2012年1月31日火曜日

寒くなるらしい

今日は結構長い時間晴れていたので、
カーテンを開けて日光を部屋に取り込んだ。
ドイツの冬は日光だけでは心もとないのが通常。
二重の厚ガラスの窓なのに
日光によって暖まる分より逃げていく分が上回って、
カーテンを開けた方が寒くなったりも。
部屋の暖房プラスで日光を取り入れるのが
賢い選択というもの。
で、今日はそれでそれなりに部屋が暖かくなった。
 
夕方から図書館へ行ったが、
行く途中の地下鉄車内のテレビ放送で、
明日から連日のマイナス10度以下の予報を見る。
またこのブログに気温最低の時期を乗り越えた、
なんて書いてしまったものだからか。
図書館に行く前に暖房を切って行ってしまったが、
帰って来たら寒いのなんのって。今も。
今年は室内に2つある暖房の一方だけで
越せるかな、と思っていたけれど、
これはもう一台の方も準備しておかないといけないようだ。
 
探し物見つかったシリーズその1。
大きさ比較のため、眼鏡の横に置いてみた。
これは何でしょう?
 
正解は耳かき。
やっと見つけた。
ドラッグストアにあったが、
それも全国的なチェーン店ではないところ。
しかも置かれていた場所も
ビューラーとか付けまつげとか、
女性のメイク用商品が並んでいるところ。
これでは中々見つからないわけだ。
ドイツ人は麺棒で耳かきをするらしいけれど、
あれってどうも取れた気がしない、
と思っていたら、やはりあまりよくない、
という話をこの前どこかで見た。
 
さて、この耳かきだが、
写真のごとく、ヘラ部分の真ん中は空洞になっている。
これもこれでどうなんだ?と今なお思っている。
使ってみたら普通の使い心地だったけれど、
自分の耳の中は見れないので、
自分が思っているより取れていない可能性も
ないわけではないかなあ。
いや、意外と上手くいったかなあ、
上手くいったけれど気持ちが納得しないだけかなあ、
なんかそんな感じ。
 
もういっちょ見つけたシリーズ。
バッグ。
ざっとこんなもんかな。
結局デザインに納得がいかなかったので
カールシュタットをやめて、
別のところを探すことにした。
で、ふと思った。
ノートパソコンを入れるバッグってあるんじゃないか、と。
で、電器屋に行ったら見事に。
その電器屋が入っていたショピングモールの
入り口に靴かばん修理屋があり、
そこの軒先にちょっといいやつが掛けてあって
それと2択だったけれど、
衝動買いっぽいことはしたくなかったのでこっちで。
こういうすっきりしたデザインのやつが欲しかったわけ。

2012年1月30日月曜日

雪ふも

昨日の夜は寒かったなあ、
日曜だってのに何で夜中外で
清掃車があんなにうるさかったんだろう、
と窓の外を見て納得、
雪が降ったのだった。
ということで夜中ではなく
あれはまだ日が昇っていなかっただけで朝か朝方、
清掃車ではなく除雪車だったと。
 
これだけきちんと積もったのは今冬初。
ということで写真。
まずは自宅ベランダから、
と言いたい所だけれど、窓のこっちから。
 
続いて大学。
降った事が分かる以上歩くのに不便以下、
くらいの量。
だからあまり大したことはなかった。
一応だけど、ドイツでは
年間一番気温が下がるのは12月と1月。
だからそこを乗り切ってしまえば、
2月はまだ寒いけれど、
それなりに(あるいは気持ち的に?)山場を越えた、
みたいなところがあって、
1月の最後にやってきたか、という今回の雪だった。

2012年1月29日日曜日

口頭試問の日程についてこれまでのまとめ

今週学籍登録課に行って課程延長許可を提出してきた。
これで学籍登録延長の手続きが終わりひと段落したので、
今回は長らく書くと書くと言ってきた口頭試問日程の話。
 
まずは遡る事昨年の11月。
そこで第一回日程調整のため審査委員5人にメールを送った。
口頭試問の日程は指定されるのではなく、
自分で指定するもの。
各教授のスケジュールをチェックし、
上手く開いている日時を見つける必要がある。
試験担当局の人に言わせると、
自分の場合は審査委員が5人ともベルリン在住なので、
条件としてはいい方だとのこと。
ドイツの学生は割と移動することが多いため、
審査委員をドイツのあっちとこっちから、とか、
さらに場合によっては国外から試験のために呼ぶ、
なんてケースもあるにはあるのだ。
それに比べれば確かにマシなのかもしれないが…。
 
今回日程を決めるに当たっては二つの条件があった。
1つ目。これはある意味不変の条件だけど、
各教授が授業を持っている時間と被らない様にすること。
これは当たり前と言えば当たり前。
ここに各教授が抱える講演旅行であるとか、
その他の所用が加わってくるが、
それはメールで訪ねてみるまではこちらにも全部は分からない。
そして2つ目。今回は特殊な条件だったけれど、
審査委員の内、一人女性の方がいて、
彼女が6月くらいにお目出度、産休に入ってしまったので、
2月までは仕事が出来なかったのだ。
ちなみに2月でも実は例外的に、ということなんだけれど、
それは前から向こうと話はしてあったのでOK。
ちなみに冬学期は2月半ばで終わってしまい、
休暇中の試験は基本的に実施不可。
というわけで、2月の頭から約半月の期間の内に
5人の都合の良い日時を見つけねばならなかった。
これに最初の条件を合わせて導き出された候補は、
2月の最初の3つの土曜日、ということになった。
 
それで各教授にこの3つの日の内、
都合の悪い日があるかという質問を送ったら、
主査の教授が、最初の土曜しかベルリンに居ないから
それ以外の日はダメ、
副査の教授が、最初の土曜はゼミがあるからダメ、
との見事なコンビネーションで
候補日が全部消え去ったという次第だった。
 
そして現在に至る。
 
この前主査の教授に会った時、
3月はベルリンに居ないから
日程調整はなるべく早くね、と言われた。
来学期の日程が張り出され次第、と答えた。
基本的にどの教授もずっと同じ曜日と時間に授業を持つのが
ドイツスタイルなので、条件としてはそんなに変わるわけではない。
単純に都合の良い日程が見つかればそこに決まるし、
見つからなければ先延ばしになる。
何月までに日本に帰っておきたいという用事もあるにはあるけれど、
ここに書くとそれをまた越えてしまいそうなので
越えた場合にのみ書くことにする。
 
さてそれではそろそろ第二回日程調整会議開始。

2012年1月28日土曜日

最近は寒い

ずーと雨模様の天候が終わったかと思いきや、
今度は冷え込みのベルリン。
 
例年並みの気温になったと言えば
確かにそれくらいではあるのだけど、
何だろう、晴れているからなのか、
ピリピリとした寒さが肌を刺すというか。
ドイツではあまり放射冷却という言葉を
聞かないのだけど、あるんだと思う、
それも夜ではなく昼間に。
北国の冬の太陽は弱いの何の。
太陽も北風だ。
 
そんな中でも今は破けたバッグの代わりを探し中。
自宅から徒歩1分のカールシュタット、
ここで良いのを見つけたのだが、
ここで買うときっと一番高く買う方法なのではないか、
と二の足を踏んで、
これまで行ったこともなかったような所まで
大学の行き帰りにわざわざ寄ってみたりもしてきた。
が、カールシュタットが何故か一番良い結果。
物と値段の面で。
有り得ないと思うんだけどなあ。
でも他にちょっと当てが無い。
本当に安いものを、というなら、
何故かそれらの5から10分の1くらいの値段で
中古なのかパチもんなのかを売っている店も
近くにあるにはあるけれど、
これは前に言った値段のラインを確実に割っているので
品物として使えるかまず疑わしい。
肩掛け、そして手提げとなるにつれ
値段が下がる傾向にあって、
肩掛けでも良さそうなものだが、
ドイツではリュックザックは何かと重宝するわけで。
というのも多分買い物した時に
袋をくれないのが基本だからなのだろう。
そんなことをしている内に、
こうした労力も含めるならカールシュタットで買うのが
一番効率がいいのでは、と思うようになった。
‥が、まだ買っていない。いつか、ということで。
 
最近隣人が部屋をリフォームしていて、
朝は7時半からドリル音とハンマー音全開。
どれくらいかと言うと、ヘッドフォンで聞く
テレビの音が全然聞こえないくらい。
従って日が暮れるまで外へ出る。
上に書いたようにバッグを探しに行ったり、
図書館に行ったり。
が、寒い時に今まで行ったことのない図書館を
探しに行くなんてことはしない方がいい。
おかげで今日は地下鉄5駅分の距離を歩いた。
しかも探していた本は見つからなかった。
行ったところは芸術歴史学科だが、
ここの図書館は静かで人が少なく、
カフェテリアもありと中々の出来栄え。
駅から歩かなければならないことと、
もちろんのことながら蔵書が自分のやっていることと
ほぼ関係がないものばかりなのが難点か。
すれ違う人が何故か自分に挨拶していくのは
何でだったのだろう。
ここではそういう習慣があるのだろうか。
 
追記: 1.5kg1ユーロの蜜柑をゲット。

2012年1月26日木曜日

アマゾン(de)マーケットプレイス

先週ドイツのアマゾンで3つほど商品を頼んだ。
2つの本と1つの掃除機の袋。
ドイツのアマゾンはマニアックな研究書でも
割と検索に引っかかる。
引っかかってもそれは研究書なので在庫は大体無い。
無いがそれはドイツ。
哲学関係の本ならマーケットプレイスで
どこかの本屋が出品してくれていたりする。
もちろん新品で。
(そうでない場合や高い場合はもちろん図書館)
 
3つともマーケットプレイスで今回は発送の方法がバラバラ。
こっちに着いた日もバラバラ。
だから家でずっと待たされていた。
ドイツのマーケットプレイス出品者は
購入者からの評価をやたらに気にする人が多い。
だからなのか、発送はかなり早い、
と言いたいところだが、
郵便でこっちに着くまで今回の様に1週間、
(最も長かった時は2週間かかったことも前にあったけれど)
これは明らかに発送日が違うのでは、と思う。
評価の件があるから発送だけは行ったことにしておいて、
実際にはいつ送っているのやら。
さすがにその2週間の時はこっちからメールをしたのだけど、
今回の様に1週間くらいだとやはりメールは‥まだ、かな、と。
ここら辺タイミングが難しい。
送って翌日とかに来たら一週間もしないのに
何せっかちな、ということになるし。
メールしたにしても向こうが送ったと言えば、
こっちはどうしようもないわけで。
要は気長に待て、と。そういうことか。
マーケットプレイスは結構精神衛生に悪いんだよなあ。
郵便もポストに入っていればいいけれど
入らないと玄関前に置かれたり
郵便局に取りに行かなければならなかったり。
DHL(宅配業者)からだと不在の際は
隣人宅に預けられて、時間を気にしつつ
取りに行かなければだし。
 
まあ、仕方ないけれど。
 
 
おまけ。
水曜の講義が行われている講堂の階段。
下の方に行くに連れて階段が斜めになるので降り辛い
‥ってなことはなく、ちゃんと普通の階段。
ただの錯覚。

2012年1月19日木曜日

それなりに

身の回りのゴタゴタがやっと片付いて、
先週、今週はそれなりに自分のやることに集中できている。
 
博士課程の学生の学籍延長ってのは結構面倒で、
まず主査の教授に所見を書いてもらう、
それを試験担当局に提出、学部から延長の許可をもらう、
それを学籍登録科に提出、
という手順を踏む。
何か、これも前に書いたように思うけれど。
 
学籍登録科は割と年中開いているとしても、
試験担当局は開いている時間が限られていて、
結構待たされることも覚悟しなければならない。
開いている時間は基本午前なので
早起きも場合によっては必要。
今回、教授が所見をもう直接試験局に送った、
と前に書いたように、ちょっとした行き違いが生じたのだが、
自分が現在口頭試問の日程調整中だという説明を添えて
確認の手紙を送ったところ、
試験局の方でそれを延長手続きの申し出として
処理してくれたので、昨日延長許可が来た。
簡単に言うと、試験担当局に行ったり
待ったりする手間が省けた。
延長に際してここが一番面倒な部分なので、
試験局の人には本当に感謝。
 
その他、ベルリン市の外国人局からも手紙が来た。
だからこういうところから来る手紙ってのは
まずもって何かを出せ、何かがかかる、って話なわけ。
基本は。
何らかの書類、そしてそれにかかる手間とお金ってことだけど。
保険を止めたんでそれか?と
ちょっと気を揉みながら開封したら、
単にビザ更新の事前通達だった。
普段が普段だとこんな風に構えてしまうわけで、
どうしたんだドイツ人、
これ、ドイツだと気が利くようになったというか、
気が利きすぎているレベル。
素直に喜んだ・喜んでいるけれど。
 
今週の月曜、自分が見た範囲で
この冬ベルリンでちょっと本格的な雪が降った。
人が通らないところが薄く白くなるくらいの。
センチ単位にはならないくらいかな。
今年の冬は雪が積もらないうちに過ぎてくれるだろうか。

2012年1月17日火曜日

探し物は‥

つい数年前までは普通にスーパーにあった梨や柿。
それも割と一年を通じて。
それが最近は梨の方は季節によって見なくなったり、
そもそもあまり並んでいなかったりするようになり、
柿の方は一応あるにはあれどちょっと値段が高くなった。
ドイツに冬に蜜柑を食べる習慣は多分ないと思う。
が、それでも今年の冬場は何故か色々なところで
蜜柑のセールを行っている。
今年豊作だったとか何かあったのだろうか。
ネットや箱詰めで1kg1.5ユーロを切るなんてことも。
だが、こうした大量売りのやつをよく見てみると、
大体中の方に痛んでいるor腐っているやつが
混ざっているのを発見してしまうのでこういう安いのは買えず、
多少高くなろうとも量り売りで買ってしまう。
痛んでいるやつを除いてもまだ割安かな、とも思うのだけど、
1度にいっぱい買ってもずっとそればかり食べることになるからなあ、
と中々悩ませてくれる。
 
先週は色々本を探して回った。
500ページを超えていても安いはずの本で、
コピーする時間を考えたら買ったほうが早い、
でもアマゾンその他には残念ながらない、
そんな本を何冊か。
うむ、見事にどこにもなかった。
ベルリンで目当ての本を探すのは難しい。
それはずっと変わらない。
なにせ本屋自体少ないのだから。
工科大の近くにある哲学書を割と専門的に取り扱っている所
とかに行って探してもらっても、何かいつも難題を吹きかけに
行っているような気分になるくらい店頭在庫ってないなあ、と。
 
昨年末の水銀飛散事件によって、
掃除機の中に入れるゴミ袋が底をついた。
7年で4袋。
それがいかに掃除をしなかったかを物語る。
というわけでそんなにすぐ使うわけでもないが、
ないままなのは気になるので探しにいった。
掃除機は貰い物だったのだが、どうも15年前のモデルらしく、
ゴミ袋は40か50タイプはあろう店頭の在庫のどれにも適合しなかった。
どうしても手にしようとすると工場直で頼まねばならず、
最低3箱、約30ユーロかかるのだそうだ。
新しい掃除機が買えてしまう。
これはでもアマゾンを見たらまだ買えそうな感じなので
いまさら新しい掃除機を買わずに済みそうだが。
 
その他先週は、いや割とここのところずっと、
探し物が見つからない症候群に陥っているようだ。

2012年1月13日金曜日

2012年 地下鉄ねずみが発見される

日本でも朝の情報番組ってあるが、ドイツでもある。
ARD/ZDFがやっているのとSAT1という局でやっているのが。
後者の方では30分置きの毎日正確な時間で
5分にまとめた形でニュースをやってくれるので、
そっちをその時間だけ見る。
数日前のこと、歯を磨きながら見ていて、
そのニュースが終わり、
特に他にすることもなかったのでリモコンをいじっていたら、
前者の局でやっている情報番組にチャンネルが合った。
 
何に反応したのかと言うと、地下鉄ネズミの話。
ニューヨークで、そこの地下鉄に住むネズミの写真の
コンテストが開かれただか開かれるだかという話。
 
実は地下鉄ネズミはベルリンにも居て、
一番有名なのはフリードリッヒシュトラーセ(U6)のネズミだろう。
旅行者はもちろんのこと、
電車を待つ住民達もその様子を眺める。
自分も写真に取ろうと頑張っていたこともあったのだが、
今に至るまでその姿を収めることは出来ないでいる。
 
だが、それは以下のようにおそらくその必要性を
そこまで感じないからでもあるのかもしれない。
 
気づいたことは何でもメモを取るように
している自分の走り書きの中にも
地下鉄ネズミについて書いた部分があったりもする。
「ネズミ」の部分をRatte(英:rat)にするかMaus(英:mouse)に
するかで悩んだ形跡もある。
例えば意識を地上、無意識を地下だとすると、
その地下の中でも最も目に付き辛いところ、
その最底辺や物陰を主たる活動の場にしているのが
地下鉄ネズミ。
推定アメリカ人の旅行者が見つけて、
あのノリでテンション上がりまくりで
騒いでいることがあったとしても、
それを見たベルリン人は何に騒いでいるのか分からない、
それくらい普段はその存在すら気づかれないような生態。
意識による注視も無意識による監視も潜り抜けるが、
そこに何らかの否定的な意志が働いているのではない。
だから場合によって地下鉄のホームの人間に
見つかってしまうことがあるのだし、
さらに場合によっては連中は例えば夜とかに
地上に出ていることもあるのかもしれない。
さらにもっと突き詰めて言うなら、
「地下鉄」であることにも必然性はない。
昔は「納屋」であるとか「屋根裏」にいたのかもしれない。
将来地下鉄ではないところに移動する可能性も大いにある。
連中がかじってケーブルか何かが切断してしまい、
社会的機能が停止してしまうことがあるかもしれない。
だが連中には悪意も無ければ野心もあるわけではないのだ。
もう何の文脈かお分かりだろうが、
地下鉄ネズミというのはノマドとリゾームの換喩なわけであり、
フーコーの概念の中でも日本ではあまり紹介されておらず、
かつ自分からするとフーコーの概念の中で最も
ドゥルーズ・ガタリ的な概念であるヘテロトピー/異所性
とも関連を持っているわけである。
 
実は上のニュースに先立つこと1週間ほど前、
僕は地下鉄ネズミに遭遇した。
自宅最寄の隣駅、ゼーシュトラーセで地下鉄を待っていたら
そこのキオスクの壁沿いをチョコチョコと一匹のネズミが走っていった。
これもだから1つの兆候のようなものであって、
こんな風に、あたかもスポットライトに照らされるように、
出会うにはあまりに場違いなものがある。
ましてメディアのテーマとしてはなおさら。
 
ドブネズミには「写真には写らない美しさ」(ブルーハーツ)がある。
地下鉄ネズミもまた、そうなのだろう。
 
そしてこんな簡単にメディアに見つかるような概念ばかり
生産していたとあってはプロの哲学者の名折れだ。
我が身を今一度戒めよう、とかそんな出来事。

2012年1月12日木曜日

昨日のこと、ブレクのこと

さてやっと手紙を書かずに済む日々がやってきた。
といっても向こうからの返事を待っているだけだけれど。
 
そして昨日は久しぶりに本業の方で忙しかった。
まずは午前中は図書館×2で書籍探し及び借り出しとコピー。
正午スタートの講義(自由大)に出てから、
フンボルト大へ移動して16時スタートの講義に出席。
こっちの講義には顔見知りの人が結構参加しているので、
その後ちょっと談笑。久しぶりに会ったので一時間くらい。
 
自由大にしろフンボルト大にしろ、
哲学科の講義は1コマ2時間なので一日2コマは結構しんどい。
 
昼飯はブレク。
自由大の社会学問学科の横には
ちょっとしたパン類を売っているスタンドがやっていてそこで。
 
このブレク、自分は名前だけは各飲食店で見ていて知っていたが、
それがどんなものなのか知ったのは極めて最近の話になる。
ちょくちょくこのブログにも登場する最近行きつけのファラフェル屋台、
そこの屋台主と顔見知りになっているので、
何か新しいものがメニューに追加され次第、
向こうがこんなのあるよ、と勧めてくれるのだ。
そんなわけである時、ブレク食べてみないか?というので、
ああ、是非とも、と。
 
↓がその写真。
5つで3ユーロだった。
ブレクというのはパイ生地の中に肉やチーズを詰めて焼いた料理。
これが結構腹持ちがいいもので、
5つをその時は一週間かけて食べていた。
もらったやつも一個一個が大きかったというのもあった。
 
そんなわけでブレクを体で覚えた自分。
昨日のスタンドは実は初めて行ってみたところで
目ぼしいパンがなかったところ、
メニューにブレクってあったから、
ああ、じゃあそれにするか、と。
学食で出るようなちょっとした軽食のつもりで、
あるいはミニピザのようなものが出てくるつもりで。
そうしたらこれがまたやたらとボリュームがあるのが出てきた。
時は既に12時15分前、
上に書いたように12からの講義に出る予定。
出されたものを見たときは、
あ、これは講義出れないかも、と本気で思った。
が、先週その教授から論文の評価をもらったばかり。
それで今週欠席したなんてことをしたら
明らかに変な嫌疑を生んでしまう。
中に入っているものが何種類か選べて、
自分はほうれん草のやつを選んだのだが、
実際にはほうれん草+チーズで、
ちょっと建物の中、まして講義室で食べられるようなものではなかった。
外は寒い。
しかし外で食べた。
ある程度片した後は残りをビニール袋に包んだけど。
借りた本をバッグの中で汚さないよう、
買い物袋できれいなやつを常に入れてあるのだ。
丁度一度も使っていなくて、しかも最近入れたばかりのやつがあった。
ついていた。
チーズもポロポロこぼれたやつがコートの袖口等にかかったりするし、
今度は素直に肉にしておこうと思った。

2012年1月6日金曜日

暖かくなったとおもったら嵐

あのコート要らずの年始、
動物も冬眠する機を逸してしまった
なんて言っていたと思ったら、
その後には低気圧がもの凄い突風を運んできた。
ドイツでは低気圧や高気圧に名前を付けるのだが、
今回の低気圧はアンドレアといい、
とにかくニュースではアンドレア、アンドレア、言っている。
ハンブルクでは魚市場が水浸しになって封鎖、
そんなこともあったらしい。
ベルリンでは、突風はもちろんだけど寒さをもたらしたかな。
水曜からだったけれど、今日なんかも結構寒かった。
 
副査の教授の論文評価の評価について
主査の教授と短く話した。
フレーゲやゲーデルくらいまでなら分かるとしても
ブールとか出てきて、
いや全然数学基礎論とは関係ないテーマなんだけれど、
ということに主査の教授も面食らった内容だった、と。
口頭試問の日程が来学期になるってことは
学籍登録も延長しなければいけない、
とか色々事務手続きが増え、そのことも話したら、
教授は必要となる所見をもう大学に送ってくれたらしい。
が、自分の方には何も大学から来ていないので、
ちょっとこれまでの経緯の説明も含めた手紙を書く。
手紙、と言えば、保険屋との戦いはまだ続いているので
こっちにも送らねばならない手紙がある。
 
最近、近所の郵便局はいつ行っても混みまくっている。
今日も20分くらい列でまったのではなかろうか。
クリスマス前はとにかく混む。
プレゼントを郵送する・止むを得ない事情でしなければ人がいる。
だからその時期混むのは非常に分かるのだが、
もう今の平常時でなぜ混んでいるかよくは分からない。
 
二つばかりちょっといいニュースがあったかな。
1つは円に対するユーロ安が進行。よし。
為替の波形を別の通貨と比べる限り円高なだけだろう。
ちなみにメルケルは年末声明で来年はもっと厳しい年になる、
なんて言っていたなあ。
一応ドイツは今好況が来ているはずだけど。
 
もう1つのよいニュースはロイスがドルトムントに移籍。
サッカーの話ね。
バイエルンじゃないか、バイエルンじゃないか、と
言われもし、自分も思っていただけに。
ブンデスリーガの後半戦が始まる頃に
前半戦の総括でもやるか、とか思っているが、
今シーズンの前半戦の話題はとにかく
この22歳に集まった感がある。
これもまたいい選手を育てたなあ、という印象。
ドルトムントのゲッツェ、バイエルンのミュラーやクロース同様、
バルサやアーセナルに行ってもやれそうな選手。
ドイツにも上手い選手が増えた、ホント。
そして皆まだ若い。
ロイスもやがてはバイエルンに行くのでは、と思うが、
まあそれは仕方がないとしても、
今の段階でまずその道を選ばなかったことに拍手。
あ、でもドルトムントは1トップにその下3枚の攻撃陣、
両サイドのゲッツェとグロースクロイツは要として、
トップのレバンドフスキは前半戦ある意味予想外の好成績。
ある意味というのは去年チームを引っ張った
バリオスが怪我をしてその代役だとばかり思われていたら、
バリオスを控えにするくらいの働きを見せたから。
ともあれ1トップには控えまでいるという戦力、
となるとロイスは‥香川のとこか?
だとすればこれもまたある意味では
そこまでいいニュースではなくなるが、
いやいや、いい試練かもしれない。
そういう刺激も必要な時期かな、
とは見ていて思ったことだし。

2012年1月3日火曜日

1月はもう2日から色々開始

要は単にクリスマスが正月で、
日本より一週間早く正月を終えたと考えれば、
いつまでも正月気分というわけにも、なのかな。
 
しかし今年は年が明ける前にツリーが道端に
もう捨てられてあったなあ。
 
今年の冬は何故か知らないけれど、
一体感を持って宣伝業界が暗躍していたと思う。
クリスマスはいつものことだとしても、
各店がどこもかしこもこの規模で
玩具の宣伝をしたのはなかったように思うし、
クリスマス後は花火の宣伝、
宣伝だけでなく、花火はじめました、の
横断幕が大小様々な各店で張り出されていた。
そしてクリスマス休暇期間の明ける今週は、
その間に増えた体重を減らすことを目的に、
スポーツ用品と低カロリー食品の
宣伝で埋め尽くされている。
これくらい一丸となってやられると
その気にもなるんじゃない?と
どの1つにも参加していない自分が言う。
 
さて、昨日月曜は早速自分も行動を開始で、
国際学生証を作りに行ってきた。
12月で期限が切れてしまう仕組みなので。
そしてどうも本当は9月くらいから次の年用の奴を
作ってもらえるようだということをそこで知った。
わざわざこんなギリギリをやることもなかったわけだ。
まあ別に問題はない。
 
そんな昨日はベルリンの気温が9度-13度と出て、
冬物コート要らず、なんて言われていたりもした。
確かに冬物コートしかないのでそれを
着ていった自分は汗をかいた。
ちょっと走ったりしたせいもあるけれど。
すれ違う人の中には半袖Tシャツの人も
一人だけだけどいるにはいた。
いや、これは極端すぎる。
いくらなんでもそこまで暖かいわけではない。
 
さてそして今日はゼミだ。
と、今しがたメールをチェックしたら、
副査の教授の論文評価が届いていた。
それではそれまでにこれを読むことにしよう
‥って2ページしかねえ。
最初のページには大学のロゴみたいなのが入っていたり、
最後のページには署名と評価が幅を取っていたりするので
正味1ページくらい。
まあこれもこれでいいやね。読む時間が省けて。
 
2時間前の天気予報では雨か雪みたいなことを言っていて、
何か晴れてきたベルリンより。

2012年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

この冬は、一昨日コートにくっつく大粒の雪が降った以外、
雪も取り立てて降らず、ましてや積もらず、
気温もそこそこに高いままを維持している以上、
大晦日は絶好の花火&爆竹日和となった。
クリスマス明けから、特に一昨日と、
そして本番である昨日大晦日は特に外は賑わって、
一晩中、そして明け方まで爆発音が響いていた。
 
ベルリンには三箇日は存在しない。
従って元日が日曜の今年は明日から授業開始。
まあ、自分なんかはさすがにもうそれは慣れているので、
クリスマスが明けたらもう準備、みたいな気構えをしている。
例えば髪の毛を切ったり。
まあ、それくらいしかないか。
でもきっと最初の週は皆自主的にサボって、
講義やゼミの参加者が極端に少なかったりする。
一応、本当に一応、クリスマス、と呼ばれる期間は
ベルリンでは今年は1月3日まで。
家族とかいるとそんないきなり気持ちが
切り替わらないのかもしれないし。
そこらへんは各自適当に。
 
ともあれ、
皆様にとってよい年でありますよう。