昨日の写真で上げた缶コーヒー。
自販機ではなくスーパーのワゴンに並んでいたもの。
ドイツに自販機なんてないもので。
これまで見たことがなかったやつで、
多分新製品だと思う。
これが中々に仕組みが興味深い。
まず裏の説明書き。
何を書いているか分からん、という人も、
表記が途中から逆転しているのは
分かってもらえると思う。
まずはひっくり返す。
裏はこんな風に缶詰みたいな金属ふたがあって、
それを取り外す。すると↑のようなプラスチックの
出っ張りが出てくる。それを押し込む。
すると缶の内部で何かが始まる。
その後缶を15秒間振る。
振っているとちょっとずつ温かくなっていくのが
手の中でも感じられるようになる。
上のふたは日本でもよく見るプルタブ式。
それを開けて3分待つ。
温度の変化を知りたかったので、
3分待つ間も少しずつ飲んだりしたけれど。
徐々に徐々に熱くなっていく。
ふたは開けっ放しになっているというのに。
3分と表記はあったが、4~5分くらいまで
温まり続けていったように思う。
こんな風にしてホット缶コーヒーが完成。
温熱装置要らず。
キャンプとか登山用って書いてあった。
どういう仕組みか、自家発熱なので。
値段はちょっと高くて1.8ユーロくらいするのだけれど、
これは便利かもしれない。
試しに買ってみる分には結構楽しかった。
2011年7月27日水曜日
2011年7月26日火曜日
最近の出来事のまとめ
先週末は友人宅にお呼ばれしたので行って来た。
参加者はほぼ顔見知りで日本人多数ということもあって、
終始リラックスして話を聞いていた。
4~5時間くらいかな、とても楽しい時間を過ごした。
さて、今週末は教授宅訪問か。
こっちはそこまで気楽に、とはいかないなあ(苦笑。
まずワインをどうするか考えないと。
そこからだ。
蜂に刺されたと書いたら親からメールが来た。
本当にそんなに大袈裟なことではない。
蜂が蜂と言うよりまだ蜂の子みたいなものだったからか、
あのブログ記事を書いて寝る前までには
もうチクリともしなくなっていた。
ドイツ人が全然蜂を気にしていなかったり、
平然と手で追っ払ったりしているのは
なるほどそんな訳かと思ったものだ。
でも黒服は避けよう、それは思った。
とはいえその後、日曜、月曜と全然気温が上がらず、
蜂も飛べないほどの寒さになっていたベルリン。
あれ?7月‥もう夏らしさなんてどこかへ行ってしまっている。
今日も晴れてちょっと気温が上がるという話なのに、
朝の内だけ晴れて、今またちょっと曇天模様。
ちなみに今年扇風機を使ったことはまだ一度もない。
部屋の隅に去年からずっと出しっぱなしになっているけれど。
参加者はほぼ顔見知りで日本人多数ということもあって、
終始リラックスして話を聞いていた。
4~5時間くらいかな、とても楽しい時間を過ごした。
さて、今週末は教授宅訪問か。
こっちはそこまで気楽に、とはいかないなあ(苦笑。
まずワインをどうするか考えないと。
そこからだ。
蜂に刺されたと書いたら親からメールが来た。
本当にそんなに大袈裟なことではない。
蜂が蜂と言うよりまだ蜂の子みたいなものだったからか、
あのブログ記事を書いて寝る前までには
もうチクリともしなくなっていた。
ドイツ人が全然蜂を気にしていなかったり、
平然と手で追っ払ったりしているのは
なるほどそんな訳かと思ったものだ。
でも黒服は避けよう、それは思った。
とはいえその後、日曜、月曜と全然気温が上がらず、
蜂も飛べないほどの寒さになっていたベルリン。
あれ?7月‥もう夏らしさなんてどこかへ行ってしまっている。
今日も晴れてちょっと気温が上がるという話なのに、
朝の内だけ晴れて、今またちょっと曇天模様。
ちなみに今年扇風機を使ったことはまだ一度もない。
部屋の隅に去年からずっと出しっぱなしになっているけれど。
先週の(飲み物)まとめ
先週、各スーパーから飲み物を集めると書いたように、
上が火曜、下が水曜の写真。
さあ、間違い探し(笑。
ともあれこれでしばらくは飲み物には困らない。
先週、先々週と色々買いだめしたので、
今週はその日食べるものを買うくらいで済む。
ちなみに↓はその後土曜までに追加されたもの。
その内、左のコーヒーはちょっと面白いので
記事を改めて説明しようと思う。
2011年7月24日日曜日
防衛本能寺の変
今日は生まれて初めて蜂に刺された。そんな話。
ベルリンは昨日までまたも間断なく雨が降り続き、
気温がガクッと下がった。最低気温で10度とか11度とか。
今日は久しぶりに晴れたのだけど、
そうなると活発化するのが蜂たち。
今日は大学まで行って本の返却と貸出をしてきたのだが、
そのついでにちょっと街を歩きつつ、
来週教授の家に持っていくワインを探すなどしていたのだ。
その時は地下鉄3駅分歩いたのに何でもなかったのだが、
自宅の最寄り駅まで戻ってきて、
そこにもカールシュタット(そこまで高級でないデパート)が
あるので、一応そこも覗いてみる事にしたときのこと。
ワインを物色しつつ、ふと肘を抱えるような格好で
右手は左の脇の裾を掴もうとしたとき、
手のひらの親指の付け根にズキっと針が刺さった感覚がした。
針仕事などもう随分していないが、
今日は色々なところを見て回ったし、
その時何か引っ掛けたか?と半分は気のせいの積もりで
手を上げてみてその下からミツバチが出てきたときは
さすがにちょっと焦った。
蜂に刺されるなんて30年近く生きてきて初めてのことだった。
しかし気温が低いためか、自分を刺した蜂は飛び立とうとせず、
ずっと自分の服の周りを這っていた。
息で吹き飛ばそうにも食らい付いて離れてくれない。
そうこうしている内に背中に回られてしまったので、
カールシュタットからなるべく急いで出ることに。
決着は外でつけようか。
いやいや、ただ単にデパートの中で服を脱げないってだけ。
外に出て、脇の道に入り、
バックを下ろして上着を脱ぐ。
まだ引っ付いてやがりましたよ、と。
服をバサバサやると蜂が取れたかどうかの確認もしづらいので
今度こそは思いっきり息で吹き飛ばしてやった。
が、信号を渡ったところで(多分)同じ蜂が
また自分めがけて飛んできやがりましたので、
今度は上着をバサバサやって追い払った。
もうそんな気温でもないのにTシャツ一枚で
何故か上着をバサバサやっている自分の姿に
街の人たちは注目を惜しまなかった。
取り敢えず早足と小走りを織り交ぜつつ家路を急いだ。
そこから自宅までは100mあるかないかくらいだが、
途中また蜂の姿が視界に入ることがあったため、
アパートの入り口、自宅の玄関前の2度、
かなり入念に上着や荷物をはたいてから入った。
これで蜂を完全に巻くことに成功はしたが、
今日はコインランドリーにも行ってこなければならなかった。
出る足が重かったことは言うまでもない。
怪我の程度だが、これは驚くほど大したことはなかった。
ちょっとの間水ぶくれみたいになっていたが、
それも本当に小さなもので、本当に刺されてのものなのか
疑わしくなるほどだった。すぐ消えて、
今はそこにコンパスの針が刺さった跡のようなポチが
手の小さなしわの上に出来ているので、
ああ、刺されたのはここか、と分かる、そんなもん。
手を動かすとまだたまにチクッとすることがあるが、
刺された直後からしても特に腫れたりはしなかった。
この程度だと、もしかすると前にも刺されて
ただ自覚がなかっただけということがあった可能性もある。
上着をバサバサやっていたときに
チャックが手の甲に当たって出来た傷の方がよほど大きい。
ちなみに。
一匹だけ、かつ這っているだけなら叩いて殺せば良かったって?
そんなことをしようものなら白い目で見られることは必死。
動物愛護精神の過てる拡大解釈の結果、で。
だからこそ毎年秋口には飽きもせず騒いでいるにもかかわらず、
蜂たちはのうのうとのさばっているというわけ。
困ったもんだ。
だが今ちょっと調べてみた。
自分が蜂に好かれるのは、
どうも着ている服の色に原因があるようだ。
蜂は黒い服に寄ってくるらしい。
と、今ハンガーに掛かっている服を見たら、
8分の7が黒ないしは黒っぽい色だった。
10月まで着られる服が一着しかねえ(笑。
月曜あたり何とかしようと思った。
ベルリンは昨日までまたも間断なく雨が降り続き、
気温がガクッと下がった。最低気温で10度とか11度とか。
今日は久しぶりに晴れたのだけど、
そうなると活発化するのが蜂たち。
今日は大学まで行って本の返却と貸出をしてきたのだが、
そのついでにちょっと街を歩きつつ、
来週教授の家に持っていくワインを探すなどしていたのだ。
その時は地下鉄3駅分歩いたのに何でもなかったのだが、
自宅の最寄り駅まで戻ってきて、
そこにもカールシュタット(そこまで高級でないデパート)が
あるので、一応そこも覗いてみる事にしたときのこと。
ワインを物色しつつ、ふと肘を抱えるような格好で
右手は左の脇の裾を掴もうとしたとき、
手のひらの親指の付け根にズキっと針が刺さった感覚がした。
針仕事などもう随分していないが、
今日は色々なところを見て回ったし、
その時何か引っ掛けたか?と半分は気のせいの積もりで
手を上げてみてその下からミツバチが出てきたときは
さすがにちょっと焦った。
蜂に刺されるなんて30年近く生きてきて初めてのことだった。
しかし気温が低いためか、自分を刺した蜂は飛び立とうとせず、
ずっと自分の服の周りを這っていた。
息で吹き飛ばそうにも食らい付いて離れてくれない。
そうこうしている内に背中に回られてしまったので、
カールシュタットからなるべく急いで出ることに。
決着は外でつけようか。
いやいや、ただ単にデパートの中で服を脱げないってだけ。
外に出て、脇の道に入り、
バックを下ろして上着を脱ぐ。
まだ引っ付いてやがりましたよ、と。
服をバサバサやると蜂が取れたかどうかの確認もしづらいので
今度こそは思いっきり息で吹き飛ばしてやった。
が、信号を渡ったところで(多分)同じ蜂が
また自分めがけて飛んできやがりましたので、
今度は上着をバサバサやって追い払った。
もうそんな気温でもないのにTシャツ一枚で
何故か上着をバサバサやっている自分の姿に
街の人たちは注目を惜しまなかった。
取り敢えず早足と小走りを織り交ぜつつ家路を急いだ。
そこから自宅までは100mあるかないかくらいだが、
途中また蜂の姿が視界に入ることがあったため、
アパートの入り口、自宅の玄関前の2度、
かなり入念に上着や荷物をはたいてから入った。
これで蜂を完全に巻くことに成功はしたが、
今日はコインランドリーにも行ってこなければならなかった。
出る足が重かったことは言うまでもない。
怪我の程度だが、これは驚くほど大したことはなかった。
ちょっとの間水ぶくれみたいになっていたが、
それも本当に小さなもので、本当に刺されてのものなのか
疑わしくなるほどだった。すぐ消えて、
今はそこにコンパスの針が刺さった跡のようなポチが
手の小さなしわの上に出来ているので、
ああ、刺されたのはここか、と分かる、そんなもん。
手を動かすとまだたまにチクッとすることがあるが、
刺された直後からしても特に腫れたりはしなかった。
この程度だと、もしかすると前にも刺されて
ただ自覚がなかっただけということがあった可能性もある。
上着をバサバサやっていたときに
チャックが手の甲に当たって出来た傷の方がよほど大きい。
ちなみに。
一匹だけ、かつ這っているだけなら叩いて殺せば良かったって?
そんなことをしようものなら白い目で見られることは必死。
動物愛護精神の過てる拡大解釈の結果、で。
だからこそ毎年秋口には飽きもせず騒いでいるにもかかわらず、
蜂たちはのうのうとのさばっているというわけ。
困ったもんだ。
だが今ちょっと調べてみた。
自分が蜂に好かれるのは、
どうも着ている服の色に原因があるようだ。
蜂は黒い服に寄ってくるらしい。
と、今ハンガーに掛かっている服を見たら、
8分の7が黒ないしは黒っぽい色だった。
10月まで着られる服が一着しかねえ(笑。
月曜あたり何とかしようと思った。
2011年7月21日木曜日
リーガ・トータル・カップ雑感
リーガ・トータル・カップというのは、
ブンデスリーガの開幕も差し迫ったこの時期に
基準は不明だが4チームが招待されて開催される
トーナメント形式のカップ戦である。
今年はドルトムント、バイエルン、マインツ、ハンブルクの4チーム。
試合は30分ハーフで行われ、
初日がいわば準決勝、翌日に3決と決勝、
と連続する2日間の日程で行われる。
開幕直前なんて言っても、いや直前だからこそ、
今が体的には最後の追い込みの時でもあるのだろう。
各選手まだまだ体が重い。本調子とは遠いコンディションだった。
一応優勝はドルトムントだった。
特に体が重かったのは香川で、
シーズン中にこんな調子だったらレギュラーの座が
危うくなるようなミスを連発していた。
これについてはしかし上に書いたとおり。
それに加えてさらに、香川はドイツに来てまだ1年、
ただでさえキツいトレーニングに加え、
日本人選手は体を造るため追加でフィジカルトレーニングを
課されていそうなことは想像に難くない。
むしろこの時期なのにキレキレだった
同チームDFのサンタナの方が心配。
バイエルンは今期、これまでのところはだが、
例年話題を呼ぶ攻撃面での「大型補強」を行っていない。
代わりにやっと守備面を強化する気になったようだ。
だがノイアーの移籍には個人的にはかなり疑問符。
バイエルンに移ってきて成長した選手というのをここ数年見たことがない。
ノイアーのバイエルン移籍の話が出たのはまだ昨シーズン中だったが、
それ以降のノイアーからはあの神がかりっぷりが消えてしまった。
今回のカップ戦でもちょくちょくミスしていた。
そして彼個人というよりもチーム選びとしての疑問符。
バイエルンのクソディフェンスには調子を狂わされるだろうなあ、と。
3決試合のときなんか、相手フリーキックの時に作った壁が
左は左に飛んで、右は右に飛び、
見事に真ん中のシュートコースに穴を開けるという
中々見ることの出来ない芸当をやってのけ、
ノイアーがブチ切れるという事件が発生した。
さらに、まあこれは自分の見間違いの可能性もあるが、
ノイアーは壁4枚を指示していたのではないかと思う。
実際には壁は5枚いた。
バイエルンではこんなのを一々カバーしていかねばならないのである。
この日相手の2点目のゴールとなるゴール前の横パスの時、
走り込んできていたDFはズッコけていて仕事してなかったし。
見ていて爆笑してしまった。
バイエルンは成長には適さないと書いたが、
もちろん宇佐美には例外。
3決の試合には、この日のバイエルンはメンバーを落としてきたとはいえ、
宇佐美は先発で出場していた。
バイエルンのスポーツディレクターが名指しで褒めていたように、
それなりにいい仕事をしていた。
ポジション的にはロッベンの控えであり、
ロッベンはおそらく今季も半分くらいはお休みするであろうので、
意外に早いブンデスデビューとなるのではないか、と思っていたが、
この日宇佐美と交代で入ったのは天才ミュラー。
ロッベンを交代させてもミュラーを右にコンバートしてくる
可能性もあるとなると、ちょっと出場機会に響くかもしれない。
ただ、この日のミュラーの動き方は宇佐美にとって大きなヒントになったはず。
というか、ロッベンはあれはもう真似しようとして真似できるものではないから、
むしろミュラーから学ぶべきことは多いと思う。
宇佐美とは全然違う動きしていたから。
宇佐美はベッタリ(あるいはかなり忠実に)
サイドアタッカーとしてサイドに張り付いていたのだが、
ミュラーはガッツリ中央に入ってそこでプレーしようとする。
書きながら記憶を確かめているともしかしたら
ミュラーは中央のポジションに入ったのではとも思えてきたが、
ともあれ、ポジションがそもそも違うんじゃないか、
というくらいの違いはあった。
宇佐美はディフェンス面で貢献するために下がって、
それが逆に相手にサイドを差し込まれる形になるという
シュトゥットガルト岡崎状態にも何度かなっていたが、
となるとやはり岡崎同様得点から遠ざかってしまいかねない。
逆サイドの「働き者」オリッチを参考にした動き方だったのかもしれないが、
このオリッチという男もまたかなり例外的なところがあって、
彼があんなところまでというほど下がることが許されるのは、
それにも関わらず上がりに遅れることがないため。
長友のサイドアタッカー版みたいなものだと言えばいいか。
普通の選手がこれをやってしまうと
攻撃参加が遅れ、枚数が足らず、…となってしまう。
要は宇佐美はもっと攻撃に比重を置く形でも全然OKだろうな、と。
マインツのことはよく知らない。
昨シーズン飛躍の原動力は何だったのか、とか。
なので割愛させてもらう。
ハンブルク。ハンブルクかあ…。
ここは毎年いい選手を連れてくる。
選手個人を見ていればかなりいいところが揃っていると思う。
経営陣とか上の人間はきっともうずっとブンデス優勝を狙っているはず。
昨シーズンのドルトムントとか、
少なくとも2位定位置のレバークーゼン級にはなれるはずだと思う。
なのに結果はどうもついて来ない。
自分の中ではハンブルクは「傭兵部隊」である。
個々の選手の力量が高いのだが、
その合計未満しかチームとしての力になっていない。
規模とランクを落としたレアルマドリードみたいな印象がある。
今季も英プレミアのチェルシーから5人引っ張ってきたらしい。
これはこれですごいことだが、ハンブルクの未解決問題、
ドイツ語での意思疎通に支障、はなお解決されないままだろう。
監督が上手く纏め上げる事に成功すればいいのだが、
どうもそういうカリスマタイプには見えないし。
それなりに実力はある分選手の我も強そうだし。
今回の大会でも、味方が相手のスライディングを受けて倒れているのに、
皆で審判に詰め寄ってはいるものの、
怪我をしたかもしれないそのチームメイトのところには
誰も行かないという、実に象徴的なシーンがあった。
その後の時間帯で、ヘディングで頭をぶつけ合って選手が痛む、
割とよくある場面があって、そこで審判に抗議したヤロリムに
イエローカードが出されていた。
だがこの抗議は先ほどのとは意味合いが異なる。
こっちはチームメイトのためにカードを受けてまで行った抗議であるから。
もちろんヤロリム自身、抗議に行くほどの
場面でないことは分かっていただろうし、
自分がまだその試合でカードをもらっていないこと、
累積警告の心配をする必要もないこと、
等々分かった上でそういう行動を取ったのだとしても、
そういうことをしてもらったチームメイトとしては
やってやろうって気になるってもの。
皆が自分が自分がって言っているようなチームにあって、
こういうのこそがハンブルクに必要なことかと思う。
ヤロリムは自分の中で男を上げた。
いいやつだ。顔は怖いけどね(笑)。
ブンデスリーガの開幕も差し迫ったこの時期に
基準は不明だが4チームが招待されて開催される
トーナメント形式のカップ戦である。
今年はドルトムント、バイエルン、マインツ、ハンブルクの4チーム。
試合は30分ハーフで行われ、
初日がいわば準決勝、翌日に3決と決勝、
と連続する2日間の日程で行われる。
開幕直前なんて言っても、いや直前だからこそ、
今が体的には最後の追い込みの時でもあるのだろう。
各選手まだまだ体が重い。本調子とは遠いコンディションだった。
一応優勝はドルトムントだった。
特に体が重かったのは香川で、
シーズン中にこんな調子だったらレギュラーの座が
危うくなるようなミスを連発していた。
これについてはしかし上に書いたとおり。
それに加えてさらに、香川はドイツに来てまだ1年、
ただでさえキツいトレーニングに加え、
日本人選手は体を造るため追加でフィジカルトレーニングを
課されていそうなことは想像に難くない。
むしろこの時期なのにキレキレだった
同チームDFのサンタナの方が心配。
バイエルンは今期、これまでのところはだが、
例年話題を呼ぶ攻撃面での「大型補強」を行っていない。
代わりにやっと守備面を強化する気になったようだ。
だがノイアーの移籍には個人的にはかなり疑問符。
バイエルンに移ってきて成長した選手というのをここ数年見たことがない。
ノイアーのバイエルン移籍の話が出たのはまだ昨シーズン中だったが、
それ以降のノイアーからはあの神がかりっぷりが消えてしまった。
今回のカップ戦でもちょくちょくミスしていた。
そして彼個人というよりもチーム選びとしての疑問符。
バイエルンのクソディフェンスには調子を狂わされるだろうなあ、と。
3決試合のときなんか、相手フリーキックの時に作った壁が
左は左に飛んで、右は右に飛び、
見事に真ん中のシュートコースに穴を開けるという
中々見ることの出来ない芸当をやってのけ、
ノイアーがブチ切れるという事件が発生した。
さらに、まあこれは自分の見間違いの可能性もあるが、
ノイアーは壁4枚を指示していたのではないかと思う。
実際には壁は5枚いた。
バイエルンではこんなのを一々カバーしていかねばならないのである。
この日相手の2点目のゴールとなるゴール前の横パスの時、
走り込んできていたDFはズッコけていて仕事してなかったし。
見ていて爆笑してしまった。
バイエルンは成長には適さないと書いたが、
もちろん宇佐美には例外。
3決の試合には、この日のバイエルンはメンバーを落としてきたとはいえ、
宇佐美は先発で出場していた。
バイエルンのスポーツディレクターが名指しで褒めていたように、
それなりにいい仕事をしていた。
ポジション的にはロッベンの控えであり、
ロッベンはおそらく今季も半分くらいはお休みするであろうので、
意外に早いブンデスデビューとなるのではないか、と思っていたが、
この日宇佐美と交代で入ったのは天才ミュラー。
ロッベンを交代させてもミュラーを右にコンバートしてくる
可能性もあるとなると、ちょっと出場機会に響くかもしれない。
ただ、この日のミュラーの動き方は宇佐美にとって大きなヒントになったはず。
というか、ロッベンはあれはもう真似しようとして真似できるものではないから、
むしろミュラーから学ぶべきことは多いと思う。
宇佐美とは全然違う動きしていたから。
宇佐美はベッタリ(あるいはかなり忠実に)
サイドアタッカーとしてサイドに張り付いていたのだが、
ミュラーはガッツリ中央に入ってそこでプレーしようとする。
書きながら記憶を確かめているともしかしたら
ミュラーは中央のポジションに入ったのではとも思えてきたが、
ともあれ、ポジションがそもそも違うんじゃないか、
というくらいの違いはあった。
宇佐美はディフェンス面で貢献するために下がって、
それが逆に相手にサイドを差し込まれる形になるという
シュトゥットガルト岡崎状態にも何度かなっていたが、
となるとやはり岡崎同様得点から遠ざかってしまいかねない。
逆サイドの「働き者」オリッチを参考にした動き方だったのかもしれないが、
このオリッチという男もまたかなり例外的なところがあって、
彼があんなところまでというほど下がることが許されるのは、
それにも関わらず上がりに遅れることがないため。
長友のサイドアタッカー版みたいなものだと言えばいいか。
普通の選手がこれをやってしまうと
攻撃参加が遅れ、枚数が足らず、…となってしまう。
要は宇佐美はもっと攻撃に比重を置く形でも全然OKだろうな、と。
マインツのことはよく知らない。
昨シーズン飛躍の原動力は何だったのか、とか。
なので割愛させてもらう。
ハンブルク。ハンブルクかあ…。
ここは毎年いい選手を連れてくる。
選手個人を見ていればかなりいいところが揃っていると思う。
経営陣とか上の人間はきっともうずっとブンデス優勝を狙っているはず。
昨シーズンのドルトムントとか、
少なくとも2位定位置のレバークーゼン級にはなれるはずだと思う。
なのに結果はどうもついて来ない。
自分の中ではハンブルクは「傭兵部隊」である。
個々の選手の力量が高いのだが、
その合計未満しかチームとしての力になっていない。
規模とランクを落としたレアルマドリードみたいな印象がある。
今季も英プレミアのチェルシーから5人引っ張ってきたらしい。
これはこれですごいことだが、ハンブルクの未解決問題、
ドイツ語での意思疎通に支障、はなお解決されないままだろう。
監督が上手く纏め上げる事に成功すればいいのだが、
どうもそういうカリスマタイプには見えないし。
それなりに実力はある分選手の我も強そうだし。
今回の大会でも、味方が相手のスライディングを受けて倒れているのに、
皆で審判に詰め寄ってはいるものの、
怪我をしたかもしれないそのチームメイトのところには
誰も行かないという、実に象徴的なシーンがあった。
その後の時間帯で、ヘディングで頭をぶつけ合って選手が痛む、
割とよくある場面があって、そこで審判に抗議したヤロリムに
イエローカードが出されていた。
だがこの抗議は先ほどのとは意味合いが異なる。
こっちはチームメイトのためにカードを受けてまで行った抗議であるから。
もちろんヤロリム自身、抗議に行くほどの
場面でないことは分かっていただろうし、
自分がまだその試合でカードをもらっていないこと、
累積警告の心配をする必要もないこと、
等々分かった上でそういう行動を取ったのだとしても、
そういうことをしてもらったチームメイトとしては
やってやろうって気になるってもの。
皆が自分が自分がって言っているようなチームにあって、
こういうのこそがハンブルクに必要なことかと思う。
ヤロリムは自分の中で男を上げた。
いいやつだ。顔は怖いけどね(笑)。
2011年7月19日火曜日
広告を入れてきやがるんです
郵便局委託で毎土曜にポスト投函されてくる
各スーパーの広告集。
これに最近某新聞の土曜限定無料紙みたいなのが
加わってきて、そこにはドラッグストアを始め、
またいくつかのスーパーの広告が挟まっている。
そこから目ぼしい品物のところだけ切り抜いておいて、
月曜からは各スーパーを順次巡る。
本当に安売りなものはその月曜にすぐ品切れしてしまい、
品切れした商品はまず補充されることはないため、
そういうところが最優先。
品切れしそうもなさそうなものや、
品切れしていたら買わなくても良いやというもの、
等々は優先順位が低く、土曜までに周ればよい。
こんな感じで先々週は生活用品や掃除用具が
安かったので色々なところに行ったが、
現物を見てみるとやっぱいっか、となることもしばしば。
それで色々周ったのに結局何も買わなかったという週だった。
先週は各スーパーでお菓子が安く、
こちらはかなり買いこんで、
今自宅の棚は菓子やらその他食品でぎゅうぎゅう詰め。
さて、今週はというと、
各スーパーで飲み物が安いようなので
これから色々なところを周ってこようと思っている。
飲み物は重たく、一度で運べる量も限られてしまうため、
何往復かすることになるだろう。
ペットボトルにしろビンにしろ、
それらの大抵にはデポジットがかかるので、
飲み終わった後のペットボトルやビンも
どっかに置いておかなければならない。
デポジットは基本的に買ったスーパーで返してもらえるので
(同じ商品を取り扱っていればそこで返してもらえるが、
どこのスーパーがどれを取り扱っているのか
一々覚えてはいないので)、そこに再び行くことになる。
要はそこに再び行くまで保管しておく必要があるわけ。
それがちょっと面倒と言えば面倒かな。
各スーパーの広告集。
これに最近某新聞の土曜限定無料紙みたいなのが
加わってきて、そこにはドラッグストアを始め、
またいくつかのスーパーの広告が挟まっている。
そこから目ぼしい品物のところだけ切り抜いておいて、
月曜からは各スーパーを順次巡る。
本当に安売りなものはその月曜にすぐ品切れしてしまい、
品切れした商品はまず補充されることはないため、
そういうところが最優先。
品切れしそうもなさそうなものや、
品切れしていたら買わなくても良いやというもの、
等々は優先順位が低く、土曜までに周ればよい。
こんな感じで先々週は生活用品や掃除用具が
安かったので色々なところに行ったが、
現物を見てみるとやっぱいっか、となることもしばしば。
それで色々周ったのに結局何も買わなかったという週だった。
先週は各スーパーでお菓子が安く、
こちらはかなり買いこんで、
今自宅の棚は菓子やらその他食品でぎゅうぎゅう詰め。
さて、今週はというと、
各スーパーで飲み物が安いようなので
これから色々なところを周ってこようと思っている。
飲み物は重たく、一度で運べる量も限られてしまうため、
何往復かすることになるだろう。
ペットボトルにしろビンにしろ、
それらの大抵にはデポジットがかかるので、
飲み終わった後のペットボトルやビンも
どっかに置いておかなければならない。
デポジットは基本的に買ったスーパーで返してもらえるので
(同じ商品を取り扱っていればそこで返してもらえるが、
どこのスーパーがどれを取り扱っているのか
一々覚えてはいないので)、そこに再び行くことになる。
要はそこに再び行くまで保管しておく必要があるわけ。
それがちょっと面倒と言えば面倒かな。
2011年7月18日月曜日
女子サッカー日本がW杯優勝
これはすごい快挙だなあ。
ドイツに続きアメリカにまで勝っての堂々たる優勝。
ドイツだって今頃は、アメリカに勝ったチームなのだから
負けてしまうのも致し方ない、みたいな気だろう。
今日はまだニュースも新聞も見ていないので
あくまで推測するに、だけど。
ともあれ、おめでとうとお疲れ様。
男子だけど、先週末からブンデスリーガが開幕していた。
といっても2部の方。
1部の方の開幕は8月の頭から。
今はまだ移籍市場の話がチラホラ出るくらい。
ただしそれほど大きな話題になるような移籍もない。
移籍市場が閉まるまでまだ時間はあるので、
あくまで今のところ、という話。
ドイツに続きアメリカにまで勝っての堂々たる優勝。
ドイツだって今頃は、アメリカに勝ったチームなのだから
負けてしまうのも致し方ない、みたいな気だろう。
今日はまだニュースも新聞も見ていないので
あくまで推測するに、だけど。
ともあれ、おめでとうとお疲れ様。
男子だけど、先週末からブンデスリーガが開幕していた。
といっても2部の方。
1部の方の開幕は8月の頭から。
今はまだ移籍市場の話がチラホラ出るくらい。
ただしそれほど大きな話題になるような移籍もない。
移籍市場が閉まるまでまだ時間はあるので、
あくまで今のところ、という話。
2011年7月16日土曜日
ヘーフェクロース
90パーセントくらいの確率でドイツ料理だと思われるものを。
ヘーフェクロース(複: ヘーフェクレーセ)。
「ヘーフェ」というのは「イースト」とか「酵母」のことで、
「クロース」というのは「(それを丸めた)団子」の意。
日本にはかなり正確に対応するものがあって、
写真からもお分かり頂けるように、中華まん。
やはり鍋でふかすもよし、レンジでチンでもよし。
ドイツの場合(あるいは場合も)結構お菓子っぽい。
中に何か入っていないものと入っているものがあって、
入っているのは↑の通りプラムやブルーベリーのジャムのようなもの。
入っていない場合はヴァニラソースをかけたりするようだ。
4個入りで1から1.3ユーロくらい。
2011年7月15日金曜日
おれにぎゅうにくをくれ
今週の火曜には定期恒例の2択が再発した。
某スーパーで牛肉が安かったので買いに行った。
広告で100g: 1.2ユーロになっていた品だった。
どれが現物かな、とカウンターの前をうろうろしていたら、
向こうが探し物は何か聞いてきたので、
持っていた広告の切り抜きを渡し、200g欲しいと伝えた。
向こうはすぐ、じゃあこれだ、と用意してくれ、
量りにかけてくれた。
そこのスーパーではちょっといい機材を使っているのか、
客は量りにかかっている段階から値段を見ることができる。
すると200gなのに0.8ユーロ。
何で100gより安くなってんだ?と思ったが、
さあ、そこで2択。
1.向こうが機械操作を間違ったか何かで、設定が安い肉になっている。
2.そもそも肉が安いもの。
これは1に賭けたくなるというもの。
受け取ったバーコードの上に書かれた商品表記はやはり「豚肉」。
しかし中身は牛肉かもしれないんだ。
そうだったら儲けもん。
迂闊に自分が頼んだのは牛肉だったはずだけど、
なんて言ってしまったら、ああ、ホントだ、どうもありがとう、
とか言われつつ、1.6ユーロ余計に払わされるかもしれない。
そして逆に本当に豚肉だったとしてもそれはそれでいいかとも思った。
今日は豚肉にして牛は明日とか別の日にすればいいだけのこと。
帰って包みを開く。
・
・
やはり豚肉だった。
くそう、中々そうは上手くはいかないか。
某スーパーで牛肉が安かったので買いに行った。
広告で100g: 1.2ユーロになっていた品だった。
どれが現物かな、とカウンターの前をうろうろしていたら、
向こうが探し物は何か聞いてきたので、
持っていた広告の切り抜きを渡し、200g欲しいと伝えた。
向こうはすぐ、じゃあこれだ、と用意してくれ、
量りにかけてくれた。
そこのスーパーではちょっといい機材を使っているのか、
客は量りにかかっている段階から値段を見ることができる。
すると200gなのに0.8ユーロ。
何で100gより安くなってんだ?と思ったが、
さあ、そこで2択。
1.向こうが機械操作を間違ったか何かで、設定が安い肉になっている。
2.そもそも肉が安いもの。
これは1に賭けたくなるというもの。
受け取ったバーコードの上に書かれた商品表記はやはり「豚肉」。
しかし中身は牛肉かもしれないんだ。
そうだったら儲けもん。
迂闊に自分が頼んだのは牛肉だったはずだけど、
なんて言ってしまったら、ああ、ホントだ、どうもありがとう、
とか言われつつ、1.6ユーロ余計に払わされるかもしれない。
そして逆に本当に豚肉だったとしてもそれはそれでいいかとも思った。
今日は豚肉にして牛は明日とか別の日にすればいいだけのこと。
帰って包みを開く。
・
・
やはり豚肉だった。
くそう、中々そうは上手くはいかないか。
2011年7月14日木曜日
合宿(夏休み)
昨日水曜の講義をもって今学期の公式な日程は終了、
形式上は夏休みに入った。
今月末まではまだ色々用事や人付き合いもあるため、
カレンダーの予定表は埋まっていて、
その後は来学期までに千ページの本を2冊、
最低でも読まないといけないとか、
自分のこともやっておかねばならないし、とか、
またこの夏も合宿というか、来(学)期に備えたキャンプだな(笑。
論文を渡して、自分のことをかなり高く買ってくれた人がいた、
という話を前にしたと思うが、その人と昨日は講義の後で談話。
前に渡したのはPDFだったのだが、
人に渡す用に余分に印刷製本した分がまだ残っているので、
そっちが希望ならお渡ししますよ、と言ったら、是非、と。
それを渡すだけの積もりだったのだが、
そこから約1時間半、まあ、ほとんど向こうが喋っているだけだったが、
とにかくまくしたてられた。
論文の内容から使っている独特な表記法といったことまで、
自分の論文を自分で解説するというのは、
何か自分の手品の種明かしを自分でしているというか、
自分のギャグの面白さを自分で解説しているというか、
そんな何とも言えない気持ちになるな、と思いつつ。
相手は自称「情報学者」らしいのだが、
明らかにただの情報学だけやっている人とは違って、
哲学を始めその他の学問に造詣が深い。
ヘーゲルにしても自分よりも詳しいだろう。
ハイデガーがこの言葉を使っているのは見たことがない、
と言えるくらいだから、著作の大半をカバーしているのだろう。
ドゥルーズにしても自分の知らない著作から引き合いが出てきた。
万事がこの調子である。
一般教養にしてもどうやら一番好きなのは舞台なようだったが、
文学から音楽まで、古典から現代的なものに至るまで、
出てくる言葉を追うだけでも
一般教養の素養がない自分にはかなり大変なレベル。
適当にごまかしつつ聞いていた。
かと思えば話が現代数学の集合論に飛んでいたり、
内容も分からないが、ドイツ語のタームも分からん、という。
そんな彼なので物事をとても劇的、ドラマチック、
あるいは有り体に言って、大袈裟に表現・評価するし、してくれる。
自分の論文をこっちの学会のドン達、
ヘーゲル、あるいはその枠を越えてもそれなりに名前が知られている
研究・解釈の大家、挙句にはそれこそ有名な哲学者と比較され、
恥ずかしいやら何やら。
まあ、確信犯だけどね。‥うそうそ(笑。
少なくともその誇張されていそうな部分は差し引いて受け取っておこう。
身に余る光栄は文字通り身に余るのであるから。
ああ、そういえば、献呈の辞に日付入りのサインといった、
一端の著述家まがいのこともさせられた。
自分にとってはまず何を書いたらいいのかも分からない
習慣だったのだけれど。
さて、それでは今日の図書館での仕事は一つ追加。
件のハイデガーの言葉がどこでどういう
使われ方をしたのか調べてこようと思う。
哲学をやっていると、普通に話していても、
ん?ってされることがちょくちょくある。
自分が普通だと思って使った単語や表現が
実はまったく日常言語ではなかったり、
あるいは古くてもう廃れたものであったり、ということが原因。
哲学をやっている人間同士の間でも、
自分はそれなりに重要視して、
他の人も使っているのを見たことがあるぞ、という概念を話しても、
人によってはそんな概念初めて聞いた、
とかっていう反応をされることは結構ある。
どこで?とか言われて、パッと答えられたら
それはそれで格好良さそうなものだが、
そんなん一々覚えてないからなあ。
いや覚えておくべきなのだろうけれど(苦笑。
ただ、ある人がそうだという場合、
別の人もそうだという可能性はかなり高いわけで、
となると口頭試問でも同じ質問が来る可能性はある。
だからそれについての解答を作っておくことは
ひょっとすると後々役に立つかもしれない。
そんなこんな。
形式上は夏休みに入った。
今月末まではまだ色々用事や人付き合いもあるため、
カレンダーの予定表は埋まっていて、
その後は来学期までに千ページの本を2冊、
最低でも読まないといけないとか、
自分のこともやっておかねばならないし、とか、
またこの夏も合宿というか、来(学)期に備えたキャンプだな(笑。
論文を渡して、自分のことをかなり高く買ってくれた人がいた、
という話を前にしたと思うが、その人と昨日は講義の後で談話。
前に渡したのはPDFだったのだが、
人に渡す用に余分に印刷製本した分がまだ残っているので、
そっちが希望ならお渡ししますよ、と言ったら、是非、と。
それを渡すだけの積もりだったのだが、
そこから約1時間半、まあ、ほとんど向こうが喋っているだけだったが、
とにかくまくしたてられた。
論文の内容から使っている独特な表記法といったことまで、
自分の論文を自分で解説するというのは、
何か自分の手品の種明かしを自分でしているというか、
自分のギャグの面白さを自分で解説しているというか、
そんな何とも言えない気持ちになるな、と思いつつ。
相手は自称「情報学者」らしいのだが、
明らかにただの情報学だけやっている人とは違って、
哲学を始めその他の学問に造詣が深い。
ヘーゲルにしても自分よりも詳しいだろう。
ハイデガーがこの言葉を使っているのは見たことがない、
と言えるくらいだから、著作の大半をカバーしているのだろう。
ドゥルーズにしても自分の知らない著作から引き合いが出てきた。
万事がこの調子である。
一般教養にしてもどうやら一番好きなのは舞台なようだったが、
文学から音楽まで、古典から現代的なものに至るまで、
出てくる言葉を追うだけでも
一般教養の素養がない自分にはかなり大変なレベル。
適当にごまかしつつ聞いていた。
かと思えば話が現代数学の集合論に飛んでいたり、
内容も分からないが、ドイツ語のタームも分からん、という。
そんな彼なので物事をとても劇的、ドラマチック、
あるいは有り体に言って、大袈裟に表現・評価するし、してくれる。
自分の論文をこっちの学会のドン達、
ヘーゲル、あるいはその枠を越えてもそれなりに名前が知られている
研究・解釈の大家、挙句にはそれこそ有名な哲学者と比較され、
恥ずかしいやら何やら。
まあ、確信犯だけどね。‥うそうそ(笑。
少なくともその誇張されていそうな部分は差し引いて受け取っておこう。
身に余る光栄は文字通り身に余るのであるから。
ああ、そういえば、献呈の辞に日付入りのサインといった、
一端の著述家まがいのこともさせられた。
自分にとってはまず何を書いたらいいのかも分からない
習慣だったのだけれど。
さて、それでは今日の図書館での仕事は一つ追加。
件のハイデガーの言葉がどこでどういう
使われ方をしたのか調べてこようと思う。
哲学をやっていると、普通に話していても、
ん?ってされることがちょくちょくある。
自分が普通だと思って使った単語や表現が
実はまったく日常言語ではなかったり、
あるいは古くてもう廃れたものであったり、ということが原因。
哲学をやっている人間同士の間でも、
自分はそれなりに重要視して、
他の人も使っているのを見たことがあるぞ、という概念を話しても、
人によってはそんな概念初めて聞いた、
とかっていう反応をされることは結構ある。
どこで?とか言われて、パッと答えられたら
それはそれで格好良さそうなものだが、
そんなん一々覚えてないからなあ。
いや覚えておくべきなのだろうけれど(苦笑。
ただ、ある人がそうだという場合、
別の人もそうだという可能性はかなり高いわけで、
となると口頭試問でも同じ質問が来る可能性はある。
だからそれについての解答を作っておくことは
ひょっとすると後々役に立つかもしれない。
そんなこんな。
2011年7月10日日曜日
さて今日は‥
ニュースが暗い(笑)!。
ご存知昨日女子サッカーのW杯でドイツが負けてしまったから。
日本のメディアでは何かあった時に
よく「厳粛」な空気を出そうとするものだが、
ドイツのメディアではスポーツで何かあった後、
この「がっかり感」というか、
もうほとんど世界の終わりみたいな空気を、
作るのではなく、隠し切れないところが面白い。
それが一つの特徴。
日本の女子サッカーは大快挙。おめでとう。
ドイツは過去2大会連続で優勝、
その間クラブチーム単位でも
チャンピオンズリーグを何度も取っていたし、
加えて今回は地元。
正直言って、ドイツは優勝確実だろと
思っていた人が大半だったろう。
まあ、自分もそう思っていたわけだが。
ニュース専門チャンネルでさえ敗因分析とかやっていたが、
自分に言わせてもらえば準備不足。
直前にテレビにCMに雑誌にと引っ張りだこ。
おかげで大会としての盛り上がりには大貢献だったろうが、
チームとしての完成度はいま一つ。
そして高さへの過信。
これは女子に限った話ではなく、
男子サッカーを見ていてもよく聞くことなのだが、
ドイツサッカーでは妙に高さが重視される。
DFなんか上背がないだけで不合格や不安といった
レッテルを貼られてしまう。
チーム平均身長はほぼ必ず解説が出してくる話題の一つ。
サッカーではそこまで高さが生きてくる場面は
それほどないのだが、なぜかこれはドイツ人の「絶対」なのだ。
今回に限っては、日本が直前のイングランド戦で
「高さにやられた」という分析が広がったことも
日本には追い風だったと言えるかと思う。
おかげでドイツは低い確率にずっと賭け続けていたように思う。
沢に気をつけろ気をつけろ、と言い続けていたのに、
結局彼女にやられてしまったところといい、やはり準備不足。
多分だが、勝てると高を括っていたのだろうなあ、と。
そんなわけで予定よりだいぶ早めの敗退になってしまった。
日本女子は、ドイツを倒せるくらいなら
優勝の可能性は結構あると思う。
ここまで来たら取ってやろうってくらいの気持ちで。
ご存知昨日女子サッカーのW杯でドイツが負けてしまったから。
日本のメディアでは何かあった時に
よく「厳粛」な空気を出そうとするものだが、
ドイツのメディアではスポーツで何かあった後、
この「がっかり感」というか、
もうほとんど世界の終わりみたいな空気を、
作るのではなく、隠し切れないところが面白い。
それが一つの特徴。
日本の女子サッカーは大快挙。おめでとう。
ドイツは過去2大会連続で優勝、
その間クラブチーム単位でも
チャンピオンズリーグを何度も取っていたし、
加えて今回は地元。
正直言って、ドイツは優勝確実だろと
思っていた人が大半だったろう。
まあ、自分もそう思っていたわけだが。
ニュース専門チャンネルでさえ敗因分析とかやっていたが、
自分に言わせてもらえば準備不足。
直前にテレビにCMに雑誌にと引っ張りだこ。
おかげで大会としての盛り上がりには大貢献だったろうが、
チームとしての完成度はいま一つ。
そして高さへの過信。
これは女子に限った話ではなく、
男子サッカーを見ていてもよく聞くことなのだが、
ドイツサッカーでは妙に高さが重視される。
DFなんか上背がないだけで不合格や不安といった
レッテルを貼られてしまう。
チーム平均身長はほぼ必ず解説が出してくる話題の一つ。
サッカーではそこまで高さが生きてくる場面は
それほどないのだが、なぜかこれはドイツ人の「絶対」なのだ。
今回に限っては、日本が直前のイングランド戦で
「高さにやられた」という分析が広がったことも
日本には追い風だったと言えるかと思う。
おかげでドイツは低い確率にずっと賭け続けていたように思う。
沢に気をつけろ気をつけろ、と言い続けていたのに、
結局彼女にやられてしまったところといい、やはり準備不足。
多分だが、勝てると高を括っていたのだろうなあ、と。
そんなわけで予定よりだいぶ早めの敗退になってしまった。
日本女子は、ドイツを倒せるくらいなら
優勝の可能性は結構あると思う。
ここまで来たら取ってやろうってくらいの気持ちで。
2011年7月7日木曜日
その他のこと
前の週末はかなり寒かった。
珍しいことに、2、3日の間ずっと雨が降り続いた。
こんなことは何年もこっちに居て初めてのこと。
大体雨は降ってもすぐ止むものなので。
日本の梅雨の様に室内の湿度も上がって、
洗濯物も普段より全然乾かなかった。
ポーランドだったか東の方では雪が降ったらしいが、
ベルリンも結構冷え込んだ。
天気予報を見ていなかったので
正確にどれくらいだったかは分からないが。
夏でも太陽が出ないだけで一気に気温が下がるのだなあ、と
ドイツは高緯度に位置することを実感した。
ちなみに今はまた結構高い気温が戻っている。
どうやら世間は今女子サッカーのW杯で盛り上がっているようだ。
地元開催ということもあるけれど、
自分が思っていたよりも随分盛り上がっている。
テレビ局もビックリの記録的視聴率だったそうで、
ドイツの開幕戦はテレビを点けていた人の
約半分(一説によると60パーセント)が見ていたのだそうだ。
ちなみに、土曜はドイツ対日本戦なのだそうだね。
忙しくて試合は見ていないが、テレビや新聞での
なでしこの高評価はちょくちょく見かけた。
ネットでニュースを見ている限り、
日本メディアの「海外での評価は‥」という話ほど
あてにならないものはないなあ、と常々思っているが、
今回は本当に高評価されている。
いい試合になるんじゃないかと。
珍しいことに、2、3日の間ずっと雨が降り続いた。
こんなことは何年もこっちに居て初めてのこと。
大体雨は降ってもすぐ止むものなので。
日本の梅雨の様に室内の湿度も上がって、
洗濯物も普段より全然乾かなかった。
ポーランドだったか東の方では雪が降ったらしいが、
ベルリンも結構冷え込んだ。
天気予報を見ていなかったので
正確にどれくらいだったかは分からないが。
夏でも太陽が出ないだけで一気に気温が下がるのだなあ、と
ドイツは高緯度に位置することを実感した。
ちなみに今はまた結構高い気温が戻っている。
どうやら世間は今女子サッカーのW杯で盛り上がっているようだ。
地元開催ということもあるけれど、
自分が思っていたよりも随分盛り上がっている。
テレビ局もビックリの記録的視聴率だったそうで、
ドイツの開幕戦はテレビを点けていた人の
約半分(一説によると60パーセント)が見ていたのだそうだ。
ちなみに、土曜はドイツ対日本戦なのだそうだね。
忙しくて試合は見ていないが、テレビや新聞での
なでしこの高評価はちょくちょく見かけた。
ネットでニュースを見ている限り、
日本メディアの「海外での評価は‥」という話ほど
あてにならないものはないなあ、と常々思っているが、
今回は本当に高評価されている。
いい試合になるんじゃないかと。
トローリ(グミ)
先週、今週は時間はあるがネタはない。
これもまた、封を切ってから写真にすることを思いついた。
トローリというのは会社名で
前に上げたハリボと一緒のグミ、マシュマロ系菓子製造会社。
これも大体どこのスーパーにも置いてあるかな。
内容量比で比べるとそれほど変わらないのかもしれないが、
一袋がちょっと大きめで
一度に財布から出る金額もちょっと多めになるため、
味的にはハリボより好きだったりするが、
あまり買う機会がないものだったりする。
この前ちょっと安くなっていた時期があったので、
その時に買ってきた。
チーズケーキ味。
これが面白いほどチーズケーキの味。
まったくもって不思議な感覚だった。
そうして考え直してみると、
普段チーズケーキだと思って食べていたものは、
チーズケーキ味のただのパンだったという
可能性も浮上してくるのだ。
これもまた、封を切ってから写真にすることを思いついた。
トローリというのは会社名で
前に上げたハリボと一緒のグミ、マシュマロ系菓子製造会社。
これも大体どこのスーパーにも置いてあるかな。
内容量比で比べるとそれほど変わらないのかもしれないが、
一袋がちょっと大きめで
一度に財布から出る金額もちょっと多めになるため、
味的にはハリボより好きだったりするが、
あまり買う機会がないものだったりする。
この前ちょっと安くなっていた時期があったので、
その時に買ってきた。
チーズケーキ味。
これが面白いほどチーズケーキの味。
まったくもって不思議な感覚だった。
そうして考え直してみると、
普段チーズケーキだと思って食べていたものは、
チーズケーキ味のただのパンだったという
可能性も浮上してくるのだ。
2011年7月1日金曜日
マカーリあるいはマッカーリ
茄子、ズッキーニ、カリフラワー、
何の種類か分からない&今まで見たこともなかったが
味は抜群だったキノコ、といった野菜を揚げて包んだ食べ物。
珍しくドイツ語のWikiで出てこなかった(Makaliとドイツ語で書く)。
英語でも記事はなかった。kをcに変えてみたりもしたが引っかからず。
ドイツ語にしろ日本語にしろ、「料理」とか語句を加えて
検索するとやっとちらほらと結果に反映される。
結構マイナーな食べ物なのかもしれない。
多分店によって使う具材も違ったりするからなのかな。
ファラフェル以来、様々なものをここで食べて来た。
他にも鶏肉を挟んだラップみたいなものもあって、
フンボルト大の学食のよりちょっと割安かな、というものとか。
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