2012年6月15日金曜日

2連勝

イングランド-フランス戦からというもの、
何となくまったりした試合の続くユーロ2012。
読書の方は捗るからいい、のか?
 
ドイツはオランダも破り2連勝。
それでもまだ予選ラウンド勝ち抜けが決まったわけではないので
本当に死の組になっている。
ただここを抜けられれば準々決勝の相手は
A組のどこが来ても楽なチームになるので、
そこでちょっと一息入れられる。
 
この試合の前、ドイツ国内ではとにかく話題はゴメス批判だった。
でもこれは他に特に話題が無かったから、というのが実情だったと思う。
テレビのコメンテーターの一言を拡大解釈して
メディアで騒ぎを作っただけという。
それはまあドイツでは勝ったって批判が出るのはいつものことだし、
特に珍しい事態でもないのだけれど、
今回のはちょっと人為的・作為的過ぎだったかな。
 
そんな「批判」を受けてかどうかは知らないけれどゴメスは一念発起。
シュバインシュタイガーのコンディションも
まずはパサーとしての部分が復活してきたようだ。
準決勝までの道はもう見えている。
あるいは決勝まで、かもしれない。
オランダは未だ勝ち点ゼロの暗雲、
今日イタリアがクロアチア相手にやらかして
勝ち抜けが怪しくなってきたから。
今のイタリアの攻撃的なサッカーはかなりいいと思うので、
ここで消えてしまうなんてことがあると少し残念だ。
 
しかしイタリアにはまだ可能性があるのでそれを信じることにして、
今大会どうしようもなく残念なのはオランダ。
特に守備面が酷い。連携が形を成していない。
最低限のDF間の連携もろくに出来ていない。
4バック4人がそれぞれ一人ずつマークないしケアしているだけ。
それゆえコンビネーションプレーに驚くほど弱い。
そしてマークしている選手に付いて持ち場を離(さ)れてしまうと
そこに出来たスペースを突かれるという。
直前にテストマッチで6-0とかやっていたから
相当な仕上がりなんだろうと思っていたら、
ディフェンス面は何にも仕上がっていなかった。
これは何日かでどうにかできるものではないので、
仮に次の試合ポルトガル戦ででオフェンス陣が奮起して勝ち、
決勝ラウンドに駒を進めることが出来たとしても、
その先でやはりまたドイツに負けてしまうことだろう。
ドイツの攻撃というのは個人ではなくチームプレーが起点だから。
 
でもこの点に関してはドイツの方にも言わなければならないことがあって、
僕には何となく分かってきたことがある。
ゲッツェやロイスはレーヴのチーム構想からすると
手に余る存在なわけなのだろう、と。
そしてレーヴの場合は、仮に時間があったとしても
彼らを組み入れたさらに上位のチーム構成ができるとは思えない。
この辺がレーヴの想像力の限界なんだと思う。
いや、今大会はいい線行けそうだけどね。
スペインはビジャの穴がこんなに大きいとも思わなかったし。
ただシルバがいいんだよなあ。
さて、どうなるか。

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