2011年12月17日土曜日

最も忙しい年末

今年はこれまでで一番忙しい年末になっている。
これが自分の学業や研究に関連しているなら
それは嬉しい忙しさだったのかもしれないが、
そうではないので困る、というか、
はっきり言って邪魔以外の何物でもない。
 
まず、前にもちょっと書いた保険マフィアとの闘いが再燃。
11月に保険料の引き落としがなかったので
解約が成功したのだと思っていたら、
12月になって手紙をよこして来た。
これについては長い話になるので後で書こうと思う。
とてつもなく詐欺めいた話なので
これまたひょっとすると誰かの役に立つかもしれないから。
 
それ以外はジャマといってはジャマだが、
あくまで本業にとってであって、
要は仕方のない差し支え。
 
まずはアパート共用玄関・ポスト等の鍵換え。
ドイツのアパートには、
まず住民共通の空間に入るためのドアが存在する。
日本で言うとオートロック式。
そう言うと格好いいが、暗証番号を入れたりするものではないし、
ドアも普通の鍵付きのドアだというだけで
(スライド式という意味での)自動ドア式ではないし、
で、そんな格好いいものではないことだけが違うが、
どんな安い物件でもまずはそのアパートに入るためのドアがあり、
各部屋へはそこから行く形になる。
(日本の多くのアパートのように
全くの他人が直接各部屋の玄関前まで行けることはない。
外部からの来客はまずこの一番外のドアのところで
インターホンを鳴らし、住民は部屋にある電話式の
受話器で相手を確認した後、そこに付いているボタンで
このドアの錠を一定時間解除する。)
つまりドイツでは、自分のアパートに帰ってくると、
1.まずそのアパート住民共通の空間に鍵を使って入る、
(2.そこに郵便受けがあるので鍵を使って中を確認、)
3.その後自分の部屋前まで行って玄関の鍵、
という手順を踏む。
ステップ2は必然ではないので括弧入れ。
ステップ3はうちの様に(そして多くの場合もそう)
安全用の別ロックが付いている場合、
また別の鍵でそれを解除(というかただ回すだけだけど)する。
このセキュリティーロックは2回まで回すことが出来る。
さて、しかし、うちのアパートではもうしばらく前から、
それも多分もう何年だろう、というそれくらい前から
この1番の鍵が壊れたままになっていて、
ぶっちゃけた話が誰でも入ることが出来るようになってしまっていた。
だからと言って自室の鍵さえかけたままなら
(さらに言うなら、ドイツの玄関のドアは
ホテルの様に鍵を使わないと開かない仕組みに
なっているので、ドアを閉めさえしたなら、ということになる)
問題は何も‥ないと考えてしまうのは甘いのかな。
鍵を使う手間が一度省けるのでむしろ便利だったのだけど。
とにかく他の住民はどうも落ち着かなかったようで、
大家さんへ一報が行ったのだろう、
このドアに新たな鍵を付け替えることになった。
一度か二度修理はしたのだが、
結局それが効果を生まなかったので
付け替えを判断したのだと思う。
そしてその付け替えに伴って新たに鍵を受け取った。
というか、受取のために今日は午後ずっと家に居た。
中々来てくれなかったもので。
2番の郵便受けも替わることになっていたが、
そういえばこれは今日は替わらなかった。
ということはもう一度また大家さんが来るのだろう。
さて、大家さんはうちに来て、
ステップ3の鍵2つの予備を作って欲しいという。
ドイツでは、階下への水漏れ等の緊急時
住人が不在でも対処できるよう、
鍵のコピーを大家さんが所持する。
自分の場合も大家さんはうちの鍵を持っていることに
なっていたのだが、どうもその鍵が機能しなかったらしい。
ん、何時試したんだ?
と思ったが聞かないで置くことにした。
別に見られて困るものがあるわけでもない。
あるとしたら人が来る時にしか掃除もしないので、
普段の相当に汚い部屋を見られてしまうことだけか。
ともあれ。こうした鍵作成の費用はもちろん大家さん持ちであるが、
手間は鍵の唯一の保有者である自分持ちである。
年末までにコピーを作ってもらって
それを大家さんに委託された同アパート住人に預ける、と。
もうすぐクリスマス&年末年始なので
まだ半月、などとは言っていられない。
まあ、でもこれくらいは問題ない。
大家さんには色々お世話になっているから。
 
その他大学からも手紙が来て、
どうやらやっと論文の査定&評価が2つとも出揃ったとのこと。
これでやっと口頭試問へ進める正式なお墨付き。
が、別に待っていたわけではないので
もう既に日程の確認はし終わった後さ。
そして都合のいい日程は存在しなかったことも
分かってしまった後だ。
この話も詳述は後にして、
そんなこんなを返事として出しておくのが
今後を円滑に進めていくためのコツであろう、
ということで大学にも手紙を書かねばならない。
 
色々あって現在書かねばならない手紙をあと3通も抱えている。
さすが何でも「書面で」の社会だ。
冬休みはやっと読書の時間を纏めて取れると思ったのに‥。
特に保険屋。
生活・生命を守るために生活・生命を圧迫するってのは
どういう了見なのかと是非とも聞かせてほしいものだ。

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