2009年5月30日土曜日

研究の状態(文字)

校正者が書き換えたところのチェック、
脚注の原稿を仕上げ、
現在、文献のリストアップ、ページ数の調べ上げという最中。
いわゆる書誌情報のチェック。
 
これがなかなか面倒。
日本の図書館だと、哲学なら哲学の本のある棚をブラッと
歩くだけでもそれなりに本を見つけることが出来ると思うけど、
ベルリンではそれは有り得ない。
3大学(自由、フンボルト、工科)とも同様なので、
これがこっち流の管理の仕方なんだろうけど、
分類はかなりランダム。
abc順でも(ほぼ)なければ、年代順でもない。
分類記号で分けてある棚の位置もメチャクチャ。
唯一の救いは、利用者がちゃんと元に戻しておいてくれるので、
番号と位置がきちんと分かれば理不尽な目には会わないことくらいかな。。
 
一々検索をかけることになるのだけど、
出てくる結果も1冊ではない。
というのも、色々な出版社が出していたり、
原語の本+英訳本も検索に引っかかるからで、
一つ一つ現物を探して回らなければならない。
そこから該当箇所を見つけて‥とか、
各巻の内容目録のない全集から1つの論文を見つける‥とか、
時間がかかってしょうがない。
おかげでこの一週間は、
日曜も含め、ずっと学校の図書館通いだった。

‥と、まあ、こんなことは普通は論文を書き始める前とか、
平行して少しずつ、とかって形でやるんだろうなあ、と。
後でまとめてやろうとしたので自業自得っていえば、自業自得(笑。
自分の書いているものの性質からいって、
そういうことは出来なかったとはいっても。
来週の水曜に教授に前半部分を渡せるかなあ、どうかなあ、
という感じ。

147番バスについて

自分のうちから中央駅までをつなぐバス路線147番について、
分かったことを補足。
平日でも20分おきにしか来ない。
最終が18時少し前。
日曜、祝日は運休(途中までで切られて、うちの方まで来ない)。
乗ろうと思って乗るにしては結構不便で、
これなら電車使った方が楽かな、と思った。

この春の気候(文字)

毎年大体そうだって言えばそうだけど、
春が来ると、そのまま夏も来る、みたいなところがあって、
例えば3月頭の最低気温は-10度があるのに、
4月頭には最高気温が20度を超している。
最低気温と最高気温の比較とはいえ、
この一月で30度差を経験する。
 
で、4月から気温は緩やかに伸び、
25度を超える日もチラホラ。
5月はずっと半袖で過ごしていたと思う。
 
一昨日あたり、ニュースで早い夏の訪れみたいなことを
言っていたけど、すると翌日からは気温が下がって、
昨日、今日は日中15度前後。
雨のせいもあってか、昨日半袖だったのは自分くらいだった。
今日は多少戻って、また半袖の人が増えたけど。

というのもここは

色々な方向からくるSバーンが集中するところ。
ベルリンを廻るリングの北ターミナル的な駅。
自分の家から歩いていくには不可能ではないけど、
ちょっと勘弁、といった距離。

その向かい

その向かいにももう一軒。

いわゆるショッピングモール


ベルリンには中心部にしろ、その周辺にしろ、
至る所にこういったショッピングモールがある。
写真はゲズントブルネンという所のもの。
 
こういうところの店舗スペースは
大体地上2階+地下1階分なんだけど、
横に広いのが特徴で、
それはそれは色々な店がそろっている。
写真も2分割で撮らないと、収まりきらない。

2009年5月18日月曜日

来たバスに乗ってみたものの

147番バスに乗ってみたものの、
終点が中央駅。
戻って来ただけかよ。
電光掲示板を見ても次のバスの表示がないことから、
日曜はここまでしか来ないのかもしれない、
と思ったので、別ルートを取ることに。
245番でトゥルム・シュトラーセという所まで。 そこの駅前にある建物。
 
ここから地下鉄で4駅で自宅に着く。
 
中央駅へ/からの交通網、しっかりしまくり。
 
SバーンとUバーンを使えば、
ベルリンは行きたいところへは大体行ける。
ほぼピンポイントと言っていいけど、
バスが乗りこなせれば、さらにピンポイント。
おまけに普段地下鉄ばっかで、
見ることの出来ない地上の様子や、
道順、方角などが分かるので、これはなかなか。

昨日の「憩いの場」前にて


ベルリンはとにかく歩道が広い。
上が車道、下が歩道。
幅同じくらい。
もちろん全部の道がここまで広く歩道を取っているわけではないけど、
大体の道は歩道のスペースがかなりゆったり取ってある。

件の対岸へ

帰ろうと思ったが、147番のバスが来ない。
乗り場が違うのかと、昨日(土曜)に乗ったところまで
歩いていくことにした。

その道中。ハンブルガー・バーンホフ(ハンブルグ駅)なる建物。現代博物館らしい。

中央駅すぐ左

‥は川。
対岸に見えるのが、一昨日フンボルト大中央図書館と間違えて
行ってしまったという、医学部の建物。
おお、ヨーロッパらしいこと(笑。
 
ちなみにこの川を北上すると、
前に写真を挙げた外国人局に至る。

中央駅2

正面(北、右側から)。
右側。
右側。
字がボケて見えないかもしれないけど、
黄色い標識の左側にWeddingの字。
そっちにいくとうちに着くわけですな。
 
さて、学校からここまで来るのに使ったM48M85というバス路線
(‥は間違い。学校からM48で行けるのはアレクサンダー・プラッツで
自分は途中下車してM85に乗り換えていた。
二つとも途中までは同じ道を辿って、
ポツダム広場のところで分岐する。(5/19追記訂正))。
前に写真に挙げたラートハウス・シュテークリッツ→
自分がベルリンに来た直後に2週間いたペンションのある通り→
ベルリンのど真ん中(ポツダム広場とか国会やら首相官邸やら)→中央駅、
と突っ切っていくので、これから写真ネタにするかもしれない。
(途中、ツアーバスと何回かすれ違った、ということは
そういうコースなんだろう、とも思うし)。
 
今まで一軒しか記憶になかったスターバックスも
(フリードリッヒ・シュトラーセの駅を出たところにあって、
常時人だかりで、利用したことがない)、3軒はあった。 
まあ、自分はバルザック利用者だけど。

中央駅1

昨日(日曜)は学校の図書館へ。
帰りには近くからバスに乗って中央駅へ。
写真を撮りに。
これがそれ。
正面(北、左側から)。左側。
馬のオブジェを拡大。
 
日曜だってのに凄い人だった。

カード&カード

何か色んなものがすっかりカード化されつつある昨今。
左がコピー機用で、右がメンザ(学食)用。

上がコピー機用、下が学食用のチャージ機。
 
よその大学ではまだコインでコピーできるのだけど、
うちの大学ではもうコイン式がないので、
コピー用のカードはだいぶ前から使っている。
学食用のはついこの前の水曜日に手に入れた。
今学期は夜6時スタートの講義が二つもあって、
終わる頃にはスーパーも閉まっている。
始まる前に夕食を取るには早すぎ、
終わってから夕食というにはちょっと遅い、
という時間でもあり、
始まる前にちょっと何かをお腹に入れておく、
ということに必要になったため。

メニューっぽくなっているものは安いみたいだけど、
何かをはさんであるパンみたいなものは普通の値段。
コーヒーは同じ値段でもう少し量が多いところを知っている。
けど、まあ、講義の合間の時間で買いにいける、
わざわざ遠くからコーヒーを持ち込む必要がない、
ということを考えると、プラマイゼロ、かな。

名もなき2枚


さっきの建物をもう少し進んだ所を右に行けば、
自宅へ帰るための地下鉄駅に着くところだったけど、
ふと思い立って、左に行く。
その先に新しく出来た中央駅がある(はず)だと。
「新しく」なんて言っても、実はもうだいぶ(2、3年かな)経つけど、
特に用事もなければ、自宅から行くのにもちょっと交通の便的に面倒、
ということで今まで実物を見たことがなかった。
いい機会だと思ったので。
 
少し行ったら、ちょっとした憩いの場みたいなところに出た。
逆光でちっとも憩いの場に見えないけど(爆。
中央駅らしい建物が見えてこなかったこともあって、
ここからバスに乗ることにした。
 
そして一応中央駅には着いた。
でも実は自分が乗ったバスってのは、
自宅最寄駅が終点のもの。
ということでそのまま素通り。
 
まあ、のんびり‥とか思ってたら、
すぐに見慣れた景色に。
実は近いことは知ってはいたけど、
ここまでとは。
前に親からテーゲル空港まで近いって話を
聞いた時、その近さを初めて知ったものだったけど、
中央駅もうちから近かった。
自転車があればすぐ行けそう。
どっちもそれらしい物音が聞こえないので
もっと遠くだと思っていたという話。

その近所

その図書館の隣にある建物。
斬新。

フンボルト大中央図書館


土曜にフンボルト大の中央図書館に行ってきた。
外観は‥ちっともらしくなかったので、
最初は医学部のでっかい建物の方に行ってしまったという。
中は結構図書館らしいって言えばらしいけど、
この大学も、きちんとした機能は学部図書館へ移行したという
ことかな、という印象を受けた。
色々な本が揃った図書館の中では、
一番近所にあるため
(前に挙げたフンボルト大ロマン語学科図書館より
自宅から近くにある)、
この日は勉強に行ったのだけど、
土曜は3時で閉まるとかいう有り得ない展開に、
着いて早々帰ろうと思った。
(ちなみに着いたのは1時くらい)。

ニベア

ニベアは日本だと花王とだっけか。
ともあれニベアもまたドイツの企業。
ただ、各製品他より高いので、
今回のように値引きと買うタイミングが合わない限り
買うことはないけど。

2009年5月15日金曜日

その5

「ネコ舌」というと、ドイツではチョコレートのこと。

ベルリンは犬を連れている人が本当に多いけれど、
他方で野良猫にはまずお目にはかかれない。
とはいえ、別に殺して食べているわけではない。
「ネコの舌」と言ってもそんなものが入っているというわけではないので、
子供でも安心して食べることができる。

その4

で、続き。カップラーメン。日清の。
日本にあるやつと同じ。

カップ麺の主流はスパゲッティ。

大体どれも1ユーロ前後で、
値段からも想像できるように、
日本のコンビニで買えるような色々入ったものではない。

夜、小腹がすいた時用にって感じかな。

その3(文字だけ)

パンに関しては、これが非常に種類豊富。
「~パン」という名前ならともかく、
それぞれ固有名を持っているので、
正直、いまだにパン屋でパンを買う時は、
そこに書いてある名前を読み上げるか、
指差して済ませている。
「これ1つと、あれ1つ」みたいな。

パン屋はさすがに至るところに存在する。
自分が住んでいる一区画を壁沿いに一周しても、
4件かそこらのパン屋はある。

その2

インスタントラーメンおよび焼きソバ。
パッケージは日本語でも(もちろん作り方とかの裏面記述はドイツ語)、
こうしたものも、普通のスーパーで手に入る。
今週値引きしていたので買ってきた。
主にこのブログのネタとして(笑。

ちなみに米も普通に手に入る。
日本米っぽいのから、長いもの、
別の穀物を混ぜたもの、色付け(?)したもの‥
と種類は豊富。
レンジや鍋で作るタイプだけど。
アジア系スーパーや、それこそ日本系のスーパーに行けば、
電子ジャーで作る普通のお米も買える。
電子ジャーは一般の電器店で手に入る。
自分はどうしてもお米じゃないと生活していけないって人でも、
ベルリンでは生活に困らないかな、と思う。

ちなみに、お米はイタリア料理でリゾット(洋風お粥)とか、
何かの料理の添え物としても出るし、
あるいはチャーハン、パエリア(スペイン風チャーハン?)といった
ものは冷凍食品としてどこのスーパーでも置いているものでもあって、
割とよく食べられている。

今回は食について

書いていこうと思う。
まずは大豆を原料としたヨーグルト風ドリンク。
大豆も醤油も「Soya(ゾーヤ)」なので、
え、醤油ドリンク?‥というわけではなく、
ま、そういうわけ。
裏面の記述で「100%植物製」ってあったから、
ベジタリアン向けかな。
豆腐で作ったハンバーグとかもある。

ちなみに醤油はドイツでは調味料として
すっかりおなじみなので、
どこのスーパーでも置いてある。

その他、最近は色々な食べ物に
しばしば「テリヤキ」という字を見るようにもなった。

2009年5月12日火曜日

さて、引き続き

自分の論文の方の現状。
左が残り、右が完了部分。
この写真は100ページ終えた段階で撮ったもの。
残り2節、やっと残りページ数の確認をする勇気が
持てたので、確認してみたら、あと30ページ(この記事を書いている今現在)。
あと少し。

で、これが

今学期のゼミのテーマ。
アドルノの『美学理論』。
アマゾンを見てみたら、
日本語訳では『美の理論』ってなっているっぽい。
12000円もする。
ドイツ語版だと15ユーロ。
大体2000円くらいかな。
ま、時間なくて、まだほとんど読んでいないけど。

これが

哲学科の建物。
といっても、授業用の部屋が少ないので(2、3室?)、
授業そのものは、大抵は前に撮った大きい建物の方で行われる。
ここは教授その他の研究室が多い。
平屋に見えるけど二階建て+地下一階。
この間改装工事を終えたので、
外装がちょっと変わったかもしれない。

2009年5月8日金曜日

そしてまたツォー駅へ

その図書館からツォー駅までは目と鼻の先。
道中、バスの車庫を見つけた。
こんなところにあったのか、と。

同図書館ロッカー

うちの大学及びフンボルト大の図書館のロッカーは、
これまで行った範囲では皆コイン式だった。
ここは暗証番号式。
まず自分で好きな4桁の番号を押す。
これが暗証番号になる。
これは番号入力で押し間違えられないし、
入れた番号は忘れられないな、と思ったら、
どのロッカーに入れたかの方を忘れた。
普段のコイン式ロッカーだと、
そこにロッカー番号が書いてある鍵が手元に残るため、
すっかり油断していた。
仕方がないので、片っ端から番号を打っていくという
怪しい行為をした。

同図書館1階

生首の陳列。

建物は記憶の向こう側


ベルリン工科大で土曜の講義の部屋を確認したら、
その足で工科大の中央図書館へ。
かなり現代的な造りで、設備もカッコいい。
なんとなくガヤガヤした感じがある以外は
使い勝手のいいところだった。

と思ったけど

さて先に‥と思ったら、右手に何かの建物が。
行ってみたら、ベンツ。

目的地は


さっきの赤いゲートの向こう側。
赤いのはボーダフォンの赤。
一応それではあれなんで、その前景にある門を撮っておいた。

そして振り返ると

戦勝記念塔。
左側にチラッと写っているのがテレビ塔。
有名どころシリーズは今日はここまで。

同じく今度は

ホームの端からの景色。
6月17日通り。
ベルリン・マラソンのスタート&ゴールで知られる通り。
休日はこの右側がベルリン最大のフリーマーケット会場になる。

ティア・ガルテン駅から

今日の用事はベルリン工科大。
先のツォー駅より一駅電車に乗る。
ホームから見えた落書き‥ではなく、外装。
前に立っている看板が邪魔だけど、
気づいたものを撮ってみた。

いわゆるツォー駅

ことツォーローギッシャー・ガルテン駅。
今はベルリンにも中央駅が出来たので、
多少はターミナルとしての役割も分散されたのかもしれないけど、
それでもやっぱりいつも人、人、人。
多少遠方から撮っているけど、
旅行でベルリンに来たことがある人なら、
ああ、見たことあるっ、て景色じゃないかな。

フリードリッヒ・シュトラーセ駅

そして、フリードリッヒ・シュトラーセ駅。
‥なんだけど、これはさっきの図書館から、
自分の通う大学(自由大)へ行くための電車に乗るべく
(写真では見えないけど、すぐ左に地下へ通じる道がある)、
道を辿って、初めて出会える光景。
フリードリッヒ通りに用がある人も、
ペルガモン博物館に行く人も、
こっちに来たら間違い。
というわけで、この駅のこの視点はレアなはずだ。
珍しく有名どころを、と思ったら、
次回に続く。

フンボルト大学ロマン語学科図書館

このピカピカ光る建物がフンボルト大のロマン語学科、
学科付属図書館のある建物。
何の用事で、というと、
先に挙げたデリダの『弔鐘』を置いている数少ない
図書館の内の一つだったから。
つまりは以前お世話になった、ってやつで。
フリードリッヒ・シュトラーセ駅からすぐのところにあって、
立地条件が恵まれまくっている。

ネタなしなら‥

研究に関することでも書けばいいじゃん、と気づいた。
上はデリダの「グラ(弔鐘)」。
前学期のゼミのテーマだった。
ご覧のように、1ページが二つに分割され、
左でヘーゲル、右でジュネを平行して取り扱っていく。
なおかつ、その合間合間に注が入っていく
(左側のひときわ小さい文字で書かれたのがそれ)。
ヘーゲル研究者なら、ここから学べることは
それほど多くはないはずで、
デリダの方もいつものデリダで、
ま、読んでおくにはいい機会だったかな、と。

ハリボ

一月ほど前、何故かマシュマロが食べたくなったことがあった。
その時気づいたのだけど、ドイツには意外にマシュマロがない。
なんかああいう着色料使いまくってそうな、
ドギツイ色したお菓子はありそうなもんだけど‥。
代わりに大量に種類があるのが、以下のグミ。

世界最大のグミ製造会社ハリボを中心として、スーパーではずらり色々なグミが並んでいる。特に上の写真のような「グミ・ベアヒェン(=グミ・クマちゃん)」は大人気。