お土産は正直結構悩んだ所だった。
日本はよその国に対し一面的なイメージを持つ傾向があり、
ドイツだとビール、ソーセージとかになるのだろうか、
もちろん間違いではないから、
それに沿ったものを買うのも手だろう。
相手には、ああ、って分かりやすい。
敢えてそのイメージの裏を狙うって手もある。
その場合には意外性とか、
長く住んでいた人間ならではのものが渡せるだろう。
しかし、一時期の旅行ではなく、
長く住んでいると、どうしてもその感覚はなくなっていく。
日本に居て珍しいものもよく分からなくなるし、
ぶっちゃけた話、今の時代、世界のどこに行ったって
よほど極端出ない限り、割と同じものが手に入るような気がする。
自分が買っていったお土産は以下のような感じ。
・大学のTシャツ。
大学のだったらロゴも酷く誇張されていたりはしないし、
普通のTシャツとして着て歩ける。
Tシャツだったら最悪気に入られなくてもパジャマに使えるし無難。
・大学やベルリンの熊のぬいぐるみ
ベルリンは熊林なので。小さい子供に。
熊と言えばシュタイフのテディとか有名どころはあれど、
探していたときはそれほどかわいいのは無かった。
値段も高い。
シュタイフのは、あれはやっぱ大人向けなんじゃないかとも思うし。
ぬいぐるみというかキャラ(?)ものだと
アンぺルマンとかちょっと有名らしい。
確かにショップは常時賑わっている印象。
しかしアンぺルマンの何をってなるとちょっと難しかった。
ちょっと高めの何かが欲しいってなら、
ヒューゴ・ボスとかエティエンヌ・アイグナーとか
ドイツブランドはあるが、自分が入れそうなのは
ヒューゴ・ボスくらい。
・食べ物
お湯を沸かすだけでOKのこんなやつ。
他にもパスタとかもあり。
シュペッツレとかあの辺り。
住んでる人には値段も分かろうものだが、
実は1箱/袋1ユーロ前後。
安上がり過ぎて逆に見落としてしまいやすいくらいだが、
これでドイツらしいものが食べられるだろう。
自分はアルコールは取らないのでビールはよくわからない。
アルコールを送る/運ぶのは面倒な気もする。
ウインナー。あれはやっぱ新鮮だから美味いのだと思う。
スーパーで買うにも要冷蔵。
瓶あるいは缶詰もあるが、
あれは世界中どこでも同じ味な気がするので、
今回はパスした。
煮込み料理あるいは鍋(?)が作れる粉。
上のよりさらに安いことはさておき、
これなんかも材料を揃えて、
この粉と一緒に煮込むだけだから
対費用効果抜群と言える。
ただ今回失敗したなあ、と思ったのは、
完成まで時間をかけて煮込むよう書かれたものばかり
チョイスしてしまったことか。
10分、15分くらいで出来るやつを選んでおくんだった。
まあ別にいいけど。
上のやつもそうだけど、
作り方の表記はドイツ語なんで、
作り方を教えるか書くか、
結局のところ作る際に自分が同席できる範囲に渡すお土産となる。
9月ともなればクリスマス用品が出回るので、
これらのようなものもありだろう。
シュトレンにシュペクラティウス。
クリスマスケーキに保存が効かない生クリームを使うとか、
おかしな習慣なんだとか何とか話題にも出来る。
後はちょっとしたお菓子。これは何でもよさそう。
一応ポッキーのドイツ版とか、そんなものも選んだりしたが、
どれも特にドイツ固有というものでもない。
でもちょっとした時に出す分には十分、とそんなところ。
チョコレートは解けるかもしれないし、
クッキーは割れるかもしれない、
これくらいだったら割れても解けてもまあ大丈夫だろう、
的なところをチョイス。これは時期にもよる。
その他。
本だったらドイツ語が読めなくても見て楽しめるもの、
たとえば風景の写真集とか画集とか。
そんなところかな。