2011年1月15日土曜日

続・報

というわけで、学籍登録延長へ向け動き出した自分。
とはいえこれ自体は半年に一度の恒例行事なので、
何ら大した事も変わった事もないのだが。
 
今学期の学籍登録延長期限は2月18日。
この日までに事務手数料の振込みと、
延長許可の手紙を事務局に提出しなければならない。
そして延長許可を貰うためには、
別の試験担当事務局へ
主査教授の所見を提出しなければならない。
 
教授からの一筆は12月に既に書いてもらっていた。
それを試験担当局へ出すのを1月待ったのは、
その間に5人目の論文審査委員が
決まりそうだったから。
で、それが決まったので、早速試験担当局へ。
教授の所見の他に、延長を申請する旨
(現状及び延長とその期間の理由)を
きちんとした書式で書いて提出しなければならない。
そのため、状況に少しでも前進があった方が
‥まあ、あまり関係なさそうだけど。
今後はというと、2週間くらいで
学部長から延長許可の手紙が来て、
それを学部の事務局へ出し、
事務手数料(+ゼメスターチケット料)を払うだけ。
 
ともあれ、試験局へ行った、その話。
ここは開いている時間にかなり制限があって、
週に3日、それぞれ2時間しか開いていない
(休暇期間中はさらに週2日にまで減る)。
そんなわけで、学期末になればなるほど混雑し、
待ち時間が飛躍的に延びる。
さすがに今の時期ではまだそれほど、
というか、全く混んでいなかった。
業務開始15分前で1番乗りだったくらい。
 
さて、これまで通り普通に書類を出したら、
向こうの人が急に色々なことをまくし立て始めた。
論文の形式的なことに関しての注意事項。
タイトルにあれとこれとそれを‥云々。
早口で最初何を言っているのか全然分からなかったが、
分かってしまえば、既に知っていることだったので、
適当に相槌を打っていたら、
最後に「経歴」と言ってきた。
 
これはドイツで進学や就職するときに当たり前の
ことなのだが、いわゆる「学歴」ではなく「経歴」
(「Lebenslauf=レーベンスラウフ」と言って、
Lebenはここでは差し詰め「人生」なので、
「人生暦」というべき(?))、そんなものを提出する。
これはどこでいつ生まれたか、から始まる。
書く内容について特に決まりはない。
アピールが必要なら、したいことを書けばいい。
ドイツでは個々の学科毎(だけ)でなく、
学業成績全体での評価というものが出るようで
(この辺のシステムはよくは知らないけれど)、
その成績が良かった人はそれを書いていたりする。
普通は学歴、職歴、
海外居住経験があればそういったこと、
等々を書く。
それを論文の最後に加えることが
義務付けられていることを知った。
 
これまで見てきた提出された博士論文では、
そうした「経歴」を載せているものもあれば
載せていないものもあったので、
必要ないだろ、くらいにしか思っていなかったが、
どうも載せていなかったものは
他大学に提出したものがどういう経過を辿ってか、
自分の大学の図書館に紛れ込んだものだったようで、
自由大では義務なのだそうだ。
 
というわけで、慌てて論文を印刷に出さなくて
命拾いした、という話。
まあ、こういった形式的な部分は
意外と何とかなったりするような気もするが、
変なところで差し戻し受けたりしないようにするには
気をつけなければならない。
 
さて、だが、‥と。
そうなると、何か他にそういう「形式的条件」めいた
ものがありはしないか不安になってくるというもの。
というわけで、博士課程規約をもう一度読むべく、
規約を試験局の人から貰うのであった。

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