2012年5月15日火曜日

口頭試問

前回準備の話で直前の所まで触れたので、
今回はもう本番の話。
と言っても忙しかったり覚えているのはここまでで、
口頭試問自体は特筆すべきことがあまりない。
 
テーゼを提出してからメーデーを挟んで期限の日までに
誤字を発見したため、テーゼを配りなおした。
一部の人には直接会う機会もあったので
その時に直接手渡したりもした。
それでもさらにもう1つ細かい所に脱字を見つけて、
結局正式バージョンは当日に配った。
 
もう述べたように、
口頭試問は自分の15~20分の発表から始まる。
だから話の切り出しというか、
場合によっては全体のイニシアティブはこちらにある。
始まるまでは全然緊張していなかったが、
始まった後で原稿を持つ指は震え、
口と喉はカラカラ。
読み上げも結構つっかえたし、
文の頭からの言い直しもあった。
原稿配布作戦によって人々は割とそっちを見ていたが、
それでも人と話す時は目を見てそらさない人たち。
視界の片隅に視線を感じるわけ。
 
内容は論文に比べれば相当薄めた。
自分の論文を全く読んだ事が無い人でも
その場で分かるようにというのが目標ではないが一応の基準。
論文を100倍は薄めた積もり。
でも僕から終わりの言葉が出た時皆安堵(?)の
ため息をしていた。
とりあえずこの発表は良かったのだと思う。
というか、これだけで口頭試問を受かったようなもの。
 
そこから30分か40分質疑応答があったけれど、
これはもうろくすっぽ満足に答えることが出来なかった。
全部終わった後、評価は理由と共に告げられるのだが、
その理由は僕がもっと喋ることを期待していたから、
というものだった。答える自分よりも質問する
教授の方がいっぱい喋っていた。
いっぱい喋られると
何を答えていいかポイントが分からなくなる。
途中から何を言っているかもよく掴めて来なくもなる。
それでも比較的分かり易い質問をしてくれる人も
居たりして、評価のがた落ちが回避された形だろうか。
前に他の人の様子を見た時は、
各教授が1つずつ質問して行き、
時間が許せばもう1回質問できた人が居た、
という具合だったのだが、
自分の場合は最初から2点質問があるとか、
半分くらいは3点あったんじゃないかな。
何だ、この数。
一人の人は質問なしだったのだが、
残りの4人は2巡。
この内一人の人とは事前打ち合わせみたいなこともしていた。
その教授の研究室で3つほど質問の候補を決めて、
僕が予め用意できるようにとの配慮だった。
で、本番はその質問が来なかった。
話の流れってのもあるから仕方ない。
 
限られた時間の中で完全には不可能でも一定の了解に
達することは評価に際しポイントとなってくる点かと思うが、
そんなことを言ったら何一つ了解に至らなかったのでは、
とも思う。教授たちからしたら、
もう1回これをやるのかやらないのか、と考えたら
もうこれでいいかな、というのが多分本音なんではと。
朝の10時からだというのに皆グッタリのヘビーな内容。
そして今後の話へ。

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