しばらく前からちょこちょこと、
「パソコンの調子が悪い」と書いていた。
発端は9月くらいに遡るのだけど、その頃から
パソコンがつかないという事態に出くわすようになった。
正確には電源は点くのだが、Windowsが立ち上がらない。
Vista起動までのプロセスを目で見える範囲で書くと、
電源を入れた後、
1.メーカーロゴ(自分の場合ASUS)が出る。
2.Microsoftの社名と起動中を表すメーターみたいな
バーが左から右に流れては消え、を何回か繰り返す。
3.一瞬、電源を切った時のような暗い画面。
4.Windowsのロゴ。
5.ログイン用画面。
となるのが正常だが、
3の段階に行かないという状態が起きるようになった。
2のメーターが延々と左から右へ行く画面で
止まることもあれば、
その画面が消えて、暗い(ただし電源が入っているのが
わかる)画面で止まることもあり、
そこでハードディスクが読み込みを止めてしまう。
その後はHDDのアクセスランプが
弱く定期的に点滅をするだけで、
そこからいくら待っても起動プロセスは進行しない。
電源ボタンを5秒間長押しして、
ハードから(強制的に)電源を落とすしかない。
もう一度電源を入れると、
後者の弱暗い画面で電源を落とした場合は
プロセスを最初から再試行、
前者、メーターの画面で電源を切った場合は
スタートアップ修復をするかどうかの選択画面が出る。
スタートアップ修復をする方が「推奨」とされていたので、
そっちを選択したこともあった。特に最初の頃は。
これは起動に必要なファイルの故障の有無を
調べてくれ、自動で修復もしてくれるらしい。
自分の場合、見つからないのか、
自動で修復ができませんでした、と出るのがオチで、
その後、今度は、きちんと起動できていた時点へ
システムを戻すかどうかの選択が出てくる。
これがかなりの曲者。
「きちんと起動していた時点」というのは、
どうやら「前回正常起動していた時」のことらしく、
その時点で既に起こっていたことが直るわけでもなく、
それ以前の「本当にきちんと起動していた時点」を
探し出してくれるわけではない(なかった)。
そしてさらに、自分のパソコンでは、
この操作を行うと、パソコンの時計まで戻った。
まあ、こんなことはただ時刻を再び合わせれば済む。
問題は、どうもこの操作をマカフィーが
「不正に行われたファイルの改変」か何かと
勘違いするのか、更新の逆行で不具合を起こすのか、
リアルタイムスキャンを切ってしまうようになったこと。
手動で直してもすぐにまた切れてしまう。
こうなるとマカフィーを再インストール
しなければならなくなった。
そして、それでも起動の問題は残り続ける、と。
9月頃には何回かに一度、
上の弱暗い画面が出ただけで、
そういう場合にはもう一度電源を入れなおせば
すぐに元通り正常に起動したのだが、
10月、11月、と時間を経るごとに、
正常起動しないケースが増えていき、
やがて、正常に起動する方が珍しくなった。
11月頃に至っては、
一発で起動した時にはHDDのバックアップを
取るようにしていたくらい。
大体2週間に1度。
先のスタートアップ修復のいざこざも、
この辺になってくると、行わない方がいい事が
分かり出し、起動するまで電源を切っては入れ、
切っては入れ、を繰り返した。
11月終わりになると、もう一度で立ち上がることは
なくなり、むしろちっとも立ち上がってこない、
という日もチラホラ。
電源の切り入れを3時間やって
やっと立ち上がった日もあった。
(まあ、あまりに、なので、途中で食事を用意しながら
だったり、電源ON/OFFだけなので本を読みながら
やったりしていたこともあるけど)
昨日(一昨日)の金曜、よし、今度また起動に時間が
かかったら、今度はWindowsの再インストールだな、
と覚悟を決めて、パソコンに向かった。
覚悟に決めたことを実行すべき事態になった。