もう随分前から懸念されていた事項、
それは洗面台の排水溝詰まり。
まずは絵を描いたのでそちらを。
これがうちの洗面台の構図。
普通はaの部分に汚れなり何なりが溜まる。
前にそれもあった。
そういう時はそれ用の洗浄液(?)がスーパーその他の
掃除用品の所に置いてあるのでそれを流し込めばよい。
前は一晩寝かせるものしかなかったが、
2、3時間で効果を出し始めるもの、
最近では15分で効果が出るものもあるようだ。
そもそもなんでこんな風にaのところに何かが溜まるように
なっているのか、何か大事なものを流してしまった時の
保険みたいなものなのだろうか、それは分からない。
だがどこの家でも大体こういう構造になっているので
何かしらの理由はあるのだろう。
そういう洗浄液でも効果があまり出ない場合、
赤線の所がボルトみたいになっていて、
ここを取り外すことで排水溝の内部を直接掃除する。
自分は今まで2回やったことがある。
下に洗面器を置いたりしながら。
2度目にやった時は、しかし取りはずした部分に
さしたる汚れはなく、上から水を流してみて分かったことだが、
詰まっているのはそれより上の部分(b)のどこかだった。
しかしそれは当時想定外だったので
そこを掃除するための道具は持ち合わせてはいなかった。
これはこの前の冬か春先の話。
その後排水の悪さは感じられるものの、
特にストレスとなるほどでもなかったのでそのままにしていたが、
最近とうとう見過ごせないレベルに到達した。
それで今週は各地の百円均一や家具屋(ホームセンター)、
スーパーの掃除用具コーナーを片っ端から周り、
排水溝を掃除するためのブラシを探していたのだった。
前にああ、これを今度使おう、と思って
でも華麗にスルーしていたあのブラシはいずこへ、
と店内を本当に隈なく探しているというのに、
しかし探している時ほど見つからない。
結局細いビンを洗うブラシだが、
排水溝に入りそうな細いやつを百均で買ってきた。
写真を撮っておこうと思ったが、
買ってきた後、すぐ使わないといけない状態が
訪れたのでそこまで気は回らなかった。
代わりに絵を描いた。
こんな感じ。
1の部分、先端に毛、
2の部分がブラシ本体。
3の部分が取っ手、本体が針金なので
ちょっとくらいなら曲げることが可能。
実は詰まっていたのは洗面台だけではなく、
風呂場の排水溝もだったので、
そっちからスタート。
これが大体30時間前の話。
すると見事にキレイになって、
水がするする流れていくように。
そして問題の洗面台に取り掛かる。
しかしこっちの方はそう簡単には行かなかった。
というかむしろ逆に詰まった。
ちょっとは流れていた水が全く流れなくなった。
だがこれ以上悪化はないと逆に開き直って、
ブラシ掃除を続けていたら、
詰まっていた汚れが出てきた。
何で下に流れず上に出てくるかなあ、と。
これは想定外だったので急遽石鹸の受け皿を
その汚れを取り除く容器にして、
汚れを取ってはトイレに流すことを繰り返していた。
が、大した効果が出たわけではなかった。
結局その後、更なるブラシが効果を上げ、
下の「何か」をちょっと動かすことに成功した。
開始前よりほんのちょっと前進したかな、と、
そこでブラシに限界が来たため作業を終えた。
この時は取り敢えず流れるようになったことに安堵したので
これでいいと思ったのだ。
そして話は20時間前へ。
この頃より再び排水溝の詰まりが感知されるようになる。
が夜では仕方ない。寝た。
6時間前、今日の夕方。
週末ポストされる来週用の広告に
某薬局で排水溝洗浄剤が安いとあったので
それを買いに行こうと考える。
夜にパソコンを点けた時にでも
何か効果的な策はないか検索してみようとか考え、
それが見つからなかったらアマゾンでちゃんとした
それ用のブラシを買おうなどと思っていたのだが、
ふとトイレに行ってみて水が全く流れていないことに気づく。
実は某スーパーに排水溝洗浄キットが売られていて、
自分はこれを最後の最後の手段だと考えていた。
なぜなら4ユーロくらいする値の張るものだから。
ここのスーパーは土曜夜でも23時までやっているので、
今からでも十分間に合う、が出費が痛いなあ、
などと思っていると、
もうこの際、何でもいいから流しに入れておこうと思い始め、
万能クリーナー(?ユニバーサル洗浄液とか何とか言って、
どんな用途にも適した掃除用液体洗剤。
実は前にテレビでやっていたのだが、他の「専門」がある
洗剤なんかよりもこっちの方がよほど効果があるとの話。
ただ、使用時に水で思いっきり薄める必要があって、
バケツないしは洗面器でもないことにはちょっと使うものにも
自分の手等にも影響がありそう、なのでその番組を見た後で
安かったときに買ってはいたものの、
これまで使った事はなかった)をドボドボとつぎ込んだ。
丁度水も溜まっているのだし、と。
あまり期待はしていなかったので身支度を整えたが、
この時までにもう一つ閃きがあった。
何か細いもの、細いもの、と探してたどり着いたドライバー。
それを持ってバスルームに行くと何と水が消えていた。
が、これまた一過性の効果の可能性も捨てがたいので、
水を流しながらドライバーで排水溝の穴を
一つ一つ点検していった。
幾つ目かの穴の時、手応えがあって何かが流れていった。
そしてその次の穴で更なる手応え、
それと同時に水が一気に落ちて行った。
こうして長きに渡る配水管との格闘は終わり、
件の高価なキットも洗浄剤も買う必要はなくなったのだった。
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