2011年9月24日土曜日

失われたファイルを求めて

図書館に行って本や論文をPDF化して持って帰ってくる。
それを一々パソコンに取り込むのが面倒で、
ある程度の量になったらまとめてやっている。
ファイルをコピーするだけ、と思うかもしれないが、
ファイル名をつけなければ実用的ではないし、
場合によってはきちんとコピーされているか、
例えば抜けたページがありはしないか、等々
チェックもするので、ある程度の作業になる。

そんなわけで今回は何やかんや9月の頭から
ファイルを移していなかった。
それが一昨日、久しぶりにUSBスティックを挿し、
パソコンにデータを移行させようとしたらエラー表示。
ファイルが破損していると言われた。
44個のファイルがあったのだが2個はコピーが出来ず、
移行に成功した42個の内3個はコピーは出来たが
アクロバット・リーダーで開かない始末。
計5つのファイルが失われた。

しかし本当の恐怖はここからだ。
失われたファイル自体は然したる問題ではない。
もう一度コピーしてくればいい。
同じ料金はかかるけれど一枚2セント。
不幸中の幸いで今回は論文ばかりコピーしていたので
金額的な損失はほぼ免れた。
問題は、さて、どの論文が失われたのか、ということ。
一つ二つ程度なら覚えているものだが、
さすがに40個全部なんて覚えているはずもない。
元となった自作リストには200近い論文や書籍やら雑誌が
挙がっており、それを図書館で探しては必要な箇所を
コピーしてきて、その数が40なのだ。
どれをどこからコピーしてきたのか、
ファイルの番号からの推理が始まった。

‥そして割とすぐ終わった。
何この大袈裟な前フリと思われるかもしれないが、
可能性としては本当にそうなりかねなかったという話。
幸いにして失われたファイルは
現在集中的にそこから論文を引っ張ってきていた
ある雑誌に固まっていたこと、
それ以外でも割と記憶に残ってるもので、
ああ、そういえばこれは後で思い出して
ここのページを追加でコピーしたあれだ、
云々かんぬん、これも奇跡だった。
そしてもう一つ奇跡だったのは、ファイル損失が生じたのが
全てフンボルト大の図書館に置いてある本や雑誌であったこと。
そうでないとなると、わざわざ自由大や工科大等々
から借りてこないといけなくなるところだった。

こうして抜けたところを補完しに行って、
昨日再びUSBスティックを挿すと、
今度はドライブのチェックを促される始末。
チェックだけでなく一応修復もさせてひとまず完了。

コピー機の方にUSBスティックの安全な取り外しという
操作はなく、一応書き込みが終わるのをきちんと待って
取り外しはしているのだが、それでもたまにこうした
ディスクエラーなのかファイルエラーなのかが
生じてしまうことがある。
今回に至ってはそれが5/44という有り得ない頻度で起きた。

つまりは自分が何をコピーしたか、
覚えていられる範囲でコピーしておくのがベターなのだろう、
と結論した。

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