今日はアプレーズンクの日だった。
「アプレーズンク」とは「読み取り」。
何を読み取るのかと言うと目盛り。
何の目盛りかと言うと水道・温水・ヒーターの。
家賃にはあらかじめいくらかの水料金が含まれている。
で、それを実際の使用量と比べて、
少なく使っていたらお金が戻ってくるし、
多く使っていたら追加で振り込むという仕組み。
日本だと月ごとか、水道は2ヶ月おきだったかで
通知が来ると思うが、
ドイツではそれを年に一度で挙行する。
ヒーターの目盛りはもちろん、
水道・温水の目盛りを示すメーターも
室内にあるので、
業者の人が室内に入って読み取る形となる。
そのため、
1.準備。
具体的には掃除である。
別に汚くしていたからといって
大家さんに連絡が行くとかそういうことはない
(はずだ)が、それはそれで恥ずかしいので。
大体この日の前が大掃除の日となる。
が、これはあくまで自分の話。
日ごろからきちんと掃除をするドイツ人は
特に慌てることもなくこの日を迎えるって話だ。
今日の朝からあちこちで掃除機がかけられている
音が聞こえていたが、気のせいだろう。
自分は室内でスリッパで過ごしているのだが、
やってくるドイツ人はもちろん土足である。
例年、それ用に室内に新聞を敷き詰めるという
対策をしていたものだった。
(そして去年とかは、新聞を敷き詰めちゃえば
汚れとか見えなくね?→掃除しなくて良くね?
‥となり掃除さえサボった)
今年は掃除はしたが新聞はもう敷き詰めなかった。
新聞は手元に十分あったが、
なんだろう、自分の家の床をもはや
そこまで信用しなくなったというか。
もうここは半分土足区域みたいな
感覚になっていたので。
2.待機
今回は朝の10時から12時の間に来るとのことだった。
あらかじめ日時の通知がポストに来る。
一階の掲示板みたいなところにも張り出される。
で、大体2時間くらいで
アパート全ての部屋を回るのも例年通り。
だが、上述の通り、室内に入ってもらうので、
その時間、部屋に居なくてはならない。
例外的に人との接触を避けて過ごしている隣人は
その時間の直前に家を出ていたが‥。
ともあれ。
その時間の間に確かに来る。
今まで早かったこともなければ遅かったこともない。
が、時間内の何時に来るかはやはり不確定なので、
待っている間は何となくソワソワしてしまう。
アプレーズンク自体はサクサクと終わる。
そして向こうの人から伝票をもらい、
サインをして、終了。
こうして、後は、来月か再来月あたりに
大家さんから「アプレヒヌング=控除」という
通知が来て、まあ、そこには
色々な細かい計算がずらり並べられているものだが、
重要なのは自分がお金をもらう方なのか
払うほうなのか、である。
自分はこれまでもらう方だったので、
向こうが振り込んでくれるだけ、
つまり自分は何もしなくて良かったが、
多分今回は払う方だろう。
今年は寒かったから。
まあ、そもそももらう方ってのは
かなり稀なケースだと聞く。
普通の生活をしていればむしろ払う側に
なるような設定になっているものらしいので。
あ、ちなみに今日の気温は
-12℃まで下がっていましたとさ。
自分が確認した昼ごろは-11℃だった。
今日は太陽が出て、
日差しもだいぶ眩しかったのだが、
気温とは大して関係ないらしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿