「電気の話」なんて書いてしまうと、
3.11以降はドイツにおける電力会社自由選択制の話とか
エコエネルギーへの移行の話とかを
期待させてしまいかねないので
ただの近況を書くにも気を遣うってもんだ。
そういう大きなテーマは今いっぱいネット上にあると
思うのでそっちを参考に。
自分が以下に書くのは単なる身の回りの話。
先週は電気関連で2つばかりちょっとした事件があった。
まずは木曜かな、停電があった。
停電と言ってもこれは多分うちのアパートだけで、
地下で誰かが何かをゴソゴソやっていたから
そのせいなんだと思う。
アパート全体に対する工事だと事前通達が来るはずで、
そういうのもなかったのだから、
誰かの個人的な用件だったのだろう。
そのとき自分はパソコンで作業していたのだが、
急にバッテリーモードに切り替わり画面が暗くなったため
気が付いたのだった。
見かけはブレーカーが落ちた時と同様なので
あれ、何か点けっ放しにしていたかな、
と思い巡らしもしたし、ブレーカーを見にも行ったが
自分の室内に異常は発見されなかったので
ちょっと待つこと2分、電気が回復した。
よく言うようにドイツの電圧は250Vと高く、
そのため家電が壊れやすい。
だからこういう急な電源落ちは非常に気を揉ませてくれる。
まあ何事もなかったからよしとしよう。
二つ目は電力会社からの手紙。
内容は至って普通に来年からの値上げの告知だったのだが、
実は今月はついうっかり電気料金の振込みを
一日遅れでやってしまっていたので、
心に思い当たる節がないわけではなかったのだ。
ちなみに振込みを全手動でやっている自分は
年に一度か二度、期日を過ぎてしまうことがある。
毎月10日までが期日なのだが、
そこに休日や祝日がかぶってきた時とか。
しかしそれでも特に罰金が課されたりするわけではなく、
年度末の差額計算の時に合っていればそれで良いのかも、
とか書いて人が真似してしまうことがないよう、
期日までに払ったのだと主張できる範囲なら
OKなのだろう、としておく。
手紙の内容、既に述べたことだが、ちょっとだけ値上げ。
これまでも石油価格高騰時等、
何回か値上げはあった。
うちの電気料金は基本料金+使用料なのだが、
今回は使用量の単価が少し上昇。
エコエネルギー移行のため、らしいが、
別にまだ始まってなくねーか?とは思ったが、
こうやって段階的に値上げしていくのだろう。
「でも基本料金はそのまま」とか強調されていたが、
確か前は基本料金が上がって、
「でも使用量の単価はそのまま」と強調していたはずなので
なるほどそういう作戦なわけだろう。
石油価格の高騰が終わっても電気料金が
安くなったりはしないことからも分かるように、
こういうのはほとんど値上げのための口実なわけで、
もっともらしいのが出てくるたびに如才なく食いついていくのが
企業としては「上出来」、と皮肉。
全てを説明する魔法の言葉、
ドイツだと「エコ/環境/ビオ(有機なんとか)」や「保護」
がそれに当たる。
日本だと「不況」とか「インターネット」とかかな。
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