やっと自分用のネット回線も手に入れた。
これからは割と自由にこのブログも更新できるだろう。
あと数回だが。
前回、副査の教授に挨拶を終えたところだった。
そこから急いで自宅まで戻り、この日3度目のリサイクル場へ。
解体したベッドの残りを運びに、である。
この3度目の運搬により、
僕は当面木製のベッドはもういいや、と思うようになった。
その顛末は下記のようなものだ。
まずベッドを構成する内の長い側面の木、2本。長い、重い。
これはビニールテープでグルグル巻いてまとめた。
これが脇に抱えるには細く、手で掴むには重い。
肩に乗せるにもやや長い。
場所場所でこの3通りの運び方をしたが、どうも安定しない。
これと同時にマットレスの下に敷いていた枕木も運んでいた。
こちらは両サイドから買い物袋をかぶせて、
中央で取っ手を下は結んで、上は持つ形にして、
スポーツバッグみたいな状態にした。
この二つを疲れたら持ち手を変えつつ、リサイクル場まで運んだ。
これまで色々運んできたので無駄に自信だけは付いていたせいか、
予想していたより時間がかかって、
着いたのはリサイクル場が閉まる少し前だった。
途中取っ手は切れたりして、運ぶのに支障をきたしたせいもあった。
おかげで片方の手は限界だったので、
リサイクル場までの最後の1ブロックのところで、
一つの荷物は一時的にそこに置かせてもらって、
そこから一個ずつ運ぶことにしたのだった。
一つ目を運び終え、走ってそこまで戻って、
もう一つの荷物を持って再びリサイクル場へ。
…と、お?閉まってねーか?
閉まっていた。
僕は自分の腕時計を5分以上進めている。
本当は5分進めたいが正確な時間は分からない。
だから5分「以上」進めている。
時計は5時4分を指していた。
だが正確ではない以上、自分の時計が間違っている可能性もある。
しかし体力的にも気力的にも、
ここからまた持ち帰るなんてことは思いたくもなかった。
大体なんでこんなに時間キッチリなんだ。
自分は時計が正しい事を信じることにし、
木は門の横に置いて帰ることにしたのだった。
こうして家まで戻った後、
今度は様々なものの処分を開始した。
引き取ってくれる約束をしたアラビア人の元へそれらを運ぶ。
ゴミではなく一応使えるものばかりだが、
ゴミのようなものでもあって、正直悪い気もしたのだが、
2、3度運んだお礼に色々な食糧を貰ってしまった。
クスクスのサラダ2パック、ジュース2本、オレンジ1個。
(さらに1度運ぶ毎にシナモンティーを出してくれていた。計小3、大1杯。)
その上お菓子までくれると言ったがそれは固辞した。
今日はもう夜、帰っても寝るだけ。
今日明日で食べ切れるかという量のクスクスサラダだ。
おまけに家にも何やかんやあるわけで。
その荷物運びの往復のついでに郵便局に寄って小さい段ボールを買う。
これは明日モデムを入れてプロバイダーに返送するためだ。
今日はマットレスの上で寝る。
床の上で寝るのは久しぶりだったが、
寝心地はそんなに変わらなかった。
高さの違いが気になるかと思ったが、
自分は布団に入ると意外に割とずっと目を閉じているようだ。
わざわざ目を開けて高さの違いを実感した。
と、こんな風に長い一日だった。
そして、ゆっくりしたいなんて書いた翌、帰国前日、
この日もまた忙しい一日になるのだった。
続く。
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