纏め売りされている物がばら売りされている時より
安くなるとは限らないという地域でもあるくらいなので、
極端に安いもの・安くなったものには裏がありがち。
ある程度暮らしていると、
物の値段の相場というか、
安くなったときの値段というか、
そういうものが何となく分かるようになる。
定価の段階ですでにそのラインを切っているものは
かなりやばい。
今回はその「ライン」の話。
例えば前のシェーバーの話。
ポケットシェーバーの25ユーロがラインである。
それより安い物はやはり質がかなり悪い。
それでも使えないってことはないだろう、
というのは多分日本から自分が持ち込んだ感覚。
「ライン」を切ると使用に支障をきたすくらいである。
これは電池。
左側がフリーマーケットとかで良く出回る
16本で2ユーロのマンガン。
これは本当に使えない。
乾電池式のシェーバーに入れると、
スイッチ入れた瞬間からすでにエネルギー切れ状態。
1回の髭剃りで電池切れ。
CDプレーヤーに入れては
こちらも最初っからバッテリー切れのランプが点滅。
40分くらいのCDを最後まで聞けない。
そんな電池、どこに使えるんだ、というと、
小型の鼻毛カッターくらい。
一方、右側のはスーパーで売られている
8本2ユーロのアルカリ。
これになるとかなり満足度の高いパワーを発揮する。
したがって「ライン」はこの両者の間にある。
テレビの受像器。
前は39ユーロのやつを使っていた。
そしてこれは保証が切れる1年ごとにきっちり
内部の熱を持つ導線がやられるという代物だった
(その都度メーカーを代え何台かで実証)。
あるとき39ユーロのものが売り切れており、
色々事情があって49ユーロのものにした。
しなければならなかった。
すると、これはそれ以来安定した働きをしており、
現在も鋭意稼働中である。
両者の間にラインがあったわけだ。
こっちに来たばかりのころ、
テレビはリスニング力を付けるのに必須って話を聞き、
だったら字幕も出て、反復もきくDVDプレーヤーなんか
あるといいんじゃないかと思って、買った。
値段は忘れたが、店頭で手に入る分には最低価格のもの。
これは読み込みが悪い、再生時の音もうるさい、
と、さすがにあまりよろしくない。
が、上位器を買っていないため比較ができない。
とりあえず、自分のはラインを切っていることだけは明らか。
この話は電気機器だけのものではもちろんない。
衣類でいえば、19ユーロで買ったコートは
すぐに中の羽毛が出てくるようになったし、
安い長袖シャツはわきに穴が開いた。
どちらも1シーズン過ごせればいい、
くらいのものなのだろう。
その後コートは39ユーロのものを買ったが、
これはかなり頑丈。
薄いのに暖かく、軽い。
食品で言うとジャムかな。
安い物はすぐにカビが発生する。
まあ、これはすぐ使い切れば問題ない程度。
生鮮食品もやはり安い物は日持ちしないように思うが、
生鮮食品はそこまで極端に値落ちしないので、
大して参考にはならないかも。
あと自分個人としては、
やはりノートおよびペンを沢山使う学生であるゆえ、
その辺のラインも結構知っておかねばならない。
ノートの紙質、これは安い物は本当に悪い。
結局メモ・走り書き専用に回したものもあった。
走り書きのペンが走らないというものではあったが。
自分は高校生の時からすでにノートはペンでとっていて、
したがって黒ペンはかなりいっぱい使うのだが、
安いものはインクが無駄に出まくって、
すぐに使い切る仕様になっていた。
ノートとかペンとかは本当に40~50セントくらいの
違いでしかないのだけど、その差がそれこそ
雲泥の差ってもの。
まあ、そんなこんな。
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