ツィタデレ・シュパンダウという。
ルネサンス様式で建てられた要塞、城。
16世紀に建てられた。
日本語で「城」と訳せるドイツ語が2つある。
普通、日本人がイメージするお城というのは、
中世の防衛を兼ねた城塞ではないだろうか。
こちらは「ブルク」という。
「~ブルク」という地名は大体それ。
一方、ベルリンのように、比較的新しいというか、
城塞が必要とされた中世にそれほど
歴史を持たないところでは、
「シュロス」と呼ばれる城が多い。
これは貴族というか、王族というか、選帝侯というか、
まあ、とにかく当時のセレブが建てた
邸宅や別荘やで、
「城」と訳されることもあれば
(ノイシュヴァンシュタイン「城」、カフカの『城』‥)、
「宮殿」と訳されることもある
(シャルロッテンブルク「宮殿」)。
パッと思いつかないけど、「~邸」と
訳されているところもあるかもね。
で、このシュパンダウ要塞はそれで言うと
「ブルク」型の城。
多分、ベルリンで唯一の例かもしれない。
このシュパンダウを訪れる人はほぼ間違いなく
この要塞を見に来ている、はず。
上空からの様子が面白いと思うので、
「Zitadelle Spandau」をグーグル地図に
コピペするといいかも。
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