し玉のつもりか。
だったら面白いんだけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿