2011年6月8日水曜日

あたまがあったまってきた

明日か明後日からちょっと涼しくなるという話だが、
ここのところのベルリンは結構な暑さだ。
元々梅雨がないため、夏は割と一気に来るものだが、
今年は特に。
連日27度とか天気予報には出ている。
でも実際には30度くらいいっているのではと、
そんな暑さが続いている。
夕立も来ている。
まったくもって夏である。
そして、どうもベルリンの周りが現在ドイツ国内で
最も暑い地域なのである。
冬は最も寒かったりしたじゃないか。
やれやれ。

先週末はこちらで知り合いになった方のお宅へ
御呼ばれされたので行ってきた。
ドイツ人だと思っていたがイギリス人の方だった。
他にも何人か英語圏出身の知人がいるが、
彼らは皆かなりドイツ語的なドイツ語を話す。
言わなければドイツ人だと思うくらい。
自分のようにいつまで経っても日本語なまりのドイツ語を
話す人間からすれば羨ましいことこの上ない。

彼は、自分は40代だと思っていたが、
実際には次の誕生日で60歳になるとのこと。
世界各地を転々としながら、
研究や翻訳を続けてきたらしい。
日本語もペラペラである。
その壮大な人生の話と哲学観をがっつり聞いてきた。
普段はごく普通のおじさんに見えていた人だったが、
その話はとんでもないものだった。
哲学やっている人だからなのか、
だから特になのか、
ベルリンにいるとたまにこういう人に出くわすことがある。
普段何のオーラも発していないのだが、
実のところはとんでもない、みたいな人が。
カレーソーセージの屋台で朝っぱらからビールを飲んでいる
どう見ても浮浪者のような人が、なぜか古典ギリシャ語を
マスターしているとか、そういうこともあった。
姿を見たことはないが、
たまに朝方自宅前を自転車で通りすぎていく男性は
オペラ歌手として成功できる喉の持ち主だと思う。

みんな、すごく個性的だ。

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