2010年4月26日月曜日

特に何ということもないが長い話

昨日なんかは街行く人々がこぞって半袖だった。
とりあえず気温は17℃くらいだったはずなんだけど‥。
今週の木曜の予報で最高気温が26℃とか
出ているのだが、本当か、と。
 
ブンデスリーガもいよいよ大詰め。
ヘルタ・ベルリンは土曜も負けて、
残留には残り2試合全部勝つのが最低条件、
という状況に追い込まれた。
‥本当はもう結構前に追い込まれていた。
というのも次節はアウェーでレバークーゼン、
その次の最終節がホームでバイエルン・ミュンヘン戦。
チーム名を聞いただけで「オワタ」と思える人は
それなりのブンデスリーガ通だろう。
レバークーゼンは今シーズン、特に前半期、
個人的には一番面白いサッカーを展開していた。
シーズン終盤に向けて次第に調子を落とし、
優勝戦線から離脱してしまったが、
正直今期はこのチームに優勝してほしかった、
と、そういうチーム。
 
バイエルンは個々の面子からすれば
確かにブンデス最強だろうが、
このチームはもうかれこれ何年?
それも5年とか6年とかのレベルではなく、
もっと長い期間に渡って、
課題であるディフェンスの強化を怠り続け、
豊富に所持する有り金ほとんど全部を
攻撃面の選手の獲得につぎ込んでいる。
そうして新加入した選手は、
持ち前の技術の高さで最初の内こそ成功するのだが、
少しすると、それも単に突発的な変動だった、
という様な状態へ収束していく。
チームの基礎は何ら改善されることなく
放置されっぱなしのままであるから。
今期この突発性の変動をもたらしたのがロッベン。
正直好きな選手だ。
だから選手としての活躍はうれしいものの、
バイエルン優勝となるとあまりうれしくない。
やむを得ない(?)ところだが、
現在勝ち点で並ぶ2位のシャルケを応援している。
 
そのシャルケがバイエルンに追いついたのが、
他ならぬ今節のヘルタ・ベルリンに対する勝利によって。
ヘルタはホームだったのだが、
ホームで本当に勝てない。というか負ける。
プレッシャーがかかる状況ではかえって
アウェイの方が気が楽なのかもしれない。
だがこれは戦い方にも原因の一端があると思う。
監督フンケルは「一か八か(オール・オア・ナッシング
の意だが、日本語でそういう慣用句あったっけ)」
で戦う、とか言っていたが、
確か前にも書いたように、この人はそんなことをしない。
というか出来ない。
本人は心理作戦を仕掛けたつもりだったのかも
しれないが、ファンもマスコミも、
そして多分対戦相手もそれをハッタリだと
分かっていたように思う。
フタを開けてみれば、相手を待つ時間の多さは
やはり少しもリスクを冒した戦術ではなかった。
もっとリスクを冒し、例えば点を入れたりすれば
サポーターの声援は後押しになって、
流れをぐっと引き寄せられるのだろうが、
これでは逆に時間経過とともにプレッシャーが
増して行くばかり。
決定機も何度も逃した。
結局87分、終了3分前という時間に相手に点を取られ0-1。
確か起点はシャルケの交代で入ってきた選手から。
むしろ‥という。
選手もファンもかなりガックリな展開。
スタジアムでは泣いている男性も。
 
何かこれは‥と思った人がいたら、
それは多分、今度のワールドカップで
日本代表がしそうなサッカーだということ。
それに先立つ先週、岡田監督が
欧州に視察に来てチャンピオンズリーグを
見ていったそうだが、
バルサとインテルの試合なんかは、
あれが代表のレベルで参考になる国なんて
あるのか、というくらいの内容だったから、
正直あまり意味がなかったのでは‥と思う。
それよりヘルタの試合を見ていったら良かったのに。
まあ、半分冗談。

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